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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
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福井県越前町 おこのぎ漁港にて

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  滋賀へ行った帰り道、越前海岸を走った。八号線を走れば、早く富山に着けるのだが、のんびり走れる海岸道路の方が旅人の性にあっている。
  冬場を迎え、カニ料理の幟が道沿いに並んでいる。ここで獲れるカニの爪には、越前産を証明する黄色いタグが付いている。タグがあるかなしで、値段が倍は違うから驚く。本当に味が違うのだろうか?
  越前おこのぎ漁港に立ち寄る。強風の中でも、釣りをしている人がいる。狙いはアジのようだ。岸壁から海の中を覗くと、たくさんの魚が、群れているのが見える。釣り人は、面白いようにアジを釣上げていた。
  その横に停泊している魚船の中で、三人の青年が網の手入れをしていた。白い船体には「兄弟丸」と船名が刻んである。「きっと三人は、兄弟に違いない」と旅人は思った。
[ 2011/01/05 16:52 ] 福井県 | TB(0) | CM(0)

福井県越前町  大樟(おこのぎ)漁港

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                   越前 おこのぎ漁港

 敦賀新港から富山へ向けて出発した。冬の日本海が見たくて、越前海岸沿いを走ることにした。越前海岸入口にある越前・河野しおかぜラインは、無料になっていた。海岸は、強風で白波が立ち、荒れていた。こういう景色の中を走って行くのも味わいがある。
  カニ漁が最盛期を迎え、海岸沿いに並ぶ民宿には、「越前かに」の幟がはためいていた。「越前おこのぎ漁港」に立ち寄ると、カニ漁を終えたばかりの小さな漁船が入港していた。トロ箱の中で、大きなズワイガニがうごめいていた。これから競りが始まる所で、ズワイガニの他にもアカガレイ、タラ、アイナメなどのトロ箱が並んでいた。やはりズワイガニのトロ箱が一番多かった。ズワイガニの茹で立てを食べたら、どんなにか美味しいことだろう。
[ 2010/01/21 06:18 ] 福井県 | TB(0) | CM(0)

福井県高浜町 道の駅「シーサイド 高浜」 その2

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                   道の駅「シーサイド 高浜」 

  朝五時半起床。辺りはまだ真っ暗であるが、駐車場の薄明かりの中に、たくさんのトラックが停まっているのが見える。外へ出て見て、驚いた。広い駐車場がトラックやトレーラーで埋め尽くされていた。その数は二十台近い。物流の時代になり、その動脈を支えているのが、トラックやトレーラーであることが理解できる。
  旅人も、近頃、宅配便を利用する機会が増えた。近くに宅配便の事務所があり、夜八時までに荷物を届ければ、翌朝には、名古屋や東京に着いてしまう。「本当に便利な世の中になったなあ」と思う反面、猛スピードで走るトラックやトレーラーには恐怖を感じている。トラックやトレーラーが、もっとのんびり走ってくれたらと思う。道の駅で宿泊していても、以前には、こんなに沢山のトラックやトレーラーを見なかった。やはり、今の社会は、異常な状況の中で支えられているようだ。出した荷物が、明日の朝に着かなくてもいい。もう少しスピードダウンして走れる世の中でいいのではないだろうか。「仮眠している運転手さんたち、ご苦労さん。くれぐれも安全運転で、のんびり走ってね」と願う旅人だった。
[ 2010/01/17 05:53 ] 福井県 | TB(0) | CM(0)

福井県高浜町  道の駅「シーサイド 高浜」 その1

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        道の駅「シーサイド 高浜」
 
 午後五時半、道の駅「シーサイド高浜」に到着した。辺りはすっかり暗くなっている。タオルを持ち、風呂へ行く。 ここの風呂には、日本海側を旅する時には必ずと言っていいほど入っている。旅人には、お気に入りの風呂である。風呂自体は、沸かし湯なのであまり特徴はないが、休憩室に飾ってある絵が素晴らしい。
 地元作家、貝井春治郎氏のカジキ漁を描いた巨大な油絵である。厳しい冬の海で、獲物と格闘する漁師たち、その背後には、巨大なカジキが鋭い目を開いてにらみつけている。この絵に出合ったのは、今から十年ほど前になる。旅人が絵を描き始めた頃で、悪戦苦闘していた時、「絵はこのように描くのですよ」と教えてくれた作品である。この日も、休憩室の入り口に飾られていた。このような絵が描けるようになるには、まだまだ修行しなくてはならない旅人だった。
[ 2010/01/17 05:50 ] 福井県 | TB(0) | CM(0)

福井県敦賀市 「人道の港 敦賀ムゼウム」

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                 人道の港 敦賀ムゼウム

  敦賀港芝生公園の反対側に「人道の港 敦賀ムゼウム」という不思議な名前が付いた建物があった。この建物も最近建てられたようだ。第二次世界大戦の最中、リトアニアのカウナスにあった日本領事館の杉原千畝領事代理が、ナチスドイツの侵攻によりポーランドから逃れてきたユダヤ人難民たちに、日本通過のビザを発給し続けたという展示がある。
  「シンドラーのリスト」という映画があったことを思い出した。ナチスが支配する戦時下のドイツにおいて、たくさんのユダヤ人たちの命を助けた実業家がいたという内容で話題を呼び、アカデミー賞を受賞した作品だった。日本にも同じように、ユダヤ人難民の命を救った人がいるという形で、紹介されたのが杉原千畝氏だったと記憶している。敦賀にその人を紹介する建物があることを、この日初めて知った。
  当時、敦賀港は、日本とシベリア鉄道経由でヨーロッパを結ぶ玄関口になっていたそうだ。それで、シベリアを経由して逃れてきた難民たちが敦賀港にやって来たのだという。上陸したユダヤ人難民たちを敦賀市民が温かく迎え入れたという新聞記事も紹介されていた。この資料館を見学し、杉原千畝氏の功績を詳しく知ることができた。戦争は絶対にしてはならないと思った。
[ 2010/01/15 09:20 ] 福井県 | TB(0) | CM(1)

福井県敦賀市 敦賀鉄道資料館

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                       敦賀鉄道資料館

 敦賀港のすぐ横に三角屋根のあるモダンな建物があった。以前来た時には気が付かなかったが、敦賀鉄道資料館と表示がある。入場は無料で、中には、鉄道模型や敦賀の鉄道や港の歴史パネルなどが展示されていた。表に出てもう一度よく見ると、旧敦賀港駅舎と表示かある。入り口でもらったパンフには、「旧敦賀港駅舎は、敦賀港開港百周年を記念して1999年に再現したものであり、日本海側で初めて鶴賀に鉄道が通ったことを記念して、2009年、鉄道資料館として開館した」と記されていた。
[ 2010/01/15 09:15 ] 福井県 | TB(0) | CM(0)

海上保安庁 巡視船「ほたか」

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                海上保安庁 巡視船「ほたか」

 敦賀港に寄り道した。以前に来たことがあるが、風景が大きく変わっていた。大きな芝生の公園ができ、江戸時代にあったような旧い灯台も設置され、市民の憩いの場所にしようと整備が進んでいた。
 港には、海上保安庁所属の巡視船が何隻も停泊していた。敦賀には原子力発電所があり、日本海を挟んだ対岸は朝鮮である。この船は、海上警備に活躍しているのだろう。
[ 2010/01/14 21:59 ] 福井県 | TB(0) | CM(0)

敦賀新港 釣り公園

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                  敦賀新港 釣り公園

  国道八号線をひたすら走り続け、午前十時、敦賀に到着した。少し寄り道していくことにした。初めに敦賀新港に立ち寄った。ここには北海道へ行くフェリーターミナルがある。この桟橋からは三回ほど乗船したことかある。ちょうどフェリーが出航したところで、沖合いに大きな白い船が見えた。もう少し早く来ていれば、出向風景が見学できたのに、残念だった。
  立ち寄ったのには、もう一つお目当てがある。ここには釣り桟橋が設置されているのだ。今日もたくさんの釣り客が、竿を伸ばしていた。駐車している車のナンバーは、名古屋や岐阜の車が多い。東海地方の釣り客には「ここは絶好の釣ポイントですよ」と宣伝が行き届いているのだろう。
  近くで釣っていた若者の竿が大きくしなっている。大物がかかったようだ。人が集まり出した。やがて、大きな意され、獲物が確保された。引き上げられたのは、大きなハマチだった。釣り上げた若者は、「まさか、釣れるとは思わなかったが、メバルを付けて釣っていたら、ぐぐっときたよ」と、笑顔を浮かべ、興奮気味に話していた。やはりここは、大物が釣れる場所なのだ。
[ 2010/01/14 19:55 ] 福井県 | TB(0) | CM(0)

福井県あわら市 北潟湖 

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  敦賀から越前海岸を走り続けた。十一月になり、てっきりズワイガニ漁が解禁されているとばかり思っていたのだが、まだ少し早かったようだ。越前海岸にあるどこかの民宿でカニの昼食でもと、思っていたのだが、民宿群に賑わいはなく、どこもひっそりとしていた。
  東尋坊を過ぎてから、海岸線と離れて、国道305号線を加賀市に向けて走り出した。紅葉時期を迎え、木々が美しい。しばらく走ると、美しい湖畔の横の道になった。巨大な赤い橋が見えてきた。休憩を兼ねて、駐車することにした。
  「北潟湖」という案内板が立っている。湖の周りには、サイクリングロードがあり、レンタル自転車も貸し出しいるようだ。最近できた感じがする赤い橋は、光り輝いていた。たくさんのお金が使われたのだろう。
  橋の横で、親父さんが釣りをしている。「コイかフナでも釣っているのですか」と声を掛けると、「いや、スズキをねらっているのです。昨日もここで大きなスズキを釣りました」と、思いがけない返事が返ってきた。この湖は、海とつながっているようだ。
[ 2009/11/24 14:36 ] 福井県 | TB(0) | CM(0)

福井県小浜市 浜焼きサバを売る店

NHKテレビ朝の連続ドラマ「ちりとてちん」は、先週土曜日で終了した。毎日欠かさず見ていたが、近年になくおもしろかった。落語が中心になり、団塊の世代には付いて行ける内容だった。
そのドラマの中に、小浜の浜焼きサバを売る店が登場した。その店の絵が描きたくて出掛けた。一軒の店は描いて、すでに、このホームページで紹介しているが、実は、浜焼きサバを売る店は、もう一軒あった。それが、今回の絵の店である。
小さな商店街の入口と出口に、浜焼きサバを売る店があり、どちらの店もテレビに登場していたのだが、一軒の店と紹介されていたのだ。現地へ行かなかったら、ずっと知らなかった話だ。
小浜では、「ちりとてちん」を巡って、この他にも、あっと驚く話を幾つか手に入れたのだが、この続きは、後日にご期待を!
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[ 2008/03/30 18:41 ] 福井県 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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