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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記 TOP  >  2008年10月

飛騨市神岡町漆山  西漆山バス停

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                F4サイズ 235×332mm

  廃線後の漆山駅をスケッチした後、その奥にある西漆山集落を訪れた。小高い丘の上に広がる集落で、この先、道は行き止まりになっている。そこで、思いがけないものを見つけた。濃飛バス「西漆山」のバス停だった。神岡鉄道が廃止された後、各集落を結ぶ目的でバスが走るようになったのだろう。
  しかし、バスの時刻表を見て驚いた。「飛騨市巡廻バス『ふれあい号』猪谷方面(11:02 15:27)  神岡市街地方面(11:49 16:14)」となっている。1日4本しかバスが走っていないのだ。しかも、利用しても帰りはどうするのだろう。帰るバスがない時は、タクシーを利用するのだろうか。とても利用できそうにないバスだった。やはり、この地域の交通手段は自家用車しかないようだ。
  訪れた記念に、西漆山バス停をスケッチして帰途に着いた。
[ 2008/10/28 18:00 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(2)

飛騨市神岡町漆山  神岡鉄道廃線のその後

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        F4サイズ 332×235mm

  神岡鉄道が廃線になって3年目を迎えようとしている。廃線後、駅舎の多くは撤去されたが、鉄路はそのままの姿で凍結されている。
  現在、奥飛騨温泉口駅と神岡鉱山駅の間は、レールマウンテンバイクという自転車走行が、休日に実施されていて、観光客が訪れている。神岡の町では、神岡鉄道復活に向けての論議が現在も続いている。
  旧漆山駅の現在をスケッチした。ホームにあった駅舎は撤去され、線路への立ち入り禁止の立て札が立てられていた。鉄路は錆び、雑草が生い茂り始めている。神岡鉄道は、線路が朽ち果てるのをこのまま待つのだろうか。鉄道の復活を期待しながら、スケッチを終えた。
[ 2008/10/27 17:53 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町 紅葉の藤波橋

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                 F4サイズ 235×332mm

  このところ毎日のように、個展の準備で神岡へ出掛けている。今日は、友人にポスター掲示の依頼で出掛けた。我が家で実った水島という品種の柿を手土産に持っていった。今年は、柿の当たり年のようで、我が家の柿も枝一杯に実を付けている。あまりに生り過ぎたようで小粒だか、味は美味しい。「この柿は美味しいんだよね」と友人は喜んでくれた。
  帰りに藤波橋が見える所を通った。つい先日見た時は、ケヤキの木が少し色付いたかなと思っていたのだが、真っ赤に紅葉していた。曇り空なのが残念だった。太陽の光の下で見たら、葉っぱはきらきら輝いているのだろう。
  今日、神岡ニュースが届いた。旅人の船津座の個展を大きく取り上げてくれていた。神岡ニュースは神岡町のかなりの人が読んでいるというから、期待できるかも知れない。神岡ニュース社、ありがとう。
[ 2008/10/25 17:39 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町 神岡大橋からの風景

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         F4サイズ 332×235mm

  高原川を代表する藤波八丁を神岡大橋から見た。
  断崖に囲まれた高原川の対岸には、カラフルなトタン屋根の家並みが広がり、美しい風景である。
川淵の林は、みな広葉樹ばかりで、紅葉の季節には赤や黄色に美しく色付く。藤波八丁に作られた遊歩道の紅葉は本当に素晴らしいが、そこに建つ家からの眺めはもっと素晴らしいのだろう。この絶景に旅館はあるのかな?
  実は、この絵、船津座で開かれる個展に出品するため、以前描いたものを模写したものだ。旅人の技術が向上したからそういうことができるようになってきたようだ。ある画家から聞いた話だが、その人は同じ絵を4枚描き、春、夏、秋、冬と掻き分けるのだそうだ。確かにそういう方法もあるのだろうが・・・。
  藤波八丁の紅葉は始まっている。今年の秋はどんな絵が描けるのかな?
[ 2008/10/24 17:24 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町   釣瓶橋からの風景

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        F4サイズ  332×235mm

  神岡町を流れる高原川の風景を代表する所は、藤波八丁で、藤波橋や神岡大橋から見た風景は今までに何枚も描いてきた。
  先日、知り合いの喫茶店のママさんに会ったら、「高原川に架かる釣瓶橋からの風景も素晴らしいですよ。描いてみたらどうですか」とアドバイスを受けた。
言われて見れば、これまで、何度も釣瓶橋を渡ってはいたが、釣瓶橋からの風景は一度も見たことがなかった。
  それで天気のいい日に出掛けた。ママさんが言ったように、釣瓶橋の風景は素晴らしかった。断崖に挟まれた川原には、ごつごつした白い岩が鍾乳洞のような風景を作っていた。神岡の町を紹介する写真にここの風景がないことが不思議である。秋が深まれば、さらに美しい風景になりそうだ。また描きに来よう。
[ 2008/10/21 16:59 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市宮川町林  素晴らしい風景

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                 F4サイズ 235×332mm

  国道360号線を宮川へ向って走っている。11月1日から神岡町船津座で開催する旅人の個展のポスターを宮川町や河合町にある公共施設に貼ってもらおうというのだ。個展の開催も今年で3年目。ポスターや宣伝パンフの作成もだいぶ手馴れてきた。今年は、神岡町だけでなく、宮川町や河合町の絵も展示するので、そちらの方面にも宣伝しようと出掛けたのだ。
  宮川町坂上駅の周辺にある役場や農協、郵便局などは快くポスターの掲示を引き受けてくれた。その奥にある集落にもと、宮川沿いの道を走っていった所で、素晴らし風景に出会った。鏡のようになった水面に紅葉した山並みや木々、町並みが映っていたのだ。ヨーロッパのどこかの国の風景に似ているように思えた。
  今日は、ポスターをたくさん貼ってもらい、その上に、素晴らしい風景に出会うことが出来、最高の一日になった。
  宮川町の人はこの風景を知っているのかな?
[ 2008/10/20 17:22 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町山之村  稔りの秋

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                  F4サイズ  235×332mm

  三年前の秋、この茅葺屋根の家と畑を描いた。この日の風景は、その時と本当によく似ている。茅葺屋根の家の前には白いトラックが止まり、道の脇に立つ架稲には稲が干されている。その足元の畑には、ハクサイがダイコンに代わってはいるが、青々とした野菜が植わっている。
  茅葺屋根の家は、毎年同じ風景をつくっているように見えるが、今年、大きく変わったところがあった。それは、畑の周りに柵が設けられ、電線が張られていたことだ。イノシシの被害が年々大きくなっていて、こうした防衛柵を取らないと収穫は激減してしまうそうだ。
こうした動物の被害は、里山から人が去って山や畑や田んぼが荒れ始め、動物と人間の境界線が失われることによって、生み出されているそうだ。里山は、深刻な時代を迎えている。対策はあるのだろうか・・・。
  この茅葺屋根の家に住む人も高齢のようだ。旅人は、来年もこの風景が見られることを願いながら山之村を後にした。
[ 2008/10/12 19:10 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市宮川町種蔵 棚田と板倉の風景

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                 F4サイズ 235×332mm

  一般的に蔵は土蔵だが、飛騨地方には、木造の蔵が多い。この木造の蔵を飛騨では「板倉」と呼んでいる。宮川町種蔵には築80~100年を超える板倉が今も20棟近くも残っていて、棚田と調和した特徴のある風景をつくっていた。
  今日はこの板倉と棚田の風景に挑戦した。刈取りが終った稲が架稲に干されていて、赤とんぼが飛び、道端には秋の草花も花を咲かせている。見ているだけでもあきない風景である。この風景をスケッチブックに収めようというのだから、贅沢な話である。
  種蔵では、この棚田と板倉を生かし、ここを観光地にしようと取組みを始めたようだ。トイレや駐車場もつい最近整備した。宿泊用の宿も建設するという。環境省の「香りの風景百選」にも選ばれた種蔵には懐かしい日本の風景が残っていますよ。
[ 2008/10/11 17:59 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

富山市小糸 尾萩野の秋

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                     F4サイズ 235×332mm

  黄金色だった尾萩野の田んぼは、すっかり稲刈りも終り、茶色の地肌がむき出しになっていた。山間の田んぼなのにその広さに改めて驚いた。
  この地域は水の便が悪く、この尾萩野も以前は桑畑が広がっていた荒地だったという。昭和35年、東猪谷、小糸、伏木地域の人たちが協力して荒地を開墾し、水田にしたとのこと。今でもその時の苦労が語り伝えられている。
  尾萩野がある小糸集落には、江戸時代に、村人の窮乏を救うため、加賀藩に直訴して活躍した大垣宗左衛門の石碑や、彼を偲んで建てた「宗徳寺跡」、弘法の清水と弘法大師立像、馬頭観音、八坂神社、小糸不動滝と不動尊など歴史を伝えるものが今もたくさん残っている。
[ 2008/10/10 16:42 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

富山市岩瀬  夕暮れの岩瀬漁港

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               F4サイズ 235×332mm

  「アジ釣りに連れてって」と上さんにせがまれた。上さんのストレス解消は海釣りである。時刻は午後2時を過ぎ、そんなに遠くへは行けないので、細入から一番近い岩瀬へ行くことにした。
  途中で餌のアミエビを仕入れ、岩瀬漁港に到着したのは4時近くになっていた。今から釣るのだからそれほど数は期待していなかったが、結構大きいアジが立て続けに連れ出した。1時間近くで50匹近くになり大漁だ。
  「もう止めたら」と言うのだが、釣りに熱中している上さんは止めそうにない。そうこうしている内に、西の空が薄赤く染まり出し、今まで何の変哲もなかった風景は、海や空の色ガ紺碧色に変化し始め、美しい夕暮れの岩瀬漁港になった。スケッチブックに夕暮れの漁港風景をおさめることができた。釣りを続ける上さんに感謝!
[ 2008/10/08 19:46 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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