水彩画で綴る細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父が、全国あちこち気ままに旅をしています。 その時の様子を、習い覚えた水彩画と旅日記で綴ります。

富山市東猪谷  野仏の里

JR猪谷駅前の商店街を下り、国道41号線を横断し、神通川に架かる神峡橋を渡った所が東猪谷である。
この地域を通る旧飛騨街道(東道)沿いには、今でもたくさんの石仏が残っている。石仏を調べている「野菊の会」の調査によると、東猪谷には105体の石仏があるという。「野仏の里」と地域押出しのパンフレットに紹介されている。休日には、ここのお地蔵さんに会いに旅人がやって来る。 
10月まであと僅かになったが、まだ真夏日が続く。今年の紅葉は例年より遅れるそうだ。山が赤く染まりだしら、またお地蔵さんに会いに来よう。

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富山市岩稲 神通峡岩稲温泉「楽今日館」

神通峡に、「楽今日館(らっきょうかん)」という名の温泉施設がある。この名前は、地域から公募して、決まったそうだ。この細入地域が、ラッキョウの産地として有名なことと、今日一日温泉に浸かって楽しく過ごせる施設という二つをもじって考えられた名前だ。実にユーモアセンスがある名前である。
ここの温泉は、入った瞬間に肌がつるつるになるのが有名で、特に女性には、美人の湯として人気があるようだ。
美しい神通峡と猿倉山の風景を眺めながらのんびり風呂に浸かろうと、毎日たくさんの人が訪れている。
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富山市岩稲  岩稲の風景

神通川第2ダムに堰き止められたダム湖のほとりに岩稲集落がある。その昔、旅人が歩いた旧飛騨街道沿いの集落である。神通川の狭い河岸段丘の上に開けた集落で、耕地が狭く、「岩の上まで土を敷いて、田んぼを作った」ことから「岩稲」と呼ばれるようになったという。
「今は公園になっているが、その昔、川淵に美しい桜並木があった」とその土地に住むおじいさんが話してくれた。
集落の真ん中を突き抜ける国道41号線のバイパス計画が話題になっている。騒音のない静かな岩稲集落になる日もそう遠くないようだ。猿倉山から見た岩稲の風景は最高である。
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富山市猪谷 常虹の滝

猪谷川の下流、国道41号線から400mほど入った所に見事な滝がある。滝は、大小合わせて4本。その内の一つが常虹の滝(とこにじのたき)と呼ばれている。天気がよい午前中、この滝の裾野に美しい虹が架かることから、「常虹の滝」と名前が付いた。「その昔、この辺りは蛇歯見ケ池という大きな池であったが、池の主の大蛇が昇天する際に暴風となり、池が氾濫崩壊してそこに数条の滝ができた」という伝説が伝わっている。
近年、この滝の周辺には遊歩道ができ、散策ができるようになった。夏場は、この滝の横に「流しそうめんの店」ができ、たくさんの人で賑わっている。

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富山市大沢野  猿倉山からの風景

秋がようやくやって来たお彼岸に、猿倉山に上った。しかし、依然猛暑日が続き、気温は30度を超えている。神通峡はこの猿倉山の下で終焉を迎え、ここから富山平野へと一気に流れ出る。頂上からは富山平野が一望で、天気のよい日は、立山連峰はもちろんのこと能登半島も見える。
展望台から眼下を見下ろすと、ダムに堰き止められた湖水には、ボートが浮かんでいた。もうすぐ秋の国体が始まるが、この湖水で育ったボートの選手が今年も活躍するのだろう。木陰を抜けて来た涼しい風にススキの穂が揺れていた。
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飛騨市神岡町横山  荒田口不動尊

富山県境に近い国道41号線沿いの神岡町横山に、岐阜県の名水に選ばれている湧き水がある。湧き水の場所には「南無不動明王」と染め抜かれた幟が何本も立ち、小さな社の中には、三体の石仏がある。真ん中の石仏がお不動様のようだ。「その昔、旅をしていた一人の武士と目の不自由なお姫様が、一心にお不動様に祈ると、お姫様の目が治った」という伝説の説明がある。祠には、切り花が供えられ、ロウソクも燃えている。この辺りの人たちが今でも大切に守っているお不動様である。
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旧飛騨街道 籠の渡し

国道41号線の富山県と岐阜県の県境は、その昔は難所だった。ここは、高山から流れてきた宮川と神岡から流れてきた高原川がちょうど合流する地点で、飛騨街道を歩いて来た旅人は、ここで、谷に掛けられた籠に乗って川を渡ったということだ。
この近くにある猪谷関所館には、その当時の「籠の渡し」を説明する資料が展示されている。籠は実に粗末なもので、大きく揺れれば転落しそうである。危険と付き合いながらの旅だったことが想像できる。
今は、トンネルができ、橋も架かり、安全な渡しになったが、宮川も高原川も暴れ川で、3年前には大洪水で高山本線が寸断された。今もこの辺りにはその時の爪あとが残っている。
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富山市楡原 もうすぐ稲刈

楡原にある田んぼでも、稲刈が始まった。この辺りの田んぼで育てられているのは、「コシヒカリ」か、「天高く」という銘柄だそうだ。
小高い丘の上から裾野までずっと田んぼが広がり、黄金色の稲穂が風に揺れている。美しい景色だ。
そのずっと先に、山肌を刳り貫いたトンネルがみえる。国道41号線のバイパスになる道路の建設が行われている。来年には完成する。何年か先には、この田んぼもバイパスに飲み込まれてしまう計画になっている。先祖代々守ってきた田んぼの風景も、時代と共に変っていく。
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富山市細入地域 割山森林公園天湖森

オートキャンプ場「天湖森」にある池は、その昔、楡原地域の灌漑用の溜池として作られたものである。川を堰き止めて作ったということから、土田堤(どうだのつつみ)と呼ばれている。
「昔は、この土田堤の改修を兼ねて、2,3年毎に池の日干しが行われ、コイやフナを村人がこぞってつかみに来たものだよ」と親父さんが懐かしそうに語っていた。土田堤に流れ込む川縁には、遊歩道ができ、天湖森へやって来た人たちの絶好の散策路となっている。

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飛騨市神岡町 西里橋

神岡の街中の中央に位置するのが西里橋である。昭和26年建造とあるから、50年以上前に作られたものだ。少々薄汚れてはいるが、高原川を挟む船津の町と東町をつなぎ、今も人々の大切な橋になっている。
橋の上から川を覗き込むと、透き通った水の中に、魚の姿が見える。太陽の光を反射してキラキラ光っている。アユなのだろうか。
今日も川の中には、アユを狙って釣人が竿を伸ばしている。高原川のアユは、今年は成育が悪く、数もきわめて少ないという記事が新聞に載っていた。しばらく釣人を見ていたが、やはり釣れていないようだった。
季節は9月。アユは川を下り始めたようだ。

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富山市猪谷 猪谷

岐阜と富山の県境「猪谷」。「ようこそ富山市へ」という大きな甲板が、国道41号線の道路脇に立つ。3年の月日を掛けてようやく全線復旧したJR高山本線「猪谷駅」は名古屋方面からのお客を迎える。
日本経済が高度成長していた時期には、この地域は、神岡鉱山で働く人たちもたくさん住み、神岡鉱山の従業員アパート、小学校、保育園など鉄筋の建物が建ち、神岡と結ぶ鉄道も走り、駅前商店街は大変賑わっていた。  
現在も建物は残るが、その中に人影はない。地域活性化に向けた「ふるさと創生1億円資金」で作られた神通川べりの関所公園も、忘れ去られようとしている。旧い歴史と美しい神通峡がある猪谷地域の再生に向け、人々の模索が続く。
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飛騨市神岡町 藤波橋

神岡の街中に、高原川に架かる赤い橋がある。藤波橋といい、昭和7年に完成したものだというから、神岡の町の歴史をほとんど知り尽くしている橋だ。年季の入った橋である。
しかし、そのずっと昔、ここには、今では伝説になっている「藤橋」という藤の蔓で作った吊り橋があったそうだ。深い谷にかかる吊り橋なので、たいへん恐ろしい橋だったという。
150年ほど前、その藤橋にまつわる戦国時代の悲劇が「藤橋」という謡曲となり、現在も、その謡曲は、「藤橋会」というグループによって謡い継がれている。昨年「藤橋会」は、新しくできた「船津座」で発表会を開いた。
現在、藤波橋は、藤波八丁という散策路の出発点になり、歩きに来た人たちを見送っている。この橋は、これからも神岡の歴史を刻んでいく。
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富山市猪谷 蔵のある家

今年は、猛暑が続き作物の生育が心配されたが、稲は大豊作のようである。田んぼの稲の穂が色づき始めた。近づいて見ると、黄金色に実った稲の穂が重そうに垂れている。
 稲刈を始めた田んぼも見える。広い田んぼにコンバインが1台動いている。すごい勢いで、稲が刈られて行く。昔は、人力が頼りで、一家総出で1日かかったものが、1時間ほどで刈ってしまうという話だ。稲刈を手伝ったことがあるが、それは大変な重労働だったことを覚えている。蔵のある家の稲刈も、もうすぐのようだ。

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射水市新湊 内川

シロエビ漁やズワイガニ漁などで有名な富山県射水市新湊の街中を「内川」と呼ばれる小さな運河が流れている。全長2.5kmあるという運河は、波の影響を受けない“天然の良港”として、たくさんの漁船やプレジャーボートが係留されている。
朝、夕には川岸につながれた漁船が運河を一斉に行き交う。漁師町の生活の匂いがあちこちから漂って来る運河を、観光船も運航している。富山を代表する風景として、現在売り出し中である。

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富山市猪谷 神峡橋

富山市猪谷の神通川に赤い橋が架かっている。神峡橋という。猪谷地域と川向いの東猪谷地域を結ぶ重要な橋である。
その昔は、この辺りは飛騨街道の難所で、神通川の断崖に綱を渡し、綱につけた篭に乗って神通川を渡ったという記録が残っている。猪谷駅近くにある猪谷関所館には、その歴史を詳しく説明した資料が展示されている。
 戦後間もなく、ここに新しいつり橋が完成し、渡り初め直前に視察で渡っていた教職員30人近くが、完成したつり橋が落下したために、死亡するという大惨事が起こっている。今も、険しい神通峡である。
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飛騨市神岡町 高原川

高原川は、乗鞍岳に源を発する。奥飛騨温泉郷の平湯、福地の温泉街を抜け、栃尾で穂高連峰から流れ出た蒲田川を合わせ、神岡の街中へと流れて来た。
 この先、富山県境の細入で高山から流れて来た宮川と合流し、神通川と名前を変え、日本海に注ぐ。
高原川に沿う国道471号線や国道41号線を車で走ると、渓谷の風景が至る所で見られる。紅葉の季節は最高である。
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飛騨市神岡町 神岡城

高原川の川原から小高い丘を見上げると、二層構造の小さなお城が見える。町のシンボルとなっている神岡城である。その昔、武田信玄が越中攻めに備えて、江馬氏に命じて築城させたものといわれるが、江戸時代に入って取り壊され、今ある城は、昭和45年に三井金属鉱業が記念として造ったものだそうだ。実際あった城は砦のようなもので、天守閣があるのは立派過ぎるという話だ。三井鉱山が全盛期の頃の建築物ということなのだろう。神岡城の隣には鉱山資料館や郷土館が併設され、見学できるようになっている。
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富山市庵谷 庵谷峠

富山市細入地域にある庵谷峠は、その昔、飛騨街道を人々が行き来していた頃は、交通の難所であった。庵谷地区と片掛地区を結ぶ峠超えの道はおよそ4km、冬場は積雪も多く、雪崩や転落の危険がある道だった。
 車が走る時代になり、街道は拡張され、国道41号線と昇格したが、断崖絶壁に作られた道の険しさは変らなかった。
その後、庵谷と片掛を遮断する峠の裾野にトンネルが掘られ、国道41号線は、トンネルを抜ける安全な道になった。そして、旧41号線は使われなくなり、庵谷峠は、地域から忘れられた存在になりつつある。
 庵谷峠は、神通川の険しい渓谷(片路峡)が眺望できる景勝地となっているが、訪れる観光客は少ない。
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魚津市 魚津漁港

蜃気楼で有名な魚津。蜃気楼が出現する春には、魚津漁港の周辺は、蜃気楼見物の観光客でごったがえしている。蜃気楼が出現した時に来たことがあるが、人から「あれが蜃気楼です」と教えられるまでは、普通の風景だとばかり思っていたのだった。そして、蜃気楼を写真に撮るときは、超高倍率のレンズがついたカメラでなくてはいけないこともその時知ったのだった。
一昨年、漁協を中心にして「海の駅蜃気楼」が建設され、きときとの魚の販売が始まった。食堂もあり、美味しい魚料理が格安で食べられるようになった。そして、昨年からは、観光船が就航し、蜃気楼や富山湾の見物も始まり、最近は季節を問わずに魚津漁港周辺は賑わうようになってきた。
漁船が港へ帰って来た。きときとの魚をいっぱい積んでいるのだろう。

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滑川市 滑川漁港

釣道具を車に積んで、海釣りに出掛けた。狙いは小アジ。1週間ほど前にも出掛けたのだが、水が濁っていてさっぱり釣れなかった。今日は、大漁と行きたいものだ。
目的地の滑川漁港に到着した。ここはアジ釣には絶好のポイントがある。いつ来ても、誰かが竿を伸ばしている。今日は、日曜日とあって桟橋は混んでいた。20人近くいる。たくさん釣れているのだろうと、期待しながら、釣人のバケツを覗いてみたが、全くといっていいほど、アジの姿は見つからなかった。「朝から、ずっと釣っているのですが、今日はさっぱりですわ」と白髪交じりの親父さんが笑っていた。長雨が続き、水が濁ってアジは沖へ出てしまっているようだ。今年の富山は、アジ釣は不調のようだ。
この日、私が釣ったアジはわずかに6匹だったが、その夜のアジの唐揚げは本当に美味かった。

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高山市上宝町 双六川

ここは、高山市上宝町を流れる双六川。全国で一、二を争う清流である。笠ケ岳や双六岳など北アルプスの山々を水源とし、高原川の支流の一つである。
国道471号線沿いにある双六キャンプ場は、清流を求めてやって来る家族連れで賑わっている。川にはヤマメやイワナが泳ぎ、関東や名古屋方面からの釣人も多い。夏の強い日差しを受けて、木立の緑もいっそう濃さを増していた。
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飛騨市神岡町山之村 茅葺屋根の家 その2

飛騨市神岡町山之村には、茅葺屋根の家が幾つか残っている。神岡から険しい県道を上り詰め、山之村に入った所にあるのがこの茅葺屋根の家である。
家の前には軽トラックが止まり、入口にはアサガオの花が植えられている。スケッチしていたら、郵便局の車が止まり、小包みを抱えて局員さんが家の中へ入って行った。しばらくして、賑やかなおばあさんの声が聞こえてきた。嬉しい届け物だったのだろう。
家の前にある田んぼの稲が、青い葉を勢いよく伸ばしていた。「今年は豊作です。収穫が遅れると実にひび割れが起きます。稲刈りの時期に気を付けましょう」と富山のニュースで、農家に注意を呼びかけていたが、山之村の田んぼも豊作のようだ。

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飛騨市神岡町 山田川

神岡の街中を小さな川が流れている。土地の人に聞いたら、「神岡から少し離れた神原峠から流れて来た山田川というのだよ」と教えてくれた。
川原には舗装された遊歩道がついている。川原に降りて遊歩道を歩いた。遊歩道から見上げると、桜並木が堤防の両淵にずっと続いていた。春はたくさんの人がこの遊歩道を歩くのだろう。桜並木の道には、花の植えられたプランタンが並び、神岡の人たちの優しい心が伝わって来た。
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飛騨市神岡町 藤波八丁

神岡の街中を流れる高原川の藤波橋と神岡大橋にかけての約500mは、「藤波八丁」と呼ばれている。ここには整備された遊歩道があり、深く切り立った断崖が続く渓谷の風景が素晴らしい。
夏の太陽が燦燦と照りつける中、遊歩道を歩いた。木立が日陰を作り、渓谷を吹き抜ける風はさわやかだった。据えられたベンチに腰を下ろし、談笑している人もいた。紅葉の頃に再び訪れみたいと思った。
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