水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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飛騨市宮川町種蔵 種蔵の冬景色

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 河合町の山中和紙の里へ出掛けた帰り、宮川町種蔵に寄り道した。去年、種蔵の秋を描いたが、冬景色も描きたくなって訪れた。冬は初めてである。
  雪が積もった険しい坂道を上り、しばらく走ると種蔵が一望できる高台に出た。集落は雪に埋まっていた。
  車を道路脇に止め、スケッチブックを持って歩き出した。道はしっかり凍っていて、つるつるである。雪が積もっている所を選んで歩いて行った。人影は全く見えない。
  観光写真で紹介されている板倉が見えてきた。白い雪に茶色の板倉が映え、美しい景色である。秋に描いた場所でスケッチを始めた。遠くに見える立派な家の窓が開いた。その家の人が私の方を見ているようだ。しばらくして窓が閉まり、以前の風景に戻った。「決して、怪しいものではありません。絵を描きに来たのです」とその人は理解してくれたのだろう。
  この場所でのスケッチを終えたが、まだ何枚か描きたくなって集落の中をうろうろした。この種蔵は、宮川町の観光地として、現在、売り出し中だが、駐車場もトイレも雪で埋まっていた。冬に訪れる人はほとんどいないようだが、「冬の景色も売り物になるのでは」と思った旅人である。
[ 2009/02/27 17:59 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(2)

富山市猪谷  猪谷駅全景

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  2月の猪谷駅全景を描いた。ホームにはJR東海の2両編成普通列車が停まっている。3月のダイヤ改正では、JR東海の列車ダイヤに変更はなかったが、JR西日本では、夕方に富山から来る普通列車が復活した。嬉しい改正である。
  去年、ホームの改修があり、プラットホームには、白線に変わって、視覚障害者用の黄色い点字ブロックが敷かれた。
  もう一つ大きく変わったのは、旧神岡鉄道のホームにはフェンスが張られたことだ。このフェンスは何のために必要なのだろうか。通過する列車があるというのだろうか・・・。今、神岡の町では、旧神岡鉄道の線路撤去を巡って議論が沸騰している。このフェンスは、神岡鉄道が廃線となったことを強烈にアピールしているように旅人には見えた。
  駅舎の横には、この地域の下水道整備が進んだこともあり、トイレが新設された。秘境の駅の旧式男女共用トイレがなくなり、残念と思っている鉄道マニアがいるのかな?
  駅舎奥にある3階建てのビルは、JRの官舎で今も利用されている。
  駅前にある旧神岡鉄道アパート群は取り壊されるという話だ。猪谷駅周辺の風景は、これから大きく変わるようだ。
[ 2009/02/25 08:05 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

富山市猪谷 猪谷駅舎

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  2月に入ってから、猪谷駅を描く回数が多くなっている。旅人の列車好きということもあるが、ブログで猪谷駅を紹介したページには、拍手やコメントが多く、それが励みになっているように思う。
  今日は、久しぶりに猪谷駅舎を描いた。雪景色の駅舎を描くのは今回が初めてだ。2年前、高山本線が洪水で寸断されていた時に、この駅前広場から飛騨古川方面へ向う代行バスが出ていた。「こういう景色は今しか見られないから、描いたらどうかね」と勧められたのだが、他に描きたい風景があり、描かず仕舞いで終った。描いておけば、貴重な絵になったのだろう。
  この駅舎は、富山と猪谷を結ぶ飛越線が開通した昭和5年に建てられた。また、駅舎入口の「猪谷駅」と手書きで書かれた看板は、国鉄時代からこの駅に掛かっているものだ。今時、手書きの駅名を記す看板は珍しいということで、鉄道マニアには有名になっている。この駅舎や看板をカメラに納めるために、この猪谷駅で下車するマニアの姿を時々見かけるほどだ。
  このところ、ようやく冬らしくなり、雪景色が見られるようになったが、積もった雪も日が差せば、あっという間に解けてしまう。気の早いフキノトウが顔を出し始め、季節は確実に春に向って歩み始めたようだ。
[ 2009/02/23 13:48 ] 富山市 | TB(0) | CM(2)

富山市猪谷 特急ひだ号

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  昨日降った雪は、昨日の内にほとんど解けてしまったが、昨夜また雪が降った。10センチほどの降り積もり、今日も美しい雪景色が見られそうだ。
  時刻は午前8時20分。特急ひだ号の発車時刻に間に合いそうだ。国道の凍結もなく、10分ほどで猪谷駅に到着した。待合室を覗くと、5人ほどの人が列車を待っていた。服装から見ると、特急ひだ号に乗車する人のようだ。
  外へ出ると、ホームに制服姿の人影が見えた。手には四角いカバンを提げている。この駅から乗車する特急ひだ号の運転士のようだ。車掌は、富山駅から乗車するそうだ。
  さっき待合室で見た人たちもホームへ移動した。そして警報機が鳴り出し、遮断機が下りた。神岡鉄道が廃止される頃に、線路に入って写真を撮る人がやたら多くなり、それでここに遮断機が設置されたと記憶している。今はその賑わいはないが、安全のために遮断機が降りるのだろう。
  特急ひだ号が姿を現し、ホームに停車した。そして、運転士の交代があり、列車は発車した。雪煙を巻き上げながら、特急ひだ号はトンネルの中に消えて行った。「ああ、旅に行きたい」と思う旅人だった。
[ 2009/02/20 16:06 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

富山市猪谷 雪の猪谷駅

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  2月だというのに、もう春になってしまったのかと心配していたら、冬型の気圧配置になり、雪が降り出した。積雪は30センチ。ようやくいつもの2月の風景が戻って来て安心している。
  今朝は、降っていた雪も止み、天気は快晴。新雪の美しい景色をスケッチしに出掛けることにした。凍結した道をそろそろと走りながら、まずは、猪谷へと車を走らせた。
猪谷駅のホームには富山行の普通列車が停車していた。去年の1月、このホームを、新雪を巻き上げながら発車して行った「特急ひだ号」の姿を思い出した。今日もきっとその時と同じように走って行ったのだろう。見たかったなあ!
  ホームの向こうにそびえる山が、雪化粧してキラキラ輝いていた。この時期、スギやヒノキは、花粉を一杯つけて、葉っぱは黄土色に近い汚い色をしているのだが、今日はなぜか深緑色で本当に美しく見えている。これも新雪が成す技なのだろう。雪は魔法使いだ。
  次は、どこへ行こうかな?
[ 2009/02/18 23:09 ] 富山市 | TB(0) | CM(1)

富山市寺津 寺津全景

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  以前から描きたいと思っていた風景がある。国道41号線庵谷橋から覗いた寺津の風景である。車を止めるスペースがなく、いつも通り過ぎてしまうのだが、今日は思い切って国道の脇に車を止めた。このところの暖かさで雪はすっかり解け、春を感じさせる風景が眼下に広がっていた。
  神通川第一発電所の建物の向こうに赤い寺津橋が見える。その橋の下にある淵が、河童伝説が残る「寺津の淵」である。この寺津の淵は、江戸・明治時代には、飛騨から流された飛州木材を、藤蔓で作った太い綱で止め、その数を数えて、帳付けする所だった。ここで筏に汲んで、さらに下流まで流す木流し職人が活躍した所だ。轟々と渦巻いて流れる神通川を、筏が下って行った風景はさぞかし勇壮だったことだろう。
  橋を渡って、その先に見えるのが寺津集落だ。ここからは谷の底にある集落に見える。その手前にある右手へ続く道が、景勝「片路峡」を通る旧飛騨街道だ。本格的な春になったらまた歩きに行こう。

[ 2009/02/17 15:31 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

富山市猪谷 県境の駅

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 猪谷駅は、富山と岐阜の県境の駅である。しかも、この駅は、JR東海とJR西日本の経営の境目でもある。ホームにはJR西日本を走る普通列車とJR東海を走る普通列車がなかよく並んでいる姿を見ることができる。何年か前までは、JR東海を走る普通列車が富山まで行っていたのだが、経営分離がはっきり進み、猪谷駅止まりになってしまった。現在、両方の列車を見ることができるのはこの猪谷駅だけのようだ。
  3月14日にJRのダイヤ改正が行われる。さっそく調べてみたのだが、高山本線のダイヤはほとんど変更がなかった。しかし、その中にうれしいダイヤ改正を見つけた。去年の改正でなくなってしまった夕方の列車が復活するのだ。父母たちの努力が実り本当によかった。中学校や高校に通学する子どもたちは、これからは安心して部活動に取り組めることだろう。
  世間は、100年に一度の大不況で大荒れの状態である。不況の嵐は、この猪谷駅にも押し寄せて来るのだろう。どんな形で押し寄せてくるのかこれからしっかり見ていこうと思っている。
[ 2009/02/15 19:28 ] 富山市 | TB(0) | CM(1)

飛騨市河合町有家 山中和紙の里

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  河合町有家の美しい風景が望める位置でスケッチした。「あの場所は、有家の絶景ポイントのようで、カメラマンもよく来ていますよ。『今は光の具合がよくないから、昼から来るわ』と言い残して立ち去ったカメラマンもいましたよ」と清水さんも笑いながら話していた。有家の美しい風景はここからしか見られないようだ。
  雪が積もった田んぼに、コウゾが干してある。例年なら田んぼ一面にコウゾが干してあるとのことだが、暖冬の影響で今年はやっとこれだけ干せたとのこと。清水さんの納屋には、これから出番を待つコウゾが、まだ山のように積まれていた。
  それにしても美しい風景だ。カラフルな色のトタン屋根。朽ちた壁のある土蔵。まだ白い雪が残る屋根も見える。白い田んぼとそこに映る淡い影。緩やかに流れる小鳥川は深い青色をしている。その淵には冬枯れした草木が並ぶ。スケッチに没頭していたら、遠くから、正午を告げる音楽が流れて来た。そろそろ帰る時間が来たようだ。
[ 2009/02/13 19:38 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市河合町有家 山中和紙の里

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 「コウゾの寒干が始まったからお出でください」と河合町で和紙作りをしている清水さんから電話が入った。天気がよい土曜日に出掛けた。今年は雪が少なく、国道360号線もすいすいと走って行ける。何と40分ほどで清水さんの家に到着した。
  作業場を覗くと、清水さんは和紙を漉いている最中だった。「遠い所をご苦労様」と清水さんは手を休めて出迎えてくれ、コウゾが干してある田んぼへ案内された。広い田んぼには何列もコウゾが干してある。「雪が深いと、コウゾの黒皮がうまく剥がれるのですが、今年はこの通り、上手く剥がれないのですよ」と清水さんは少々困り顔だった。
  その後、紙漉きの仕方について作業場で詳しく説明してもらった。紙漉きは単調な仕事のように見えるが、実は自然相手の作業なので、自然条件によって和紙のでき方が違うそうだ。今年のような暖冬では、いい和紙が漉けないとのことだった。「気温が低いと紙漉きの水の音が違うのですよ」と言った清水さんの言葉が印象的だった。
[ 2009/02/12 17:16 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

富山市岩稲 湖水の淵に並ぶ集落

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  今は、静かな湖水の淵に並ぶ岩稲集落であるが、その昔、この集落は、この湖水の下にあった。ダムが出来たことによってここへ移転した。その経過について、岩稲八幡宮境内の記念碑に記されているので紹介しよう。
  「昭和27年4月9日、北陸電力株式会社から当部落へ神通川第2発電所建設計画が提示されて承諾協力が求められた。それによれば急淵岩をはさむ千古の清流をせき止めて一大ダムを建設するために宅地を埋めたて、家屋を持ち上げねばならぬもの、移転せねばならぬもの数多く田畑山林の水没、工事用土地提供等用意のものではなかった。当部落としては一大変革を来すことでもあるので夜を徹しての協議折衝実に数十回、結局国家の要請による電源開発の主旨に則り同年9月27日部落民全員一致をもって起工承諾の覚書を取交し同年10月14日基本契約成立して調印を完了したのである。10月7日着工工事のため家屋を持ち上げて移転したものは当時の部落戸数27戸中公民館をはじめとして16戸に及んでいる。…本工事は近代科学の力によって着工から僅々一ヵ年半の昭和29年2月に完成を見たのである。…」
[ 2009/02/01 08:42 ] 富山市 | TB(0) | CM(1)
プロフィール

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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