
F4サイズ
西里橋を描き始めてから、4年近くになる。今までに10枚は超えているように思う。不透明水彩絵の具で描いたのは今回が初めてであるが、だいだい満足できる絵になったように思う。
ところで、不透明水彩絵の具を使ってみて、幾つか気が付いたので、まとめてみた。
その1 不透明水彩絵の具は、子どもたちが日頃使っているものだから、格安である。今回利用したペンテル製は、12色入りで、480円だった。不透明水彩絵の具なら、とてもその値段では購入できない。
その2 不透明水彩絵の具は、薄い色から順に塗っていけば、容易に新しい色を塗り重ねることができる。「この色は違っていた」ということで、水で洗い流さなくても、その上に少し濃い目に塗れば、色が変えられる。透明水彩より本当に簡単である。
その3 濃い色を塗ってしまった後でも、白色を使えば、色の修正ができるのだ。この点が、透明水彩とは決定的に違っていた。透明水彩の場合は、白色の扱いが難しく、紙の白色をいかに利用して描くかにいつも神経を使っていたように思う。その苦労がなくなった。
水彩画を、子どもたちに教えるポイントが少し分かったように思う。不透明水彩絵の具は、子どもにぴったりの絵の具のようである。