水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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富山市岩稲 神通峡温泉岩稲「楽今日館」

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                  F4サイズ 235×332mm

  スケッチブックに描き残しの絵を見つけた。春の楽今日館だ。私の住む細入唯一の温泉施設である。とにかく驚くことは、ここの湯に浸かり、しばらくして肌を触るとぬるぬる・・・いや、つるつるなのだ。この感触が忘れられなくて訪れるお客さんが後を断たない。駐車場はいつも満員だ。
  ずっと、そう思っていたのだが、ガソリンが高騰し始めた頃から、様子が変わり出した。土、日の休日というのに駐車場はまだら模様だ。そして7月、東海北陸自動車道が全盛開通し、様子が一変した。駐車する車は激減していた。庶民の懐具合と富山と名古屋を結ぶ東海北陸道の開通というダブルパンチを受け、楽今日館は深刻な状態に陥り始めたように見えた。
  8月のお盆時期になり、ようやく駐車する車の台数も増え始めた。そして、9月。ガソリンの値も徐々に下がり始め、土、日の休日は車の駐車が増え始め、以前の活気が戻りつつあるように思う。安心、安心!美人の湯で有名な細入の楽今日館に来られ!

富山市猪谷  棚田からの秋風景

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                    F4 235×332mm

  秋の長雨が続いていたが、今日は久しぶりに太陽が顔を出した。秋を感じさせる爽やかな風も吹いている。スケッチブックを持って出掛けた。
黄金色一色だった田んぼに茶色が増え、まだら模様になりだした。稲刈りもそろそろ終わりを告げているようだ。
  猪谷駅の西側斜面に広がる棚田も、茶色の田んぼが多くなった。緑一色になっている所は雑草が広がる休耕田のようだ。険しい所にある田んぼは、休耕田が増えているようだ。
  農道を上り始めると、猪谷の町並みが眼下に広がり出した。駅前にある5階建ての神岡鉱山社宅は、廃止され無人になったそうだ。いずれ壊される運命にあるのだろう。特急が停車する猪谷駅は、トイレが新しくなったが、高山線の増発実験が終了し、すっかり乗降客が減ってしまったそうだ。寂しくなる話が多いのが残念だ。
  朝晩の冷え込みを感じるようになった。クマの目撃情報も届いている。カキを求めて、今年も里へたくさんのクマが下りて来るのだろうか。山の上の方では紅葉が少しずつ始まり出した。いよいよ本格的な秋がやって来る。
[ 2008/09/24 09:17 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市宮川町種蔵 架稲のある風景

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                 F4サイズ 235×332mm

  板倉と棚田がある種蔵集落を散策した。稲の刈取りが終わった田んぼには架稲が立てられ、稲藁が干してある。向こうの田んぼにも架稲が見える。今時には珍しい風景である。
  小道を歩いて行くと、稲刈り真っ最中の風景に出会った。小さな稲刈り機を動かしているのは、おばさんだ。「ご苦労さん」と声を掛けると「写真を撮りに来たのかい」と返事が返ってきた。「スケッチしに来たのです。ここは、架稲があって、いい風景がありますね」と言うと、「田んぼが小さいから、農協へ供出するほど米が取れんのや。どの家も自分とこだけで食べる分しか取れないから、こうして架稲を立てて干せば用が足りるのさ。」と答えが返ってきた。「先日、写真を撮る人が、『稲藁の上に掛けてあるビニールシートがないと、もっといい写真が撮れるのに』と嘆いとったけど、あんたは、絵だから大丈夫だね。」と、そのおばさんは大声で笑った。
  棚田と板倉が残る種蔵集落には、稲藁を干す架稲もずらりと並んでいる。この風景は、これからもずっと守っていって欲しいものだと思った。稲藁を覆うビニールシートがないともっといいのだが・・・・。
[ 2008/09/22 16:26 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市宮川町  種蔵にて

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                  F2サイズ 237×192mm

  宮川町種蔵の稲刈り風景が見たくて出掛けた。猪谷から国道360号線を古川方面に進む。国道360号線は、道路の高規格化が進み、難所だった所がトンネルになり、かなりの高速で走って行けるようになった。古川へ行くなら、こちらの方がお勧めである。
  種蔵に到着した。駐車場に車を止めたが、5月に来た時と少し様子が変わっている。駐車場が庭園風に整備され、トイレも建っていた。歴史のある板倉や棚田の風景を見に、たくさんの人がやって来ているのだろう。
  お目当ての稲刈りは、残念ながら終わってしまったようで、棚田には架稲が立てられ、刈り取った稲が干されていた。しかし、山の上の方にある田んぼはまだ黄金色である。黄金色の田んぼが見たくて、細い道を上って行くことにした。道を上る中で、棚田での農作業がいかに厳しいものであるかを理解した。
  上り詰めた所に、エゴマの畑があり、その向こうにカラフルな屋根が並ぶ種蔵の美しい風景が広がっていた。
[ 2008/09/21 12:46 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

富山市草島  神通川河口にて

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                  F4サイズ 235×332mm
ハゼが釣れる時期になった。いつも、白岩川へ出掛けるのだが、このところ白岩川ではハゼがあまり釣れなくなった。神通川の河口でハゼが釣れているという情報を得て、今日は新しい釣り場所を探しに神通川河口へ出掛けた。
 神通川の河口は富山港に面し、工場が建ち並ぶ工場地帯だった。堤防の対岸には富山火力発電所の煙突も高々と聳えている。川原に降りる道もなく、ここでハゼ釣りはできないようだ。釣りはあきらめてスケッチにした。
 空には入道雲が広がっていたが、その上には秋を告げるスジ雲が広がり始めている。遠くからはモズの鳴き声が聞こえて来た。季節は確実に秋に向って進んでいるようだ。
 帰り道、あきらめきれず、その横の小さな運河で釣り糸を垂らした。それが、それが・・・。ハゼやら黒鯛やらキスやらが釣れるわ!釣れるわ!新しい釣り場所を発見して、満足の一日になった。
[ 2008/09/17 08:57 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

富山市猪谷  架稲のある風景

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                     F4サイズ   235×332mm

  細入地域でも稲刈が本格的に始まった。細入のような棚田が多い所も、土地改良が進み、大型機械の入る稲刈風景がほとんどである。昔は、3日も4日も掛かっていた広い田んぼの稲が、あっという間に刈り取られていく。そして刈り取ったモミは、すぐに乾燥機に運ばれ、機械仕掛けで乾燥される。稲刈風景は一変してしまったようだ。
  そんな中で、懐かしい風景を見つけた。いつもスケッチに行く猪谷の蔵のある家のすぐ下の田んぼに、架稲が組んであり、刈り取ったばかりの稲束が干されていた。思わず、スケッチブックを開いて描き始めた。しかし、どこかに違和感のある風景だった。
  そして気が付いた。架稲が木ではなく簡易のポールだった。また、田んぼにはキャタピラーの跡がくっきり残されていた。昔懐かしい稲刈風景は、細入地域ではもう見られないようだ。
[ 2008/09/16 14:55 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

富山市小糸 尾萩野は黄金色

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                 F4サイズ 235×332mm

  「小糸地区にある尾萩野と呼ばれる大きな田んぼが稲刈の時期を迎えているから、絵に描いたら」と勧められた。
  その昔、この辺りは水の便が悪く、桑畑が広がっていたそうだ。戦後間もなく、開墾が始まり、昭和30年代になって完成したのが、「尾萩野」と呼ばれる広い田んぼである。
薄霧がかかり始めた夕暮れ時、尾萩野へ出掛けた。山は霧でかすんでいる。その山の前に広がる尾萩野の広い田んぼは、見事な黄金色に色付いていた。吹く風に稲穂が揺れている。来週にも稲刈が行われるのだろう。
  その黄金色の田んぼの一画が緑色である。何を植えているのか気になって、見に行った。それは話に聞いていた「エゴマ」の畑だった。エゴマを炒ってすりつぶし味噌だれにして五平餅につけると独特の香ばしさをかもし出すという。この地域で開かれるお祭り用に作っているのだろう。
  尾萩野は、黄金色と緑色が調和して、本当に美しい風景だった。

[ 2008/09/13 13:42 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町山之村 稔りの秋

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                  F4サイズ 235×332mm

  茅葺屋根の家の田んぼも稲穂が黄金色に色付いている。今年も豊作のように見える。
スケッチを始めたら、郵便配達のおばさんがやって来た。「今日は」と声を掛けると、「スケッチに来たのかね。この家は、いろんな人が来て、スケッチしたり、写真を撮ったり賑やかだわ」と返事が返ってきた。旅人もその一人だということなのだろう。
  「田んぼの周りにある電線は、猿よけですか」と言うと、「とんでもない。これはイノシシよけですよ。この辺りはイノシシが多くてね。群れを作って田んぼや畑を襲いに来るのですよ。イノシシが入った田んぼは本当に無残ですよ。寝ていると、家のすぐ横をドシドシと音を立てながら通っていくのが分かります。小さいのから大きいのまで10頭ほどの家族で移動しているようです」とおばさんは詳しく説明してくれた。
 「鉄砲で撃たないのですか」と言うと、「イノシシは撃ってはならないということになっています。罠を作って捕らえてはいるのですが、なかなかつかまりません。田んぼや畑の周りに電線を張って、電流を流して何とか作物を守っていますが、お金が掛かって大変ですよ」郵便配達のおばさんの話は驚くことばかりだった。
 田んぼや畑の周りに電線が網の目のように張られている理由に、納得した旅人だった。
[ 2008/09/12 17:39 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町山之村 そばの花が満開

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                   F4サイズ 235×332mm 

  初秋の山之村の風景が見たくて、出掛けた。久しぶりに走る国道41号線は、片側通行の工事箇所がやたらに多い。きっと、無駄な工事もこの中にはあるのかも知れないが、われわれ国民には知る由もない。
  1時間近く車を走らせ、山之村に到着した。山吹峠から少し下った所にあるある牧場では牛たちが草を食んでいた。牛たちの耳には認識番号を示す金属の札がキラキラ光っている。この牛たちはやがて飛騨牛となって売られていくのだろう。
  しばらく走ると茅葺屋根の家が見えてきた。今年の夏も家の前の畑にヒマワリを植えたようで、枯れてしまったヒマワリの茎が見える。その横にある田んぼには、黄色に色付いた稲の穂が垂れていた。今年も豊作のようだ。
  そして、少し走った所で、一面が真っ白な畑を見つけた。「何だろう」と車を止め、畑を見に行った。それは「そばの花」だった。真っ白な絨毯を敷き詰めたように、広い畑一面に「そばの花」が咲いていた。山之村は、そばの生産地でもあるようだ。
[ 2008/09/11 22:32 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

七尾市石崎 石崎奉燈祭

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                   F4サイズ 235×332mm

  今年も能登半島の各町々を勇壮なキリコが練り歩いたのだろう。その巨大なキリコを見に、毎年のように能登の町へ出掛けている。しかし、今年はその機会を作ることができないままでいる。
  古いスケッチブックを見ていたら、昨年出掛けた七尾市の石崎奉燈祭の描き掛けの絵が残されていた。石崎のキリコは能登半島最大で、重さが2トン、高さが12~15メートルもあり、100人近い男衆によって担がれていた。
  辺りが薄暗くなり始めた夕暮れ時、祭りは最高潮に達した。鉦や太鼓が激しく打ち鳴らされる中、男衆の勇ましい掛け声と共に巨大なキリコが動き出した。巨大な燈籠は右に左に揺れながらゆっくりと進んで行った。
  旅人は、残されていたスケッチを完成させながら、漁師町の素朴で荒々しい祭りを思い出していた。
[ 2008/09/09 06:34 ] 石川県 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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