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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記 TOP  >  2007年09月

富山市猪谷 猪谷

岐阜と富山の県境「猪谷」。「ようこそ富山市へ」という大きな甲板が、国道41号線の道路脇に立つ。3年の月日を掛けてようやく全線復旧したJR高山本線「猪谷駅」は名古屋方面からのお客を迎える。
日本経済が高度成長していた時期には、この地域は、神岡鉱山で働く人たちもたくさん住み、神岡鉱山の従業員アパート、小学校、保育園など鉄筋の建物が建ち、神岡と結ぶ鉄道も走り、駅前商店街は大変賑わっていた。  
現在も建物は残るが、その中に人影はない。地域活性化に向けた「ふるさと創生1億円資金」で作られた神通川べりの関所公園も、忘れ去られようとしている。旧い歴史と美しい神通峡がある猪谷地域の再生に向け、人々の模索が続く。
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[ 2007/09/14 06:58 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町 藤波橋

神岡の街中に、高原川に架かる赤い橋がある。藤波橋といい、昭和7年に完成したものだというから、神岡の町の歴史をほとんど知り尽くしている橋だ。年季の入った橋である。
しかし、そのずっと昔、ここには、今では伝説になっている「藤橋」という藤の蔓で作った吊り橋があったそうだ。深い谷にかかる吊り橋なので、たいへん恐ろしい橋だったという。
150年ほど前、その藤橋にまつわる戦国時代の悲劇が「藤橋」という謡曲となり、現在も、その謡曲は、「藤橋会」というグループによって謡い継がれている。昨年「藤橋会」は、新しくできた「船津座」で発表会を開いた。
現在、藤波橋は、藤波八丁という散策路の出発点になり、歩きに来た人たちを見送っている。この橋は、これからも神岡の歴史を刻んでいく。
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[ 2007/09/13 06:25 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

富山市猪谷 蔵のある家

今年は、猛暑が続き作物の生育が心配されたが、稲は大豊作のようである。田んぼの稲の穂が色づき始めた。近づいて見ると、黄金色に実った稲の穂が重そうに垂れている。
 稲刈を始めた田んぼも見える。広い田んぼにコンバインが1台動いている。すごい勢いで、稲が刈られて行く。昔は、人力が頼りで、一家総出で1日かかったものが、1時間ほどで刈ってしまうという話だ。稲刈を手伝ったことがあるが、それは大変な重労働だったことを覚えている。蔵のある家の稲刈も、もうすぐのようだ。

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[ 2007/09/12 06:32 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

射水市新湊 内川

シロエビ漁やズワイガニ漁などで有名な富山県射水市新湊の街中を「内川」と呼ばれる小さな運河が流れている。全長2.5kmあるという運河は、波の影響を受けない“天然の良港”として、たくさんの漁船やプレジャーボートが係留されている。
朝、夕には川岸につながれた漁船が運河を一斉に行き交う。漁師町の生活の匂いがあちこちから漂って来る運河を、観光船も運航している。富山を代表する風景として、現在売り出し中である。

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[ 2007/09/11 08:29 ] その他富山県内 | TB(0) | CM(0)

富山市猪谷 神峡橋

富山市猪谷の神通川に赤い橋が架かっている。神峡橋という。猪谷地域と川向いの東猪谷地域を結ぶ重要な橋である。
その昔は、この辺りは飛騨街道の難所で、神通川の断崖に綱を渡し、綱につけた篭に乗って神通川を渡ったという記録が残っている。猪谷駅近くにある猪谷関所館には、その歴史を詳しく説明した資料が展示されている。
 戦後間もなく、ここに新しいつり橋が完成し、渡り初め直前に視察で渡っていた教職員30人近くが、完成したつり橋が落下したために、死亡するという大惨事が起こっている。今も、険しい神通峡である。
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[ 2007/09/10 07:29 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町 高原川

高原川は、乗鞍岳に源を発する。奥飛騨温泉郷の平湯、福地の温泉街を抜け、栃尾で穂高連峰から流れ出た蒲田川を合わせ、神岡の街中へと流れて来た。
 この先、富山県境の細入で高山から流れて来た宮川と合流し、神通川と名前を変え、日本海に注ぐ。
高原川に沿う国道471号線や国道41号線を車で走ると、渓谷の風景が至る所で見られる。紅葉の季節は最高である。
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[ 2007/09/09 07:51 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町 神岡城

高原川の川原から小高い丘を見上げると、二層構造の小さなお城が見える。町のシンボルとなっている神岡城である。その昔、武田信玄が越中攻めに備えて、江馬氏に命じて築城させたものといわれるが、江戸時代に入って取り壊され、今ある城は、昭和45年に三井金属鉱業が記念として造ったものだそうだ。実際あった城は砦のようなもので、天守閣があるのは立派過ぎるという話だ。三井鉱山が全盛期の頃の建築物ということなのだろう。神岡城の隣には鉱山資料館や郷土館が併設され、見学できるようになっている。
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[ 2007/09/08 16:10 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

富山市庵谷 庵谷峠

富山市細入地域にある庵谷峠は、その昔、飛騨街道を人々が行き来していた頃は、交通の難所であった。庵谷地区と片掛地区を結ぶ峠超えの道はおよそ4km、冬場は積雪も多く、雪崩や転落の危険がある道だった。
 車が走る時代になり、街道は拡張され、国道41号線と昇格したが、断崖絶壁に作られた道の険しさは変らなかった。
その後、庵谷と片掛を遮断する峠の裾野にトンネルが掘られ、国道41号線は、トンネルを抜ける安全な道になった。そして、旧41号線は使われなくなり、庵谷峠は、地域から忘れられた存在になりつつある。
 庵谷峠は、神通川の険しい渓谷(片路峡)が眺望できる景勝地となっているが、訪れる観光客は少ない。
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[ 2007/09/07 07:30 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

魚津市 魚津漁港

蜃気楼で有名な魚津。蜃気楼が出現する春には、魚津漁港の周辺は、蜃気楼見物の観光客でごったがえしている。蜃気楼が出現した時に来たことがあるが、人から「あれが蜃気楼です」と教えられるまでは、普通の風景だとばかり思っていたのだった。そして、蜃気楼を写真に撮るときは、超高倍率のレンズがついたカメラでなくてはいけないこともその時知ったのだった。
一昨年、漁協を中心にして「海の駅蜃気楼」が建設され、きときとの魚の販売が始まった。食堂もあり、美味しい魚料理が格安で食べられるようになった。そして、昨年からは、観光船が就航し、蜃気楼や富山湾の見物も始まり、最近は季節を問わずに魚津漁港周辺は賑わうようになってきた。
漁船が港へ帰って来た。きときとの魚をいっぱい積んでいるのだろう。

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[ 2007/09/06 07:14 ] その他富山県内 | TB(0) | CM(0)

滑川市 滑川漁港

釣道具を車に積んで、海釣りに出掛けた。狙いは小アジ。1週間ほど前にも出掛けたのだが、水が濁っていてさっぱり釣れなかった。今日は、大漁と行きたいものだ。
目的地の滑川漁港に到着した。ここはアジ釣には絶好のポイントがある。いつ来ても、誰かが竿を伸ばしている。今日は、日曜日とあって桟橋は混んでいた。20人近くいる。たくさん釣れているのだろうと、期待しながら、釣人のバケツを覗いてみたが、全くといっていいほど、アジの姿は見つからなかった。「朝から、ずっと釣っているのですが、今日はさっぱりですわ」と白髪交じりの親父さんが笑っていた。長雨が続き、水が濁ってアジは沖へ出てしまっているようだ。今年の富山は、アジ釣は不調のようだ。
この日、私が釣ったアジはわずかに6匹だったが、その夜のアジの唐揚げは本当に美味かった。

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[ 2007/09/05 06:36 ] その他富山県内 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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