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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記 TOP  >  2009年03月

名古屋市南区 笠寺商店街 西龍恵土本店

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  笠寺西門交差点の少し西に串カツとホルモン焼きで有名な「西龍恵土本店」がある。この店の串カツは、口に入れると、衣の中に封印されていた甘みのある肉汁が、じわっと広がる絶品である。垂れは、ソースもあるが、秘伝の味噌がお勧めだ。もちろん、店で食べるのが一番だが、お土産に家に持ち帰るお客さんも多い。夕方時になると、串カツを求めるお客さんで、行列ができるのも珍しくない。
  もう一つ、有名なのがホルモン焼きである。ホルモンとは、牛の内臓物のこと。名古屋に焼肉屋は数えられないくらいあるのだろうが、牛の内臓物を味付けしないでそのまま焼いて食べさせてくれる店は、恵土の他にあるのだろうか。
  牛ホルモンと生ビールを注文した。ホルモンとたっぷりのキャベツが、テーブルの上の鉄板で音を立て始めた。そろそろ食べ頃。秘伝の醤油垂れに付けて口に入れる。焦げたキャベツと、噛みごたえのあるホルモンを生ビールで胃袋に流し込んだ。久しぶりに味わった懐かしい恵土の味だった。ごちそうさま。

[ 2009/03/30 08:51 ] 笠寺観音かいわい | TB(0) | CM(0)

名古屋市南区 笠寺商店街  喫茶「ミハル」

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  笠寺商店街の本通りから名鉄本笠寺駅へ通じる細い路地に、老舗の喫茶店「ミハル」がある。「SINCE 1959」と看板に表示があるから、開業したのは1959年ということなのだろう。ちょうどその頃、現在の位置に本笠寺駅が移動した記憶が旅人にはあるので、本笠寺駅の開業に合わせて喫茶店を始めたのかもしれない。
  この喫茶店「ミハル」は、前にも紹介したが、笠寺まちづくりの会「かんでらmonzen亭」の拠点として現在活躍中である。毎月第2土曜日午前9時30分から正午まで、この喫茶店で、定例会が開催されているという。飛び込み歓迎というから、機会があれば旅人も参加したいと考えている。
  名古屋に喫茶店が多いことは、全国的に有名だが、この笠寺商店街にもたくさんの喫茶店がある。何軒あるのか数えたことはないが、10軒以上はあるように思う。今度、桜を描きに行った時に数えたいと思っている。
  旅人の住む細入は、今日は朝から雪が降り続き、5cmほどの積雪だ。名古屋も花冷え状態で、桜の開花も一休みしているようだ。名古屋行きは、4月に入ってからになりそうだ。
[ 2009/03/27 18:22 ] 笠寺観音かいわい | TB(0) | CM(0)

名古屋市南区 笠寺商店街

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  笠寺西門交差点から西に伸びる笠寺商店街の風景である。洋品店、時計店、飲食店、靴店などの商店が並び、下町の風景を作っている。昭和30年代の風景がそのまま残っていて、タイムスリップした気分にさせてくれる。
  旅人が子どもの頃はもっとたくさんの商店が並んでいたのだが、郊外に大きなスーパーができ、商店経営者の高齢化もあり、次第に商店の暖簾が減り始めた。建物がなくなり、駐車場になってしまった所もある。
  そんな中、笠寺商店街に活気を取り戻そうと、商店街の人や在住の人たちが、平成19年5月、笠寺まちづくりの会かんでらmonzen亭を立ち上げた。現在、メンバーがやってみたいと提案した企画を一つずつイベントとして実現している。そして、もっと楽しい街、環境にやさしい街、新しい文化や産業を生み出す街を目指しているという。
  たまたま、笠寺を訪れて、この会に出会った旅人は、水彩画を提供し、この夏には、笠寺かいわいを描いた水彩画展を開催する予定でいる。もちろん、この絵もその時には展示されることになる。
名古屋では、桜が咲き始めたという連絡をもらった。笠寺観音の桜を描きに行く準備を急がなくては・・・。
[ 2009/03/25 09:12 ] 笠寺観音かいわい | TB(0) | CM(0)

名古屋市南区 笠寺商店街 ゆたかや

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  笠寺西門交差点近くに、「とにかく、美味しいから、食べてって」と看板や暖簾が通行する人に呼びかけている店がある。ラジオやテレビにも登場している手打ちうどんの店「ゆたかや本店」である。創業は昭和36年というから旅人が中学生の頃である。
  店の入口は、「手打ちうどん」の看板や暖簾で埋め尽くされ、ショーウィンドウにも「手打ちうどん」のメニューがぎっしり並んでいる。とにかく、その数の多さには圧倒される。
  しかも、この店のメニューは、ユニークである。うどんのメニューを紹介すると、「お茶漬けうどん、とりなんば、山菜うどん、天ぷらうどん、玉子とじうどん、志の田うどん、あんかけ、カレーうどん、冷やしうどん、生じょぅゆころ、冷やしめんたいうどん、うどん」がある。しかも、小鉢は全て250円、大鉢は冷やしうどんを除いて350円と今時にぴったりの格安なのである。この他に、きしめんや蕎麦、中華そばのメニューもいろいろあり、店の中も賑やかである。味の方は、名古屋仕込みで抜群。笠寺商店街へ出掛けたら、ぜひ寄ってりゃーせ。

[ 2009/03/22 15:41 ] 笠寺観音かいわい | TB(0) | CM(0)

飛騨市宮川町種蔵 種蔵の冬風景その3

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  飛騨市のホームページに種蔵地区の紹介が載っていた。
  種蔵という名の由来については、次のような伝説が残っているという。
『種蔵の水口家の祖先にあたる仁蔵が、奥州の棚倉からこの地へ移住し、開拓を始め、村の名に出身地の「棚倉」をそのまま使いました。 ある年、天災・飢饉に見舞われたとき、この村では蓄えていた「種もの」を近隣の村へ分けてやったところ、これらの村々は「棚倉」を「種蔵」と呼ぶことで感謝の気持ちを表しました。 これが「種蔵村」という村名の起源といわれています』心優しい人たちが切り開いた村だということが伝わって来る。
  種蔵の集落は現在13戸。このままでは、貴重な棚田や板倉が滅びてしまうということで、宮川町内の住民有志9人が「種蔵を守り育む会」を立ち上げた。草刈りなどの景観保全ボランティアや地域主催の「夏まつりや花火大会」、「種蔵新そばまつり」を支援するなど、棚田保全や地域の活性化に向け様々な活動を行っている。
  集落には、飛騨市の力で、「板倉の宿 種蔵」という交流宿泊体験施設も整備された。本格的に田舎暮らし推進の事業を始めるということだ。
[ 2009/03/15 09:30 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町 高原川冬風景その2

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  高原川を挟んだ向かいに、歴史を感じさせる蔵が並んでいる。去年、船津座の個展にこの蔵の風景を何枚か展示した。その折、この蔵の絵の前で立ち止まってじっと見ている人を何人も見た。
その中に、「この蔵の一つは、私の持ち物なのよ。でも、今は、使わなくなってしまって、放置しているのよ」と、話し掛けてきたお婆さんがいた。
  「あなたが、私の蔵を描いてくれて本当に嬉しく思います。これからもどんどん描いてくださいね。でも、やがて、この蔵も朽ちてなくなってしまうから、蔵を保存するように行政に働きかけているのよ。まだ本腰になってくれないけどね・・・」とお婆さんは話してくれた。
  神岡の人たちにとって、この蔵の並びは、神岡を代表する風景の一つになっているようだ。この蔵が保存されれば、観光に生かされると思うのだが・・・。
  そんなことを思い出しながら冬風景を描きあげた。

[ 2009/03/13 15:57 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市宮川町種蔵  雪道と土蔵

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  種蔵集落の凍てついた道をどんどん上って行くと、集落全体が見渡せる所へ出た。去年の秋、架稲のある風景を描いた場所だ。美しい雪景色が広がっている。
  すぐ横を見ると、土蔵がある。種蔵には、板倉しかないと思っていたのだが、土蔵もあるようだ。この土蔵はだいぶ朽ち果てていて、壁が所々剥がれ落ちている。板が並べてあるのは雪囲いなのだろう。この土蔵は絵になる風景だと思って、スケッチを始めた。
  雪道には、車のわだちや、旅人が歩いて来た踏み跡もはっきり残っている。その景色も入れた絵にした。雪国でしか描けないおもしろい絵になったようだ。
  季節は3月も半ば。春が駆け足で近づいて来ているが、雪もちらついている。こういう風景を見るチャンスは、まだありそうだ。種蔵の雪景色をもう一度見に出掛けてみようか。
[ 2009/03/12 18:18 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町 冬の藤波橋

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  西里橋から上流に赤い橋が見える。藤波橋である。今は、西里橋が神岡の町の中心的な橋になっているが、高原川に架かる橋は、この藤波橋だけだった時代がある。その当時は、藤橋といい、藤蔓で編んだ橋だったようだ。
 神岡町史にそのことを書いた記録が載っているので、紹介しよう。
この日記は、1815年、日向国(宮崎県)佐土原藩の野田成亮という人が飛騨を旅した時に記した日記である。
「二十五日曇天、中山村立。辰の刻、今朝まで馳走あり。今日は始終山中道難所也。人家村もある所にあらず。夕方、船津と云う町に宿す。当所にも藤橋とて名橋あり。長さ二十間余、幅四尺計り、桁を藤カツラにて結び、其上に幅五寸計りの木を結い付け、梯子を掛けたる如く、中はたわめり、双方高く、真中へ行けば、ぶらぶらと振り、あぶなき橋也。一句。 藤橋や蜘蛛の綱手の露からみ」
(日向国佐土原の修験僧泉光院成亮記「飛騨日記」抄 文化十二年8月)
[ 2009/03/11 14:18 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)

飛騨市神岡町  高原川冬景色

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  去年は、神岡の風景をたくさん描いたが、今年はまだ一枚も描いていなかった。旅人は、秋には、またこの町で絵画展を開催する予定でいる。それで、今日は、冬の風景を何枚か描くつもりでやって来た。
  バローの駐車場に車を止め、高原川の堤防の縁に立った。川原は、前日に降った雪で、一面、白く光っている。水の流れは穏やかで、その流れの向こうに薄青い西里橋が見える。川原の冬枯れした草が白い雪埋まり、趣のある風景をつくっていた。
  季節は、もうすぐ3月。高原川のアマゴの解禁は、3月1日と聞いている。
  去年の春、この川原がたくさんの釣人で埋まっていた時のことを思い出した。こんなにたくさんの人が竿を伸ばしたら、釣れない人がほとんどだろうと思っていたのだか、釣れる、釣れる。ニコニコ顔の人で一杯だった。どうも何かの大会のようで、たくさんのアマゴやイワナが放流されていたようだ。今年も、この川はたくさんの釣人で賑わうのだろう。
[ 2009/03/06 14:13 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(1)

飛騨市宮川町種蔵  種蔵の冬風景その2

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  種蔵集落は国道360号線から少し山手に入った所にある。種蔵へ通じる道路の除雪も確保されているようで、豪雪の時期も交通の便が途絶えることはないようだ。しかし、集落には店屋は一軒もない。種蔵の人たちは、生鮮食料品をどこで確保しているのだろうか。国道沿いに酒屋が一軒あるが、たぶん宮川の街中まで買いに行くのだろう。いや、大きなスーパーのある飛騨古川まで行く人もいるのかも知れない。とにかく、雪の降る冬の大変さがひしひしと伝わって来た。
  飛騨の名物に、漬け物ステーキなるものがある。漬け物をステーキのように油で炒めて、それをたまごで絡め、その上に鰹節を載せて出来上がりである。素朴だけど美味しい料理だ。この種蔵の家庭でも、食卓に漬け物ステーキが載っているのかも知れない。
  種蔵から、さらに山を上って行くと、菅沼集落がある。除雪もままならないようで、この日は、その道は雪で埋まっていた。きっと、冬は厳しい生活を強いられているのだろう。菅沼集落の冬景色も描いてみたいと、旅人は思った。
[ 2009/03/04 16:48 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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