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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
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飛騨古川祭り

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               勇壮な起し太鼓

  今日受け取った飛騨市民新聞に「飛騨古川祭り 四月十九日・二十日」と大きなタイトルが付いている。日本三大裸祭りの一つ、古川祭りが今日から明日に掛けて開催されるようだ。古川祭りは、さらし姿の男たちが、「越し太鼓」と呼ばれる巨大な太鼓を打ち鳴らすお祭りである。一度は見なくてはと、四年前に出掛けたことがある。
  十九日深夜、まつり会館前の広場に千人近い裸男たちが終結した。中心には、巨大な太鼓が載った櫓が置かれている。神事が終り、やがて、太鼓の上に裸男がまたがり、長い撥を持って、太鼓を打ち鳴らし始めた。いよいよ祭りの始まりである。しばらくして櫓が、裸男たちに囲まれながらゆっくり移動し始めた。フラッシュが炊かれ、祭りは最高調を迎えたようだ。
  大太鼓が、広場から町の通りに出ると、この大太鼓をめがけて、付け太鼓と呼ばれる小さい太鼓が突入を始めた。怪我人が出そうな迫力のある攻防が始まったのだ。やんちゃ祭りと言われるのは、このことを指して言っているようだ。
  大太鼓を護衛する裸男と付け太鼓を担ぐ裸男との攻防を繰り広げながら、櫓は街中をゆっくり進んで行った。起し太鼓が終了したのは、午前一時過ぎだった。そして、古川祭りは、起し太鼓を皮切りに二十日の屋台曳き揃え・獅子舞・子ども歌舞伎など祭りのメインに進んで行く。
[ 2010/04/20 10:09 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町へ行って来た

もうすぐ三月だというのに、毎日のように雪が降り続いている。しかし、ベタ雪で、日が差せばあっという間に解けてしまうから、ありがたい。春は確実に近づいて来ているようだ。
 神岡町の旧神岡鉄道奥飛騨温泉口駅前に「茶樹」という名前の喫茶店がある。四年ほど前から懇意にしている喫茶店で、今は、旅人の水彩画を常設で展示してもらっている。去年、旅人の手作りカレンダーを十部ほど置いてもらったのだが、完売したという知らせが入り、集金がてら、気分転換に神岡の町までドライブすることにした。
 国道四十一号線を走るのは、苦手だ。何せ、猛スピードで走る車に追い立てられるからだ。特に平日だと、その車がダンプやトレーラということになる。幸い今日は土曜日である。大型車は少なそうだ。「車にはくれぐれも気をつけてね」という上さんの言葉に送られて出発した。
 予想通り、大型車の姿はなく、日頃、道路工事が行われている所も、解除マークがついていて、快調に走って行ける。途中、松本ナンバーのワゴン車に抜かされたくらいで、神岡の町に到着した。
 喫茶店「茶樹」は昼時を迎え、女将さんが忙しそうにランチを作っていた。カレンダーの代金を受け取り、コーヒーを注文した。「今年の冬は、雪が多いですね」と声を掛けると、「神岡も何年振りかの大雪です。毎日、除雪がたいへんです」と、返事が返ってきた。神岡は、細入より寒いから、凍てついた雪の除雪は大変だろうなあと思った。喫茶店のテレビからは、冬季オリンピックのスキー競技が流れていて、お客さんたちが食い入るように画面を見つめていた。日本はまだ金メダルを獲得していない。浅田真央は金メダルを取れるのだろうか…。

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                旧神岡鉄道「奥飛騨温泉口駅」

  帰りに、奥飛騨温泉口駅に寄った。神岡鉄道が廃線になった後も、この建物は、以前のまま残されている。主にバス停として利用されているが、春、夏、秋の行楽時期には、旧神岡鉄道の廃線になった線路を自転車で走る「レールマウンテンバイク」の取組みが行われている。この駅舎はその出発駅になっている。入口には、「レールマウンテンバイク」の垂れ幕が掛かっていた。今年は、もう少し路線を長くしようと、飛騨市に申請しているそうだ。実現すれば、話題を呼びそうだ。

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        釣瓶橋からの高原川の風景

 駅前のすぐ近くにある釣瓶橋まで歩いた。橋の上から下を覗くと、雪が積もった渓谷をコバルトブルーに染まった水が流れていた。岩肌や木々の色がくすんでいたので、川の色がいっそう美しく見えた。
 帰りの国道は、飛騨ナンバーの車にトンネルの中でパッシングライトを点滅され、ひやひやどきどきの運転になったが、無事家路についた。ああ、疲れた…。
[ 2010/02/21 16:53 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

「宮川温泉 オンリー湯」へ行って来た

  立春を過ぎたというのに、まだ春は遠い。連日のように雪が降り続いている。今朝も二十センチほどの積雪があり、行政のブルドーザーが除雪をしていった。旅人も、日課になっている通学路の除雪を終えた。
  朝食を済ませ、今日の予定について上さんと話す。年末から取り組んでいる絵本作りが忙しく、二人とも、買い物に出かける以外は、家にいる日が続いている。「久しぶり近くの温泉にでも行こうか。無料券があるから、宮川のオンリー湯にしよう」と提案する。おばあさんも一緒に、家族三人で出かけることになった。
  午前十一時、出発。除雪が行き届き国道に雪はない。庵谷トンネルを抜けると、道の両側に雪の壁が続いていた。やはり、片掛や猪谷は雪が多い。
  猪谷から国道三六〇号線に入る。「ここで、去年雪が崩れて来たのよ」と上さん不安そうに言う。国道脇の斜面を見上げると、雪の塊がぶら下がっている。いつ崩れ落ちてきても不思議ではない。雪崩に遭わないことを願いながら、車を走らせた。
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                    飛騨マンガ王国

  家を出て十五分、オンリー湯に到着した。ここは、白木ヶ峰スキー場として発足した施設だ。子どもがまだ小学生の頃、スキーを滑りに何度も訪れた。冬場だけスキー場として営業していたのだが、やがて温泉施設が作られ、マンガの資料館も併設され、年中利用できるようになった。
  今日は平日だが、けっこう車が止まっている。建物の横で、大きな重機が動き、工事が行われていた。施設を改良するようだ。車は、その人たちの物なのだろう。
  立派な温泉施設だが、訪れるお客さんはそれほど多くないようで、つい先日行われた「そばまつり」も閑古鳥が鳴いていたという話を聞いた。この不況の中、どこの温泉施設もお客さんに来てもらうため、苦労しているようだ。
  入館し、風呂へ直行した。天然温泉の浴槽に浸かる。湯の温度は四十度くらいだろうか。少し温めていると説明がある。お湯は少し茶色く、ぬるぬる感があるから、温泉に入っているという感じがする。しばらくしたら、サウナ室の扉が開き、親父さんが出てきた。貸切だったと思っていたのだが、そうではなかったようだ。
  頭も洗い、さっぱりした気分で風呂を出た。しばらくしたら、上さんとおばあさんも出て来た。「いいお湯だったわ。ぬるいからと、長湯をしたら、のぼせてしまったわという先客がいたわ。温泉は後からポカポカしてくるから、長湯は禁物ね。」と、おばあさんが笑っていた。
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                   宮川温泉 オンリー湯

  昼食はここの食堂で食べた。上さんたちは天ぷらそばを、旅人は日替わりランチを注文した。日替わりランチは、六百円である。これだけお客が少ないのに日替わりランチがあるのが不思議だが、この辺りで食事ができる施設はここだけである。風呂には入らず、昼食だけを食べに来るお客さんが多いのだろう。この日も、食堂は結構混んでいた。
  ランチが届いた。お盆には大きな土鍋が載っている。着火剤に火が付けられ、本格的なコース料理のように見える。飛騨牛でも入っているのか期待したが、中味はおでんだった。大根、竹輪、油揚げなどの定番の材料がつゆの中で煮立っていた。素朴なおでんだったが、薄味で美味しかった。一緒に出て来たキャラブキも美味しかった。上さんたちが注文した天ぷらそばには、大きなエビが載っていた。ここは、格安で美味しい田舎料理を食べさせる食堂として、評判になっていることだろう。
  食事を終え、外へ出た。目の前には、広いスキー場が広がっていた。白いゲレンデを見ていたら、昔、子どもたちとスキーを滑りに来た時の風景がよみがえって来た。甥っ子がリフトから落ちたこと、子どもたちにいいところを見せようとして、ゲレンデの段差で転んで、したたか体を打ちつけたこと、上さんの知人が食堂で働いていて、いっぱいお土産を貰った事…。このスキー場には、いっぱい思い出が残っている。
  まだしっかり雪はある。週末には、スキー客たちが、たくさんの思い出をここへ残していくことだろう。 ひょっとしたら、いつの日か、大きくなった孫たちが、このスキー場で滑る日が来るかも知れない。そんな楽しい日が来ることを期待しながら、オンリー湯を後にした。
[ 2010/02/15 10:37 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市宮川町林 美しい風景 

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  高山本線坂上駅近くの宮川沿いに美しい風景がある。ダムで堰き止められた湖水に映る集落の景色だ。そこは、昨年の秋、偶然発見した。
  それ以来、この場所を通る時は、必ず立寄ることにしているのだが、残念ながら、湖面が波立ち、あの風景は、ずっと見ることができないでいた。
  秋風が吹き始め、稲穂が黄金色になり始めた九月のある日、飛騨の風景をスケッチしに出掛けた。国道三六〇号線を走り、種蔵でスケッチした後、お目当ての場所へ車を走らせた。
そして、あの風景に再会したのだ。ひっそりと静まった湖水に、木々や集落がその姿を映している。前にも感じたことだが、ヨーロッパのどこかの国を旅しているのではないかと錯覚するような美しい風景が目の前に広がっていた。
  そして、辺りを見回して気づいたことがある。それは、この湖水の淵を高山本線が走っていたのだ。列車からも、この風景を見ることができるのだ。列車の窓から見たら、どんな感じになるのかな?
[ 2009/10/08 17:21 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市宮川町種蔵  種蔵の土蔵

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  先日、猪谷関所館で「飛越ふれあい祭」が開かれた。毎年冬場に「ブリ・ノーベル街道祭り」として開催していたのだが、今年から春に、形を変えて開催することになったのだという。その折に、旅人の水彩画展も開催してはどうかと依頼を受け、地域の絵を中心に、17点を展示した。会場は、終日たくさんの人で賑わい、旅人の絵も好評だった。
  絵を見ていた人の中に、「種蔵の土蔵の絵はいい感じ描けていますね」と話し掛けてきた女性がいた。その人は種蔵出身で、肉親は今も種蔵に住んでいるということだった。旅人が、「昨年から、種蔵を何度も訪れ、描いた水彩画は10枚を超えています」と話をすると、「種蔵に宿泊施設が出来たのよ。まだまだ宣伝不足だけど、種蔵の雰囲気にぴったりの施設だから、貴方もぜひ宿泊してみたら」と勧められた。そういえば、つい最近、その宿のご主人からメールを貰ったことを思い出した。
  旅人は、「種蔵は素晴らしい所です」という宣伝も含めて、種蔵の絵を猪谷駅前の森下友蜂堂に、8枚ほど展示しているが、「笠寺での取り組みのように、種蔵でも旅人の絵が活用できるのではないか」と考え始めた。
[ 2009/06/30 14:29 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町  西里橋

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  西里橋を描き始めてから、4年近くになる。今までに10枚は超えているように思う。不透明水彩絵の具で描いたのは今回が初めてであるが、だいだい満足できる絵になったように思う。
  ところで、不透明水彩絵の具を使ってみて、幾つか気が付いたので、まとめてみた。
  その1 不透明水彩絵の具は、子どもたちが日頃使っているものだから、格安である。今回利用したペンテル製は、12色入りで、480円だった。不透明水彩絵の具なら、とてもその値段では購入できない。
  その2 不透明水彩絵の具は、薄い色から順に塗っていけば、容易に新しい色を塗り重ねることができる。「この色は違っていた」ということで、水で洗い流さなくても、その上に少し濃い目に塗れば、色が変えられる。透明水彩より本当に簡単である。
  その3 濃い色を塗ってしまった後でも、白色を使えば、色の修正ができるのだ。この点が、透明水彩とは決定的に違っていた。透明水彩の場合は、白色の扱いが難しく、紙の白色をいかに利用して描くかにいつも神経を使っていたように思う。その苦労がなくなった。
  水彩画を、子どもたちに教えるポイントが少し分かったように思う。不透明水彩絵の具は、子どもにぴったりの絵の具のようである。
[ 2009/06/07 20:26 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町 高原川沿いの風景

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  今日は6月2日。夏服に衣替えした中学生たちは、家の前を歩いて行った。我が家でも、朝から、上さんが石油ストーブを片付け、扇風機を準備していた。そしたら昼頃から急に暑くなり、「今日の富山は、最高気温が31.9度。真夏日です」とラジオからアナウンサーの叫ぶ声が聞こえて来た。上さんの予想は的中。いよいよ本格的な夏を迎えたようである。
  そんな中、朝から、旅人は先日スケッチした絵に色を付けている。旅人が日頃使う絵の具は、透明水彩である。10年ほど前、「絵を描くならこれを使いなさい」と、妹が贈ってくれたものだ。ところが、今日は、不透明水彩絵の具を使っている。今まで本格的に使ったことのない絵の具を使っての苦戦が続いていた。
  実は、先日、細入の教育委員会から、「子どもたちに水彩画を教えてほしい」と依頼を受けたのだ。子どもたちが使っているのは、不透明水彩絵の具である。旅人は、その絵の具を使って本格的に絵を描いた経験がない。それで、慣れない絵の具を使っての試みが始まった。最近になって、「不透明水彩絵の具とはこういう特徴があるのだ」ということが少し分かり、子どもたちにも教えられそうな気がしてきた。
  今日は、その成果をみようと、神岡のスケッチに色を付けていたのだ。絵は完成した。これなら、不透明水彩も描けそうだ。
[ 2009/06/02 16:55 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(1)

飛騨市宮川町種蔵 種蔵集落全景

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  高台からの種蔵集落の全景である。明日にも田植えができそうな水を張った田んぼが、下の方へと連なっている。こういう田んぼを棚田という。
  種蔵の棚田風景は有名で、全国から見学者が訪れているそうだ。見学者が車を停める駐車場は、この風景では、一番下になるが、そこから棚田を見上げると、田んぼを支える石垣が城壁のように上に伸びている。この高台からは、断崖に田んぼが作られているように見える。凄い風景である。
  急斜面に存在するこの集落の人たちが、こういう地形でも、米作りをしようと、この棚田を作ったのだが、資料によると、石積み用の石は、田んぼから2~300mほど奥地に、適当な石を拾い集めておき、冬になってから雪の上をそりで運んだそうだ。棚田作りが完成したのは、昭和27年頃ということだ。大変な苦労があったのだろうが、手元の資料に具体的な話が載っていないのが残念だ。
  この種蔵で、もう一つ有名なのが木造建築の蔵で、「板倉」と呼ばれているものだ。前回ここを訪れた時に、大学生のグループが、板倉の調査をしていた。蔵を開けて、蔵の構造を調査したり、概観をスケッチしたりしていた。板倉は、全部で20戸ほどあるそうだ。痛みがひどく、修理している板倉も幾つかある。「歴史を伝える建物として保存しよう」という話が進み出しているようだ。
[ 2009/05/16 15:00 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(1)

飛騨市宮川町種蔵  ミョウガの段々畑

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  山は春たけなわである。このところ、毎日のように山菜取り出掛け、ワラビやフキの料理が食卓に上っている。ありがたいことである。今日も山菜取りに出掛けようかと思ったが、今年はまだ 春の種蔵集落の風景を絵に描いていない。それで、今日は、種蔵集落へ出掛けることにした。
  国道360号線を走り、種蔵集落に到着した。大きなこいのぼりがあちらこちらで泳いでいる。去年よりもその数が増えているようだ。子どもの数が増えているのだろうか。田んぼは、田植え準備を終え、水が張られている。日曜日にも田植えが行われるのだろう。
  集落全体が見わたせる高台まで行ってみることにした。整備された散策路をどんどん上って行くと、集落が眼下に見え始めた。新緑に映える木々、水が張られた田んぼ、赤や紺のトタン屋根の家が、美しい風景を作っていた。
  さらに上っていくと、崖のような斜面に、段々畑があるのを見つけた。よく見ると、その畑の中で、人が作業していた。斜面にへばりつくような格好で草を刈っている。凄い所で作物を育てているのだ。
  この畑には、ミョウガが植えてあるようだ。去年の夏、ここを訪れた時に、山のようになったミョウガを仕分けしている風景を思い出した。種蔵のミョウガは、険しい畑と厳しい作業の中から産まれていることを知った。種蔵のミョウガは格別の味がすることだろう。ぜひ食べてみたいものだ。
[ 2009/05/14 17:41 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市宮川町種蔵 種蔵の冬風景その3

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  飛騨市のホームページに種蔵地区の紹介が載っていた。
  種蔵という名の由来については、次のような伝説が残っているという。
『種蔵の水口家の祖先にあたる仁蔵が、奥州の棚倉からこの地へ移住し、開拓を始め、村の名に出身地の「棚倉」をそのまま使いました。 ある年、天災・飢饉に見舞われたとき、この村では蓄えていた「種もの」を近隣の村へ分けてやったところ、これらの村々は「棚倉」を「種蔵」と呼ぶことで感謝の気持ちを表しました。 これが「種蔵村」という村名の起源といわれています』心優しい人たちが切り開いた村だということが伝わって来る。
  種蔵の集落は現在13戸。このままでは、貴重な棚田や板倉が滅びてしまうということで、宮川町内の住民有志9人が「種蔵を守り育む会」を立ち上げた。草刈りなどの景観保全ボランティアや地域主催の「夏まつりや花火大会」、「種蔵新そばまつり」を支援するなど、棚田保全や地域の活性化に向け様々な活動を行っている。
  集落には、飛騨市の力で、「板倉の宿 種蔵」という交流宿泊体験施設も整備された。本格的に田舎暮らし推進の事業を始めるということだ。
[ 2009/03/15 09:30 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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