水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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富山市猪谷 猪谷駅にて

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  日中の気温が10℃を超え、山の雪も見る見る消えてしまい、風景だけを見ていたら、3月末。フキノトウが顔を出しそうである。しかし、季節はまだ1月。今年は本当に暖冬のようだ。来週には、また寒気団がやって来るという予報が流れているから、いつもの雪景色に戻りそうだ。冬はやはり雪景色がいい。
  今日は、いつものように猪谷駅に旅人のパンフレットを置きに来た。待合室に入って、雰囲気が少し変わっている感じがする。何が違うのだろうと考えてみたら、棚の上に、水盤があって、美しい花が生けてあった。誰だろう。きっと、蔵のある家のおばあさんが生けたのだろうと思った。優しい気遣いが伝わって来た。
  ホームに、二両編成の美濃太田行き普通列車が停車していた。薄き色の鄙びた感じのする列車だ。富山から来る普通列車を待っているようだ。このまま乗って旅をしたい衝動に駆られた。しばらく列車に乗っての旅をしていない。近々名古屋へ行く用事があるから、今度は、列車で行くことにしようと思った。
[ 2009/01/30 04:45 ] 富山市 | TB(0) | CM(1)

飛騨市河合町有家 「山中和紙の里」

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  この絵は冬の飛騨市河合町有家第2弾である。前回描いたサイズはF4号。太陽の光に微妙に色を変えながら輝く風景に感動した旅人だったのだが、前回の風景では描き足りていない。それでもう少し大きいサイズのF8号で描き直した。しかし、残念ながら今回も不満足の絵になってしまった。
  そんな時、何という偶然か、描いている家の清水さんから手紙と冊子が届いた。「コウゾの寒干が始まったら連絡するから、描きに来てください」という内容の手紙と山中和紙の歴史を綴った本だった。和紙作りを続けている清水さんからの手紙は本当に嬉しい便りだった。
  山中和紙の歴史を綴る本は、飛騨河合手漉和紙組合が中心なり、和紙作りを伝承する内容がまとめられていた。2年ほど前に、山中和紙を作っている柏木さんの所を訪問したことがあるので、書かれていることについては大体理解できたが、和紙を作る大変さがひしひしと伝わって来た。素晴らしい本を作られたと思った。
  今年は、どうも暖冬のようで、清水さんは、コウゾの寒干には苦労してみえるのではないだろうか。「描きに来てください」と電話が掛かるのを楽しみにしている旅人である。

[ 2009/01/25 19:34 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

富山市岩稲  冬の楽今日館

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 楽今日館の駐車場には、たくさんの車が止まっている。新しい年が明けたが、楽今日館は好調のようだ。
  これには、いろいろ工夫を凝らしている効果が現れているように思う。その一つが、富山市の広報に、新年早々宣伝が載っていた。また、今年の冬は、新しく、割引定期券なるものが発売され、地域に住む人たちには、格安で温泉に入ることができるようになった。この定期券を購入した人も多いようだ。また、日帰り入浴と食事、それに個室がセットされた企画もある。100年に一度の不況の嵐が吹き荒れ始めたが、今年も楽今日館には、たくさんの人が訪れてほしいものだ。
  今日は、雪に埋まる楽今日館を描きたかったのだが、残念ながら雪が溶けてしまい、冬枯れの風景になってしまった。予報によると、週末には雪模様の天気が続くという。雪が降ったら、また描きに来よう。

名古屋市南区 笠寺観音の多宝塔

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              F4サイズ 
 
  笠寺観音の境内に重厚な感じがする多宝塔がある。建てられたのは、江戸時代初期の正保年間ということで、境内に現存する建物の中では、一番古い物だという。
  尾張名所図絵という歴史書に笠寺観音を描いた風景が掲載されているが、その中にこの多宝塔の絵が見える。
  子どもの頃に写生会でこの多宝塔を描いた思い出があるが、確か、屋根の色を赤茶色に塗った記憶がある。その後、屋根を葺き替えたのだろう。
  多宝塔の前にある桜の木が幹の一部を残して、ばっさりと切られていた。きっと、幹が腐って切ったのだろうが、それでも、枝を伸ばし、葉を付けていた。抜いてしまわなかったのは、由緒のある桜なのだろう。木は根こそぎ取らなければ再生する力があるようだ。この勢いなら、数年内に美しい花を咲かせてくれるのではないだろうか。これから大切に見守って行きたい桜の木だ。
[ 2009/01/17 16:55 ] 笠寺観音かいわい | TB(0) | CM(0)

飛騨市河合町有家  冬の里山

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 年末に雪は降ったが、それ以後、まとまった雪はなく、今年は暖冬かと思っていた。しかし、成人式が開かれる頃になって、本格的な雪になった。積雪は50㎝を超え、峠越えの道は凍結し、車にとっては厄介な道になった。
 そんな時に、名古屋に急用ができ、出掛けることになった。列車にしようかとも考えたが、やはり小回りの効く車にした。峠越えのある41号線は止め、360号線を走ることにした。「冬の河合町有家の風景は素晴らしいです」と神岡での絵画展の折に聞いていたので、寄り道していくことにした。
  360号線は、決して走り易い道ではなかった。道は圧雪状態で、ブレーキを踏むことはできない。途中すれ違うのが困難な所もあり、プレッシャーを感じながらの運転だったが、何とか角川に到着した。
  街中を過ぎ、視界が開けた所へ出た。目的地の有家集落だ。田んぼや家並みは深い雪に埋まっていた。「コウゾの寒干風景をぜひ描いてください」と言われているのだが、寒干作業はしていないようだ。差してきた日の光に、微妙な陰影ができ、味わい深い風景をつくっていた。冬の風景も素晴らしかった。
[ 2009/01/16 09:34 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(1)

飛騨市河合町  山中和紙の里

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  細入から国道360号線を走り、河合町角川に到着。山中和紙を作っている家は、角川から少し山手に入った所にあった。「いなか工芸館」という看板がかかった立派な建物である。
 2階に作業場があり、一人のおばあさんが紙を漉いていた。おばあさんの名前は柏木さんという。柏木さんは気さくな人で、仕事の手を休めて、紙作りの工程を親切に説明してくれた。
  どろどろにしたこうぞの皮にトロロアオイの汁を混ぜることを初めて知った。 1枚の和紙ができるまでにはたくさんの工程を経ないといけないことが分かった。 「こうぞの皮の寒ざらしはどこでやっているのですか」と質問すると、仕事を中断して、その場所まで案内してくれた。
  こうぞの皮は、柏木さんの家の広い畑にびっしり並べてあった。「不思議なもので、こうぞの皮を雪にさらすと白く漂白されるのですよ。これがいい和紙を作るためには一番大切なことですかね」と説明してくれた。
  スケッチを終え、再び工芸館に行く。山中和紙はいろいろなものに加工されていて、工房には製品がいくつも並べてあった。丸い形の電気スタンドカバーは面白いアイデアだと思った。 「先日子どもたちと紙隙をやったのですが、その紙で卒業証書を作ることになっています」と教えてくれた。
 山中和紙は鎌倉時代に始まった伝統産業とのこと。昔は、たくさんの家で作られていたが、今では、河合町ではたった二軒になってしまったとのこと。柏木さんの家では、息子さんが跡をついでがんばっているそうだ。これからも大切な伝統産業を守り続けていってほしいと思った。




[ 2009/01/14 19:58 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

名古屋市南区 笠寺一里塚

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  笠寺観音から旧東海道を300メートルほど東に行った所に「笠寺一里塚」がある。高さ3メートルほどの小高い丘の上には、青々としたエノキが茂っている。江戸時代には、名古屋市内に九つの一里塚があったそうだが、現存するのは、この笠寺一里塚だけである。
  子どもの頃から、この一里塚を見てきたが、一時期、木の勢いが弱り、枯れるのではないかと思われたことがあった。このままではいけないという声に、手当てが施され、荒れていた周辺も整備が進み、今では見事な観光スポットとしてよみがえった。
  この近くには街道の松並木もあったのだか、今はその面影は全くない。ここに、古の松並木を復活させたら素晴らしい風景になるのだろう。そんなことを思いながら、一里塚を後にした。
[ 2009/01/10 16:15 ] 笠寺観音かいわい | TB(0) | CM(0)

富山市猪谷 冬の猪谷駅

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  年末に降り始めた雪も大したことはなく、穏やかな正月を迎えることができた。ありがたいことである。今年は暖冬なのかも知れない。
  新年早々、猪谷駅に出掛けた。猪谷駅には旅人のパンフが置いてある。細入地域紹介と、神通峡周辺の伝説・民話の2種類だが、結構人気があるようで、1週間に30部ほどがなくなる。年末から新年にかけて乗降客が増えているようなので、今日は少し多めに持って来た。
  それにしても、猪谷駅周辺の雪が多いのには驚いた。私の住む楡原では、道路の雪はほとんど溶けてしまったのだが、猪谷では、まだしっかり道路に雪が残っていた。さすがに豪雪地帯である。
  待合室はガランとしているとばかり思っていたのだが、何と10人ほどの人がベンチに腰掛けていた。家族連れが多いから、お正月に帰省した人たちなのだろう。もうすぐ到着する特急ひだに乗車するのだろうか。
  予想通り、テーブルの上のパンフはすっかりなくなっていた。旅する人の暇つぶしになればと置いているのだが、今年もこの駅へ通うことが多くなりそうだ。うれしい話である。
[ 2009/01/08 14:00 ] 富山市 | TB(0) | CM(2)

名古屋市南区 西方院

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  笠寺観音の西門から出ると、斜向かいに赤や白の幟が立つ小さなお寺がある。幟には「粕畠観世音大菩薩」や「南無水子地蔵尊」、「烏枢瑟摩明王」などの文字が染め抜かれている。お寺の名前は「西方院」といい、名古屋四国四十五番札所の表示がある。真言宗のお寺のようだが、地域の歴史書を調べても「西方院」という名前が見つからなかった。比較的新しいお寺のようである。
  「烏枢瑟摩明王」と幟に記された見慣れない文字に興味を持ち、調べてみた。「烏枢瑟摩明王」は、「うすさまみょうおう」と読み、産褥の穢れや枯木の精による障害、毒蛇の害、悪鬼の祟りなどを取り除く仏様であるという。不浄を清浄に転じさせる力があるとされることから、トイレに祀られることが多いということだった。
  この西方院で奉られる「烏枢瑟摩明王像」は、8年毎にご開帳があるとのことだった。
  笠寺観音のすぐ近くに、こういうお寺があったことも、今回の新しい発見になった。
[ 2009/01/05 16:53 ] 笠寺観音かいわい | TB(0) | CM(0)
プロフィール

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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