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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記 TOP  >  2008年10月

飛騨市神岡町  初秋の藤波八丁

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                F4サイズ 235×332mm

  藤波橋沿いのケヤキの葉が色付き始めた。神岡の紅葉は細入に比べると早いようだ。
  この藤波橋から神岡大橋までの高原川沿いは、藤波八丁と呼ばれる渓谷が続き、夏にはアユやヤマメなどを狙う絶好のポイントになっている。アユはもう川を下ったようで釣人の姿は見えなかった。この渓谷に沿って散策路が整備されているので、紅葉が本格的に始まったら歩いてみようと思った。
  去年の秋も藤波橋から絵を描いた。今日は、川沿いの家を入れた構図にした。神岡特有の錆びたトタン屋根の家とエメラルドグリーンの水と黄色やオレンジに色付き始めた木々を描いた。去年より上手く描けたかな?
[ 2008/10/07 17:40 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町山之村 初秋の里山風景

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                 F4サイズ 235×332mm

  晴れ渡ったスケッチ日和の土曜日、神岡へ出掛けることにした。目指すは山之村にある茅葺屋根の家だが、途中いろいろ寄り道しながら行くことにした。
  小糸地区にある尾萩野の田んぼは刈取りが終わり、茶色の地肌が広がっていた。9月には青々としたエゴマ畑だった所も刈取りが終っていた。
猪谷の国境橋の下には、鮎のころころ釣りをする人の姿がたくさん見えた。鮎は釣れているようだった。
  神岡に到着。藤波橋周辺のケヤキは黄色く色付き始めていた。「この分なら高原にある山之村では美しい紅葉が見られるのでは・・・」と、期待しながら車を走らせたのだが、紅葉はまだ始まっていなかった。残念。
  目指す茅葺屋根の家の前の田んぼには架稲が立てられ、刈取られた稲が干されていた。今年も豊作のようだ。美しい里山の秋をスケッチし、帰途に着いた。初秋を満喫した一日になった。
[ 2008/10/06 18:22 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

富山市寺津 寺津の淵に伝わる話

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                F4サイズ 235×332mm

  神通川に架かる寺津橋の真下は「寺津の淵」と呼ばれている。今も青々とした水をたたえ、静かに鎮まりかえっている。ここに発電所を建設する時に、潜水夫がその淵の深さを測定したそうだ。その深さは何と24~5メートルもあり、さらに、その淵には奥深い横穴が開いていたそうだ。横穴には、江戸時代に飛騨地方から流された飛州木材が一杯詰まっていたとのこと。
  この淵には、五尺を越える黒鯉が住んでいて跳びはねるのを目撃したという話もあり、『河童伝説』も伝わる。本当に河童が住んでいそうな神秘的な淵である。
  この淵の上は「ドンドン畠」と呼ばれている。その畑で跳びはねると、ドンドンと音が響くからその名前が付いたとのことだが、これは、淵の下にある横穴がその畑の下まで延びているからなのだろう。
  土地の人に聞けば、もっとたくさんの話が聞けるのかも知れない。聞いてみようかな? 
[ 2008/10/03 13:43 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

富山市寺津 河童伝説が残る寺津集落

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                 F4サイズ 235×332mm

  神通川の景勝地に「片路峡」がある。「片路峡」は、寺津集落と吉野集落を結ぶ旧飛騨街道の別名で、険しい断崖が続く道である。現在は通行禁止の立て札があり、歩くことができなくなっている。
  その起点の寺津集落へスケッチに出掛けた。朝晩は冷え込むようになってきたが、まだ紅葉には時期が早いようだ。休耕田の向こうに連なる寺津集落を描いた。紅葉の時期にまた描きに来ようと思った。
  寺津集落には河童伝説が残っている。寺津の淵に住む河童が、馬に悪さをしようとしたのだが、おじいさんに捕まってしまう。おじいさんはその河童をこらしめようとしばりつけておいたのだが、おばあさんがうっかりしてその河童を逃がしてしまう。ところが、助けられた河童は、そのお礼に神通川で獲れたサケを毎年のように運んで来るという話である。
  このおばあさんが住んでいたという家には、河童をつないでいた石が今も残っている。神通峡の深い淵がある寺津に伝わる興味深い伝説である。 
[ 2008/10/02 17:53 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市河合町  里山の美しい風景

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                  F4サイズ 235×332mm

  春、田植え前の風景を描いた飛騨市河合町の秋の風景が描きたくなり、出掛けた。国道330号線を走って行く。宮川沿いの田んぼには架稲が並び、稲が干してある。架稲のある風景は飛騨では普通の風景になっているようだ。
  角川で宮川を渡り、河合町の街中を過ぎ、しばらく走るとめざす集落が見えてきた。田んぼには架稲が立ち、刈取られた稲が干してある。まだ黄金色に輝いている田んぼもある。
  高台になっている県道の縁に座ってスケッチを始めた。手前を流れる小鳥川のせせらぎの音や林の中からはモズの鳴き声も聞こえて来る。里山の美しい風景の中で、至福の時間を過ごし、スケッチを終えた。
  今度は真冬の風景を見に来よう! 
[ 2008/10/01 14:48 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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