水彩画で綴る細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父が、全国あちこち気ままに旅をしています。 その時の様子を、習い覚えた水彩画と旅日記で綴ります。

富山市割山 割山森林公園天湖森

 久しぶりに天湖森へ散策に出掛けた。木々の葉の色が濃くなり春から夏へ季節が変わろうとしている。ウオーキングをする一組の夫婦と一人の釣人に出会った。平日の天湖森はいつもこんなのだろう。散策路の淵に植えられているアジサイが美しい花を咲かせていた。
 少々残念な風景も目にした。土田池に流れ込む小川の川底の石が緑色に変色していた。石に藻が生えているようだ。流れている水は綺麗なのだろうが、びっしり生えた藻を目にしては、せっかくの美しい風景も減滅である。夏までには掃除をしてほしいものだ。
 去年描いた場所で、同じ風景をスケッチした。一年経ち腕前は上達したのかな?
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飛騨市宮川町 種蔵のこいのぼり

 宮川町種蔵は、飛騨独特の「板倉」と呼ばれる木造の蔵と石積の棚田が有名で、平成13年、環境省の「かおり風景百選」に選ばれたという。
 今日は、棚田の風景が見たくてやって来た。ようやく田植えの準備が始まったところで、水を張った田んぼがあちらこちらに見える。週末には田植えが始まるのだろうか。
 公民館横の高台から下を覗くと、元気に泳ぐこいのぼりが目に入った。あの家には男の子がいるのだろう。
 山々の木々が芽吹き、春本番を迎えた。種蔵は忙しくなりそうだ。

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飛騨市宮川町 池ケ原湿原

 去年は、6月に入ってから湿原を訪れたので、ミズバショウの花はすでに散ってしまっていて、残念ながら花を見ることはできなかった。今年こそはと、5月早々に出掛けた。途中の道には残雪が残り、フキノトウも芽吹いていた。
 湿原前の駐車場に到着した。平日だというのに車が5台ほど止まっている。名古屋ナンバーの車があるのには驚いた。はるばる名古屋からここのミズバショウを見にやって来たのだろうか。
 今年は、ミズバショウの花が見られそうだ。少しドキドキしながら、湿原に続くダケカンバの林の道を下って行った。やがて、視界が開け、白い花の色が飛び込んできた。湿原一面に広がったミズバショウの花の色だった。そして自然保護区になっている湿原の小川には、イワナが悠々と泳いでいた。
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長野県白馬村 平川の鯉のぼり

 ゴールデンウイークとあって混んではいるが、渋滞とまではいかない国道148号線を、糸魚川に向け走っている。どこかで昼食にしようと、きょろきょろしながら車を走らせていた。
  と、その時、思いもかけない景色が目の中に飛び込んできた。「これを逃したら大変だ」と、車を橋の袂に停め、スケッチブックを持って駆け出した。
  何と、大きな川の上を、ものすごい数の鯉のぼりが泳いでいたのだ。そしてその向こうには雪を被った北アルプスが聳えていた。白馬村の人たちは、スケールの大きな素晴らしい景色を作って楽しんでいるのだなと思った。安曇野の風景は素晴らしい。
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長野県堀金村 安曇野の菜の花畑

 道の駅「安曇野ほりかねの里」のすぐ横が菜の花畑になっていた。菜の花が満開で、黄色い絨毯を敷いたようだ。菜の花畑だけでも美しいのに、その畑の上には鯉のぼりが泳ぎ、その空の向こうには、白い雪を被った北アルプスが連なっている。本当に贅沢な風景だった。
 旅人は、その風景をスケッチブックに収めることにした。描き始めてしばらくしたら、三脚を担いだ一団がやって来た。彼らはカメラでこの風景を切り取ろうというのだ。
焦点をどこにあわせるのだろう。菜の花かな。鯉のぼりかな。それとも白い北アルプスかな。想像するだけで楽しくなる。旅人なら、菜の花に焦点を合わせた写真を撮るだろう。
 スケッチを描き上げた。予想通り、旅人のスケッチブックには、菜の花にポイントを置いた風景が収まった。安曇野の風景は本当に美しい。

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長野県堀金村  安曇野の風景

 道の駅「アルプス安曇野ほりがね里」の駐車場を宿泊地と決めた。今日は、5月の連休とあって、駐車場にはたくさんの車が宿泊するようだ。車の型は様々だが、軽自動車で宿泊するのは旅人だけのようだ。
 コンビニ弁当と焼酎で夕飯を終え、しばらくしたら、いつものように眠気が襲って来た。早々と寝袋に潜り込み、夜中に目が覚めた。駐車場の車が2倍ほどになっていた。車で宿泊しながら、旅を楽しむ人が増えているようだ。
  翌朝は快晴だった。まだ太陽が昇るには時間がある。スケッチブックを持って、散歩に出掛けた。道の駅のすぐ裏は、住宅が並んでいた。この道の駅は住宅街の真ん中にあるようだ。住宅に住む人たちは、騒音で困っているのかも知れない。
 住宅の向こうに、白い雪を被ったアルプスの峰々が連なっていた。安曇野を描いた作品が、この道路の沿線にある美術館に展示されているが、やはり描きたくなる風景が、この安曇野にはたくさんあるようだ。
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富山県立山町 黒部ダム

桜の花を求めて旅をしている。今日は、松本から車を走らせ、黒部ダムへ向かうことにした。季節は5月。雪解けが本格化し、木々も一斉に芽吹き、里山は春真っ盛りだが、アルプスの山々はまだ白い雪に被われていた。
 アルプスを貫く立山黒部アルペンルートの長野県側の入口、扇沢に向かう。大町アルペンラインの道の淵には残雪が残り、フキノトウが顔を出している。春はこれからのようだ。
扇沢に到着。広い駐車場は車で溢れていた。連休に入り、たくさんの観光客で賑わっているようだ。扇沢駅からトロリーバスに乗車し黒部ダムへ向かう。トロリーバスは、日本で唯一、ここでしか見られない。車内には、中国語が飛び交っていた。どうやら観光地は、日本人より外国人の方が多いようだ。
黒部ダムに到着。予想通り、冬に季節は逆戻りした。持って来たヤッケを着込み、ダムが見える展望台へ長い階段を上って行った。
展望台からは、黒部ダムが眼下に見える。巨大な防壁が、山と山の間を堰き止め、満々と水を溜めていた。石原裕次郎の「黒部の太陽」の映画を思い出した。こんな山奥に、本当に凄い物を作ったものだ。
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飛騨市神岡町  大津神社

「神岡祭は素晴らしいよ。神岡を描いているのだから、一度は見なくては・・・」と神岡の人から言われていたのだが、細入に住む旅人は神岡祭のことをすっかり忘れていた。そんなある日、新聞に神岡祭のチラシが入っているのを見つけた。4月26日(土)が開催日だという。
 祭りの当日がやって来た。空はどんよりと曇っている。今にも雨が降り出しそうだ。細入では降っていなかったが、神岡近くで、とうとう雨が降り出した。
 駐車場から祭りが開催される大津神社へ通りを歩いて行った。通りの向こうに神輿を担いだ子どもたちの姿が見える。賑やかな声も聞こえてくる。雨の中でも祭りは行われているようだ。期待しながら大津神社へ急いだ。
 しかし、大津神社は閑散としている。入口の掲示板に「本日の大祭は明日に延期します」と大きな張り紙が貼ってあった。残念ながら今日のお祭は見られないようだ。雨に濡れた石畳の向こうに立派な本殿がかすんでいた。
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岐阜県郡上市八幡町 吉田川

  「郡上のなーあー八幡・・・」と夜を徹して踊る盆踊りが有名な郡上八幡。しかし、季節は春。郡上踊りにはまだ早い。
 今日から鮎釣が解禁になり、川には釣人が溢れている。しかも、今日は日曜日とあって、街中には観光客が溢れていた。昼食は郡上の蕎麦屋さんで食べる予定だったのに、どの店も長蛇の列。郡上の町を見学した後、他の町で食べることになりそうだ。
  7年ほど前に、この郡上八幡へやって来たことがあるが、その頃はまだ町には田舎の風情が残っていて、もっと静かな町だったように思う。古いスケッチブックを開いたら、7年前の風景が現れた。吉田川の淵には苔むした廃屋があり、川べりは夏草で被われていた。
  現在、この川べりは遊歩道になり、苔むした廃屋は撤去されていた。郡上八幡は小京都のイメージで発展しているが、旅人には昔の風景が懐かしく思えた。
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岐阜県郡上市八幡町  郡上八幡城

  名古屋にいる懐かしい友人たちと、岐阜県白川口にある野田郷という風情のある宿で一晩過ごし、翌日、郡上八幡へ出掛けた。まずは、郡上八幡のお城から町を眺めようということになった。
郡上八幡城へは、険しい上り道を歩いて行くものとばかり思っていたのだが、先頭車が、その細い道を昇り始めた。「えっ、こんな細い道を上って行くの?上に、駐車場があるの?」と驚いたが、後続車は着いて行くしかない。そして5分。一歩間違えば転落しそうな険しい山道を上り、車は頂上にある駐車場に到着した。
  「てっきり、下の駐車場に停めるものとばかり思っていましたが、カーナビが先へ進めと指示するのですよ。さすがに最新のカーナビはすごい」と先頭車の友人はニコニコ顔である。それに反して、後続の友人たちは、もうたくさんという顔だった。もちろん私も。
  太陽の強い日差しに、お城はキラキラと輝いている。お城からの眺めも素晴らしく、今日から長良川の鮎釣が解禁されたこともあり、郡上八幡を流れる吉田川は釣人で溢れていた。
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愛媛県今治市 夜明けの来島海峡

  四国お遍路の帰り、来島海峡大橋が展望できる糸山公園に車を止めた。今夜はここが私の宿泊場所だ。辺りが暗くなり、ライトアップされた来島大橋がはっきり見えるようになった。幻想的な風景だ。その風景を逃すまいと、カメラマンたちが盛んにシャッターを切っている。ここは絶景ポイントなのだ。賑わいはライトアップが終了する午後9時まで続いた。
 やがて、人たちが去り、辺りは静かな闇に包まれた。私も寝袋にもぐりこんで深い眠りに落ちていった。
 午前4時過ぎ、車のエンジン音で目が覚めた。窓の外に三脚を担いだ人の姿が見える。夜明けの来島海峡を撮りに来たのだろう。しだいに辺りは明るくなり、向かい側の島の空が赤くなり始めた。太陽があの辺りから昇るのだろう。5人ほどの人がカメラを構え、日の出の瞬間を狙っている。
やがて赤い太陽が顔を出した。橋も海もオレンジ色に輝き、私にはとても美しい風景に見えたのだが、シャッターを切ったカメラマンはいなかった。写真家が狙う日の出は、ありきたりの日の出はないようだ。
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富山市布尻 旧飛騨街道の松

 布尻は、神通川の東側、観光橋近くにある集落である。旧飛騨街道が集落の真ん中を通り、神通川に架かる観光橋で楡原と結ばれている。町長との境に布尻遺跡があり、発掘調査も行われ、縄文中期中ごろから終わりごろの遺跡だということが分かった。
 旧飛騨街道沿いに一本の太い松の木が立っている。「これは、街道の松だよ」と地域散策会の折り、講師の先生が話してくれた。現在、集落の外れで、国道41号線のバイパス工事が行われていて、巨大な2本のつり橋が出現し、風景が一変した。バイパスが完成すれば、布尻の風景はさらに大きく変わって行くのだろう。
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