日曜日の昼下がり、私と上さんとおばあさんの三人でドライブに出掛けた。実は、上さんの車が車検になり、代車が届いたのだが、上さんは乗る自信がないらしく、ちょっと代車の慣らし運転にドライブに行かないかと催促されての遠出だった。
行く先は上市町の大岩不動。去年の夏以来ということになる。クーラーをしっかり効かせて走ること40分、大岩不動に到着した。
車を降りると、セミの声が聞こえて来た。今年初めて聞くセミの声だった。ニイニイゼミのようだ。ひんやりとした林の中を不動明王が奉ってある本堂へ向った。ここの名産である「そうめん」や「だんご」と染め抜いた幟が風に揺れていた。
本堂の祭壇には、線香の煙が立ち昇り、たくさんの人がお参りに来ていた。真っ暗な本堂へ進むと、ロウソクの灯りの向こうに、岩肌に彫られた不動明王が私たちを出迎えてくれた。巨大な不動尊だった。
本堂の横にある6本の滝が、涼しそうに水しぶきを上げていた。その横で子どもたちが水と戯れている。本格的な夏がやって来ているようだった。

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小アジ釣りに魚津や滑川の港へ出掛けるのだが、今年は、釣れるのはウグイかベラばかりで、アジは全く姿がない。富山湾に異変が起こっているのだろうか。それで、今日は、新湊へ行くことにした。新湊は去年の夏以来である。
新湊漁港に着き、釣りの用意を始めると、暇そうな親父さんたちが近づいて来た。「アジを釣りに来たのかね。小さいのなら一杯釣れるよ」と予想もしなかった話である。
さっそく釣り始めると、「釣れた!釣れた!」型は小さいが、今年初めての小アジが、1時間ほどで百匹を超えてしまった。「大漁だね、よかったね。」と親父さんたちに冷やかされながら、釣りを終えた。
帰り道、新湊の内川に寄り道した。運河に浮かんだ船が美しい風景を作っていた。さっきあった親父さんの話では、石油の値上がりで新湊の船も出漁できないでいるそうだ。廃業を決めた漁師さんもいるという。風景とは裏腹に現実は深刻である。
スケッチしていたら、観光船が狭い運河を通り抜けて行った。観光船からの風景もきっと素晴らしいのだろう。夏休みに孫たちと乗りに来ようかな・・・。

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桜の花を求めて旅をしている。今日は、松本から車を走らせ、黒部ダムへ向かうことにした。季節は5月。雪解けが本格化し、木々も一斉に芽吹き、里山は春真っ盛りだが、アルプスの山々はまだ白い雪に被われていた。
アルプスを貫く立山黒部アルペンルートの長野県側の入口、扇沢に向かう。大町アルペンラインの道の淵には残雪が残り、フキノトウが顔を出している。春はこれからのようだ。
扇沢に到着。広い駐車場は車で溢れていた。連休に入り、たくさんの観光客で賑わっているようだ。扇沢駅からトロリーバスに乗車し黒部ダムへ向かう。トロリーバスは、日本で唯一、ここでしか見られない。車内には、中国語が飛び交っていた。どうやら観光地は、日本人より外国人の方が多いようだ。
黒部ダムに到着。予想通り、冬に季節は逆戻りした。持って来たヤッケを着込み、ダムが見える展望台へ長い階段を上って行った。
展望台からは、黒部ダムが眼下に見える。巨大な防壁が、山と山の間を堰き止め、満々と水を溜めていた。石原裕次郎の「黒部の太陽」の映画を思い出した。こんな山奥に、本当に凄い物を作ったものだ。
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富山県五箇山の合掌造りは、飛騨白川郷とともに世界遺産に登録されている。「五箇山」という地名は、この地域が赤尾谷、上梨谷、下梨谷、小谷、利賀谷の5つの谷からなり、その昔は「五箇谷間」と呼ばれていたが、それがいつの日からか、「五箇山」という地名となったという。
旧上平村の菅沼集落を訪れた。真冬になれば2メートル近い積雪になり、雪で閉ざされてしまう地域だが、今は国道156号線が走り、除雪も行き届いている。この日は積雪が50センチほどで、茶店も甘酒や蕎麦などの看板が掛かり、営業していた。観光客の姿は見えなかったが、雪の風景もなかなか趣があった。
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シロエビ漁やズワイガニ漁などで有名な富山県射水市新湊の街中を「内川」と呼ばれる小さな運河が流れている。全長2.5kmあるという運河は、波の影響を受けない“天然の良港”として、たくさんの漁船やプレジャーボートが係留されている。
朝、夕には川岸につながれた漁船が運河を一斉に行き交う。漁師町の生活の匂いがあちこちから漂って来る運河を、観光船も運航している。富山を代表する風景として、現在売り出し中である。
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蜃気楼で有名な魚津。蜃気楼が出現する春には、魚津漁港の周辺は、蜃気楼見物の観光客でごったがえしている。蜃気楼が出現した時に来たことがあるが、人から「あれが蜃気楼です」と教えられるまでは、普通の風景だとばかり思っていたのだった。そして、蜃気楼を写真に撮るときは、超高倍率のレンズがついたカメラでなくてはいけないこともその時知ったのだった。
一昨年、漁協を中心にして「海の駅蜃気楼」が建設され、きときとの魚の販売が始まった。食堂もあり、美味しい魚料理が格安で食べられるようになった。そして、昨年からは、観光船が就航し、蜃気楼や富山湾の見物も始まり、最近は季節を問わずに魚津漁港周辺は賑わうようになってきた。
漁船が港へ帰って来た。きときとの魚をいっぱい積んでいるのだろう。
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釣道具を車に積んで、海釣りに出掛けた。狙いは小アジ。1週間ほど前にも出掛けたのだが、水が濁っていてさっぱり釣れなかった。今日は、大漁と行きたいものだ。
目的地の滑川漁港に到着した。ここはアジ釣には絶好のポイントがある。いつ来ても、誰かが竿を伸ばしている。今日は、日曜日とあって桟橋は混んでいた。20人近くいる。たくさん釣れているのだろうと、期待しながら、釣人のバケツを覗いてみたが、全くといっていいほど、アジの姿は見つからなかった。「朝から、ずっと釣っているのですが、今日はさっぱりですわ」と白髪交じりの親父さんが笑っていた。長雨が続き、水が濁ってアジは沖へ出てしまっているようだ。今年の富山は、アジ釣は不調のようだ。
この日、私が釣ったアジはわずかに6匹だったが、その夜のアジの唐揚げは本当に美味かった。
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