水彩画で綴る細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父が、全国あちこち気ままに旅をしています。 その時の様子を、習い覚えた水彩画と旅日記で綴ります。

富山市寺津 庵谷発電所

庵谷と寺津を結ぶ寺津橋から少し上流に小さな発電所がある。庵谷発電所である。このすぐ横には、1954年(昭和29)に建設された神通川第一発電所という大きな発電所がある。庵谷発電所は1976年(昭和51)に建設されたものだ。当時、石油ショックによる石油の高騰があり、それに対する政策として建設されたものだ。
小さな発電所に見えるが、最大出力が5万キロワットもあるというから力持ちの発電所である。この発電所を動かしているのは、この上流の吉野にある神通川第一ダムから庵谷峠の下をくり貫いたトンネルを通って来た水である。
 庵谷発電所の対岸には、その昔、人々が歩いた飛騨街道の難所、「片路峡」がある。
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富山市楡原 観光橋

 「観光橋」は楡原と布尻を結ぶ赤い橋である。去年おめかしを終わり、赤色が際立っている。
この橋は1974年(昭和49)に完成したものだ。それ以前には、「布尻橋」という吊り橋が架かっていたが、人しか渡れない細い吊り橋だった。昭和40年代に入り、下タ地区と細入地域との小学校統合が進む中で、下タ地区の児童の通学の便を図るために観光橋が建設された。これにより対岸からの交通は格段と便利になった。
ドカ雪が降った日、布尻から険しい道を芦生に向かって歩いた。新雪に足跡をつけているのは私一人。冬場にここを通る人はいないようだ。見通しの効く所で後ろを振り返ると、赤い観光橋が太陽に輝いていた。
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富山市猪谷 冬の猪谷商店街

富山は雪国。その中でも猪谷は豪雪地域である。今日もラジオからは「猪谷90センチ」という積雪情報が流れている。猪谷駅前商店街はすっかり雪に埋まっていた。酒屋さんの店先にある「酒」という字が書かれた暖簾が風に揺れていた。酒屋さんは今日も元気に営業している。
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富山市猪谷 冬の神峡橋

 このところの冷え込みで軒先から大きなツララが何本も下がっている。今朝は特に冷え込みが厳しく、いつもならスッと開くガラス窓が凍りついている。猪谷では、マイナス7度だったという。
 それでも朝から快晴で、昼ごろにはぽかぽか陽気になり、お出かけ日和になった。国道筋なら安全と猪谷へ出掛けることにした。
 神峡橋を歩いて渡り、対岸に出た。神通川に架かる真っ赤な神峡橋が、白い雪に浮き上がって見える。神通川はその橋の下をゆったりと流れていた。春はまだまだ先のようだ。
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富山市岩稲  冬の神通峡

低気圧の急速な発達で東北地方では暴風雪警報が出ている。細入でも朝から雪になり、地肌の見えていた風景も銀世界に変わった。雪掻きは大変だが、やはり、冬はこういう風景でないと落ち着かない。
 岩稲にある神通川第2ダムへ出掛けた。このダムの上には遊歩道が作られていて、向こう岸へ渡ることができる。観光スポットの一つになっているのだが、この上が歩けることを知らない人が多い。
新雪を踏み踏み、遊歩道を進んで行った。岩稲の家並みの向こうに楽今日館が見える。白い雪と深緑色の木々とコバルトブルーの湖面が織り成す美しい風景が目の前に広がっていた。
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富山市岩稲  冬の楽今日館

楽今日館の湯は不思議で、浸かった瞬間にぬるぬる感が伝わって来る。富山には温泉が多いが、これだけぬるぬるする湯は、楽今日館が一番のようだ。雪がちらつく神通峡を見ながら浸かる露天風呂は、最高だろう。平日だというのに楽今日館には、大勢の人が来ているようだ。
雪が降る季節なのに、神通峡にはボートが浮かび、猛練習を繰り返している。伴奏者のモーターボートにせき立てられた手漕ぎのボートが、全速力で私の目の前を過ぎ去って行った。国体でよい成績が得られるのは、この時期の練習があるからなのだろう。
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富山市猪谷  冬の神通峡

年末から正月にかけて大雪になり、今年は雪に悩まされるのかと思っていたのだが、それ以後さっぱり雪が降らない。1メートル近く積もっていた雪も融けてしまい、地肌が見えるようになっている。生活するには大歓迎なのだが、神通峡の雪景色を描こうと意気込んでいる私には、皮肉な天候である。  
猪谷ならまだ雪も残っているのではないかと、出掛けた。さすがに猪谷である。道路は所々地肌が出ているが、家々の屋根には雪が残り、雪景色の絵が描けそうである。
神通川沿いの神岡軌道の橋桁が残る所まで歩いた。秋にここで絵を描いた。その時は、赤や黄色に色付いた紅葉が本当に美しかったのだが、冬は、白い雪と深緑の神通川がマッチして秋に劣らない美しい風景をつくっていた。
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富山市猪谷 蔵のある家(冬)

1月に入り冷え込みの厳しい日が続いている。しかし、雪はさほど降ることもなく、除雪に明け暮れる日がないことは嬉しい。そんな晴れた日の午後、猪谷へ出掛けた。いつもなら車で行くのだが、凍てついたこともあり、久しぶりに列車で出掛けた。窓から眺める神通峡は、太陽の光に美しく輝いていた。
猪谷駅から凍てついた道を上り、蔵のある家へ向かった。秋の取入れまでよく通った道だが、冬になって行くのは今回が初めてだ。雪がたくさん積もっているのだろうと思っていたのだが、除雪がされていた。
蔵のある家は、すっかり雪景色で、明るい太陽に田んぼや屋根の雪がキラキラ光っていた。スケッチしていたら、山の方から雪道を下ってくる人がいる。「運動不足だから山へ登ってきたよ」と親父さんは豪快な笑い声を残して去って行った。不思議な人がいるものだ。私もひょっとしたらその一人かも知れない。
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飛騨市神岡町  山之村にて

飛騨市神岡町山之村は、標高1000メートルの高原に開けた集落である。5月、遅い春が山之村の茅葺屋根の家にもやって来た。雪が解けた土手にはフキノトウが芽吹き、小川の水も勢いを増している。茅葺の家でも畑の準備が始まっているようだ。
山之村の名産に寒干ダイコンがある。家々の軒先には干されたダイコンが吊り下げられている。味噌汁に入れたら美味しいのだろう。帰りに土産として、道の駅で買っていくことにしよう。
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三重県大王町 大王崎灯台

画家が集まる港町として有名な大王崎へ来た。特に有名なのが大王崎灯台である。この日も灯台をスケッチする人を何人も見た。険しい断崖にそびえる大王崎灯台は沖を見つめて勇壮に立っていた。
浜辺に下りてスケッチを始めた。しばらくすると、沖から手漕ぎの船が浜辺に近づいて来た。漁を終えた海女さんが、帰って来たようだ。
船から降りた海女さんは、サザエがしっかり詰まった袋を抱えていた。真っ黒に日焼けした海女さんはニコニコ顔だった。
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京都市 八坂の五重塔

京都を代表する風景の一つが、八坂の五重塔に通じる狭い参道である。ドラマや映画によく登場する。「はぐれ刑事」でもここが使われていた。小料理屋・漬物屋などが並ぶ路地の正面に、堂々とした五重塔が聳えている風景は、京都ではここでしか見られない。
ここを歩いてみたいと前々から思っていたが、ようやく念願がかなった。昼ごはんを、そこにある小さな小料理屋で食べた。定食を注文したら、煮魚と漬物と味噌汁が出てきた。京都らしい薄味で美味しかった。料金も驚くほど庶民的だった。
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京都市 二年坂

秋の京都を散策した。紅葉を見に来た人でどこも人で溢れていた。清水寺でお参りした後、八坂から円山公園へ通じる落東の道を歩いた。ここも人で溢れていた。
山椒の香りが漂う七味唐辛子を売る店から二年坂と呼ばれる坂道を下る。数寄屋作りの店先に竹下夢路の名前を染め抜いた幟が立っている。その昔この辺りに竹下夢路が住んでいたという。赤や黄色に色付いた木々の葉が太陽の光にきらきら輝いていた。京名物の豆腐料理をどの店で食べようかな。
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石川県輪島市 鹿磯漁港にて

6月、北海道からイカを追ってやって来たイカ釣船の船団が能登の鹿磯漁港に終結していると聞き、車を走らせた。富山から能登は遠く、夕暮れ頃、鹿磯漁港に着いた。聞いていた通り、漁港には大型の船団が停泊していた。
トラックがせわしなく出入りし、出漁に向け準備をしている。夕闇が迫り、埠頭につながれたイカ釣り船の白い船体が輝いて見えていた。出漁は夜になるのだろう。
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富山県南砺市 菅沼集落にて

富山県五箇山の合掌造りは、飛騨白川郷とともに世界遺産に登録されている。「五箇山」という地名は、この地域が赤尾谷、上梨谷、下梨谷、小谷、利賀谷の5つの谷からなり、その昔は「五箇谷間」と呼ばれていたが、それがいつの日からか、「五箇山」という地名となったという。
旧上平村の菅沼集落を訪れた。真冬になれば2メートル近い積雪になり、雪で閉ざされてしまう地域だが、今は国道156号線が走り、除雪も行き届いている。この日は積雪が50センチほどで、茶店も甘酒や蕎麦などの看板が掛かり、営業していた。観光客の姿は見えなかったが、雪の風景もなかなか趣があった。
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輪島市 千枚田

輪島の千枚田は、田んぼが千枚あるということからその名前が付いたという話が残っているが、実際には二千枚近い田んぼがあるとのこと。海に突き出した棚田の風景は素晴らしい。能登を訪れる観光客のほとんどがこの景色を目にするのだろう。
しかし、ここでの農作業はすべて手作業。この棚田は厳しい労働の中で維持されている。今は、ボランティアさんにも協力してもらっているとのことだった。  
田んぼの土手に座ってスケッチしていたら、農作業を終えた老人が、ゆっくり細い農道を上がって来るのが見えた。この千枚田を維持するには、本当にたいへんな努力がいるように思った。
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愛知県常滑市 常滑焼の里

常滑は焼き物の町。鎌倉時代の頃からこの地で焼き物が作られるようになった。赤茶色の急須や土管、干支の置き物などが有名だ。私の家にも干支の置き物が幾つかある。
近年になって土管の需要が減り、常滑焼も厳しい時代を迎えている。最近、「これが常滑焼?」と、驚くような新しい感覚の湯飲みや茶碗などが作られるようになり、焼き物会館にはカラフルな作品が並べられている。
電気窯で焼き物を作るようになり、薪は使われなくなったが、常滑の町には、焼き物の町のシンボルとして煙突が何本も立っている。
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京都府美山町 茅葺屋根の家

茅葺屋根の集落は、世界遺産の五箇山が有名だが、京都にも茅葺屋根の家並みがあるというので出掛けた。日本海側の小浜から京都市に抜ける国道162号線をしばらく走った美山町に茅葺屋根の集落が保存されていた。
山裾に広がる田んぼの向うに茅葺屋根の家々が並んでいる。五箇山とは少し趣の違う切妻造りの茅葺屋根である。その数は30もあるだろうか。保存するための努力があるからこそ残されている風景だ。今も人々が生活する茅葺集落の道路を観光客がぞろぞろと歩いていた。
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富山市楡原 冬の国道41号線

新年は、突然の大雪で、国道41号線も雪で埋まり、除雪車が出動している。新年は除雪作業で明けた。今年は、厳しい冬になるのだろうか。
雪は3日間降り続き、70cmを越えた。ここで生活する者には厳しい冬の到来であるが、子どもたちには嬉しい雪になったようだ。広場で雪だるまや鎌倉作りに熱中している。これが今年の楡原の正月風景である。
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富山市呉羽山

富山市の西方に呉羽山がある。呉羽山からは富山市が一望でき、富山市民が散策を楽しむ絶好のコースになっている。その山頂に洒落た感じの喫茶店がある。
秋が深まったある日、その喫茶店に立ち寄った。喫茶店の窓の外には、富山平野や白く雪化粧した立山連峰の風景が広がっている。コーヒーを飲みながらゆったりとした至福の時間が過ぎて行った。あなたも、富山へ来たら呉羽山へ来らーれ!
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富山市庵谷 棚田の冬

今日は1月1日。「明けましておめでとうございます」と出会った人との和やかな会話で始まるつもりだったのに、今年の正月はいきなり襲ってきた大雪の中で明けた。
一昨日までは、雪はほとんど積もっていなかったのに、30日午後、予報通り、みぞれから雪に変わり、あっという間に積雪は50cmを超えそうである。午前4時、今冬初めての除雪車の音が小さな集落に響き渡っている。今も雪はしんしんと降っている。
富山市庵谷の棚田の風景は美しい。去年の富山の風景写真にも何回か登場した。輪島の千枚田とは趣が違うが、この地域の人たちの力で、今も庵谷の棚田が守られている。いつの季節の風景が美しいかは、その人によって異なると思うが、真っ白な雪に覆われた棚田の風景は美しい。
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飛騨市神岡町 東町商店街

神岡の街中には、商店街が幾つもある。どうしてこんなに商店街が多いのかと、不思議に思うが、これは、その昔、神岡鉱山が全盛の時期に、この町には溢れんばかりの人が生活していたからなのだろう。
高原川に架かる西里橋の東側ある東町商店街に、鄙びた感じがする店が建っている。「飛騨娘」とか「深山菊」とか飛騨の銘酒の看板が掛かっているから、酒屋さんのようである。鄙びた感じを表現したくて絵にした。
この商店街の奥には大きなスーパーがあり、そこでも酒やビールを販売しているから、この店はきっと熾烈な競争に巻き囲まれているのだろう。がんばれ「あい竹商店」!
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