京都を代表する風景の一つが、八坂の五重塔に通じる狭い参道である。ドラマや映画によく登場する。「はぐれ刑事」でもここが使われていた。小料理屋・漬物屋などが並ぶ路地の正面に、堂々とした五重塔が聳えている風景は、京都ではここでしか見られない。
ここを歩いてみたいと前々から思っていたが、ようやく念願がかなった。昼ごはんを、そこにある小さな小料理屋で食べた。定食を注文したら、煮魚と漬物と味噌汁が出てきた。京都らしい薄味で美味しかった。料金も驚くほど庶民的だった。
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秋の京都を散策した。紅葉を見に来た人でどこも人で溢れていた。清水寺でお参りした後、八坂から円山公園へ通じる落東の道を歩いた。ここも人で溢れていた。
山椒の香りが漂う七味唐辛子を売る店から二年坂と呼ばれる坂道を下る。数寄屋作りの店先に竹下夢路の名前を染め抜いた幟が立っている。その昔この辺りに竹下夢路が住んでいたという。赤や黄色に色付いた木々の葉が太陽の光にきらきら輝いていた。京名物の豆腐料理をどの店で食べようかな。
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茅葺屋根の集落は、世界遺産の五箇山が有名だが、京都にも茅葺屋根の家並みがあるというので出掛けた。日本海側の小浜から京都市に抜ける国道162号線をしばらく走った美山町に茅葺屋根の集落が保存されていた。
山裾に広がる田んぼの向うに茅葺屋根の家々が並んでいる。五箇山とは少し趣の違う切妻造りの茅葺屋根である。その数は30もあるだろうか。保存するための努力があるからこそ残されている風景だ。今も人々が生活する茅葺集落の道路を観光客がぞろぞろと歩いていた。

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