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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記 TOP  >  2007年09月

富山市東猪谷  野仏の里

JR猪谷駅前の商店街を下り、国道41号線を横断し、神通川に架かる神峡橋を渡った所が東猪谷である。
この地域を通る旧飛騨街道(東道)沿いには、今でもたくさんの石仏が残っている。石仏を調べている「野菊の会」の調査によると、東猪谷には105体の石仏があるという。「野仏の里」と地域押出しのパンフレットに紹介されている。休日には、ここのお地蔵さんに会いに旅人がやって来る。 
10月まであと僅かになったが、まだ真夏日が続く。今年の紅葉は例年より遅れるそうだ。山が赤く染まりだしら、またお地蔵さんに会いに来よう。

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[ 2007/09/29 18:30 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

富山市岩稲 神通峡岩稲温泉「楽今日館」

神通峡に、「楽今日館(らっきょうかん)」という名の温泉施設がある。この名前は、地域から公募して、決まったそうだ。この細入地域が、ラッキョウの産地として有名なことと、今日一日温泉に浸かって楽しく過ごせる施設という二つをもじって考えられた名前だ。実にユーモアセンスがある名前である。
ここの温泉は、入った瞬間に肌がつるつるになるのが有名で、特に女性には、美人の湯として人気があるようだ。
美しい神通峡と猿倉山の風景を眺めながらのんびり風呂に浸かろうと、毎日たくさんの人が訪れている。
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富山市岩稲  岩稲の風景

神通川第2ダムに堰き止められたダム湖のほとりに岩稲集落がある。その昔、旅人が歩いた旧飛騨街道沿いの集落である。神通川の狭い河岸段丘の上に開けた集落で、耕地が狭く、「岩の上まで土を敷いて、田んぼを作った」ことから「岩稲」と呼ばれるようになったという。
「今は公園になっているが、その昔、川淵に美しい桜並木があった」とその土地に住むおじいさんが話してくれた。
集落の真ん中を突き抜ける国道41号線のバイパス計画が話題になっている。騒音のない静かな岩稲集落になる日もそう遠くないようだ。猿倉山から見た岩稲の風景は最高である。
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富山市猪谷 常虹の滝

猪谷川の下流、国道41号線から400mほど入った所に見事な滝がある。滝は、大小合わせて4本。その内の一つが常虹の滝(とこにじのたき)と呼ばれている。天気がよい午前中、この滝の裾野に美しい虹が架かることから、「常虹の滝」と名前が付いた。「その昔、この辺りは蛇歯見ケ池という大きな池であったが、池の主の大蛇が昇天する際に暴風となり、池が氾濫崩壊してそこに数条の滝ができた」という伝説が伝わっている。
近年、この滝の周辺には遊歩道ができ、散策ができるようになった。夏場は、この滝の横に「流しそうめんの店」ができ、たくさんの人で賑わっている。

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富山市大沢野  猿倉山からの風景

秋がようやくやって来たお彼岸に、猿倉山に上った。しかし、依然猛暑日が続き、気温は30度を超えている。神通峡はこの猿倉山の下で終焉を迎え、ここから富山平野へと一気に流れ出る。頂上からは富山平野が一望で、天気のよい日は、立山連峰はもちろんのこと能登半島も見える。
展望台から眼下を見下ろすと、ダムに堰き止められた湖水には、ボートが浮かんでいた。もうすぐ秋の国体が始まるが、この湖水で育ったボートの選手が今年も活躍するのだろう。木陰を抜けて来た涼しい風にススキの穂が揺れていた。
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[ 2007/09/21 08:42 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町横山  荒田口不動尊

富山県境に近い国道41号線沿いの神岡町横山に、岐阜県の名水に選ばれている湧き水がある。湧き水の場所には「南無不動明王」と染め抜かれた幟が何本も立ち、小さな社の中には、三体の石仏がある。真ん中の石仏がお不動様のようだ。「その昔、旅をしていた一人の武士と目の不自由なお姫様が、一心にお不動様に祈ると、お姫様の目が治った」という伝説の説明がある。祠には、切り花が供えられ、ロウソクも燃えている。この辺りの人たちが今でも大切に守っているお不動様である。
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[ 2007/09/19 08:07 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

旧飛騨街道 籠の渡し

国道41号線の富山県と岐阜県の県境は、その昔は難所だった。ここは、高山から流れてきた宮川と神岡から流れてきた高原川がちょうど合流する地点で、飛騨街道を歩いて来た旅人は、ここで、谷に掛けられた籠に乗って川を渡ったということだ。
この近くにある猪谷関所館には、その当時の「籠の渡し」を説明する資料が展示されている。籠は実に粗末なもので、大きく揺れれば転落しそうである。危険と付き合いながらの旅だったことが想像できる。
今は、トンネルができ、橋も架かり、安全な渡しになったが、宮川も高原川も暴れ川で、3年前には大洪水で高山本線が寸断された。今もこの辺りにはその時の爪あとが残っている。
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[ 2007/09/18 10:26 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

富山市楡原 もうすぐ稲刈

楡原にある田んぼでも、稲刈が始まった。この辺りの田んぼで育てられているのは、「コシヒカリ」か、「天高く」という銘柄だそうだ。
小高い丘の上から裾野までずっと田んぼが広がり、黄金色の稲穂が風に揺れている。美しい景色だ。
そのずっと先に、山肌を刳り貫いたトンネルがみえる。国道41号線のバイパスになる道路の建設が行われている。来年には完成する。何年か先には、この田んぼもバイパスに飲み込まれてしまう計画になっている。先祖代々守ってきた田んぼの風景も、時代と共に変っていく。
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[ 2007/09/17 14:25 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

富山市細入地域 割山森林公園天湖森

オートキャンプ場「天湖森」にある池は、その昔、楡原地域の灌漑用の溜池として作られたものである。川を堰き止めて作ったということから、土田堤(どうだのつつみ)と呼ばれている。
「昔は、この土田堤の改修を兼ねて、2,3年毎に池の日干しが行われ、コイやフナを村人がこぞってつかみに来たものだよ」と親父さんが懐かしそうに語っていた。土田堤に流れ込む川縁には、遊歩道ができ、天湖森へやって来た人たちの絶好の散策路となっている。

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飛騨市神岡町 西里橋

神岡の街中の中央に位置するのが西里橋である。昭和26年建造とあるから、50年以上前に作られたものだ。少々薄汚れてはいるが、高原川を挟む船津の町と東町をつなぎ、今も人々の大切な橋になっている。
橋の上から川を覗き込むと、透き通った水の中に、魚の姿が見える。太陽の光を反射してキラキラ光っている。アユなのだろうか。
今日も川の中には、アユを狙って釣人が竿を伸ばしている。高原川のアユは、今年は成育が悪く、数もきわめて少ないという記事が新聞に載っていた。しばらく釣人を見ていたが、やはり釣れていないようだった。
季節は9月。アユは川を下り始めたようだ。

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[ 2007/09/15 09:15 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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