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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記 TOP  >  2010年01月

富山市楡原 楡原中学校

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                        楡原中学校
 
  広いグラウンドの向こうに、耐震工事が終了し、おめかしした楡原中学校の校舎が輝いている。降り積もった新雪がその門出を祝っているようだ。
  楡原中学校は、すぐ隣に、神通碧小学校が併設された。併設工事が終了し、この一月から小学生と中学生が一緒に学ぶ学校に変身した。カリキュラムは、今まで通り別だが、運動場や体育館は、中学生と小学生が共同で使うことになったそうだ。
  これから、いろいろ不都合なことが起きるのだろうが、中学生と小学生が同じ校舎で生活するのだから、すばらしい学校になるのではないだろうか。小・中一貫教育の実践校として、楡原中学校・神通碧小学校が全国から注目される日が、やがて来るのかも知れない。
  それから数日後、運動場から元気な子どもたちの声が聞こえて来た。見に行くと、雪の運動場に小学校低学年の子どもたちが、勢揃いし、雪遊びの真っ最中だった。雪の中を転げ回る子どもたちは、大はしゃぎ。雪遊びは、雪国の子どもたちも大好きなようだ。
[ 2010/01/31 17:14 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

富山市猪谷 冬の神通峡

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                     冬の神通峡
 
  十年ほど前のことになるが、桜の開花を追って東北地方を旅したことがある。免許取立ての頃で、今から考えると無謀そのものだったが、奥羽本線に沿って、国道十三号線を北に向かって走って行った。
  山形市・天童市の桜を見物し、村上市に入った所で、一枚の絵はがきと出会った。絵はがきには、冬の最上川の風景が描かれていて、その作者である真下慶治美術館が近くにあるというので、寄り道していくことにした。
のどかな田園の中にある小さな集落に、真下慶治美術館は、建っていたような記憶がある。夕暮れ時で、もう閉館という時刻に美術館に入った。静寂な室内の壁面には、最上川を描いた大きな風景画が、ずらりと並んでいた。どの作品も、実に丁寧に描かれていて、作者の息遣いが伝わってくるようだった。
  その中でも、雪景色を描いた最上川の風景が美しかった。旅人が住んでいる細入の風景に似ていると思った。いつの日か、こんな絵が描けるようになれたらいいのになあと思いながら、美術館を後にした。
  あれから十年。この日、冬の神通峡を描いていて、あの時の風景を思い出した。今年は、冬の神通峡の大きな絵に挑戦してみようかな・・・。
[ 2010/01/29 10:16 ] 富山市 | TB(0) | CM(1)

富山市割山 冬の割山森林公園「天湖森」

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                 冬の割山森林公園「天湖森」
 
  「天湖森」は、冬も営業しているというので、メタボ対策も兼ねて、出掛けた。天湖森へ通じる広い車道は、除雪されていて、歩くのに全く支障はない。
三十分ほど歩いて、ゲートに到着した。積雪は、一メートルぐらいだろうか。除雪された道以外は、雪に埋まっていた。駐車場には、車が何台か止まっている。この時期でも釣りを目当てに来る人がいるようだ。
  天湖森にある土田池は、半分ほど凍結しているが、小川が流れ込む辺りは、水面が見え、釣人が竿を振っていた。ニジマスをねらっているようだ。
  管理棟へ行くと、昨年知り合いになった管理人さんが除雪作業をしていた。ここには、昨年から旅人の絵が何枚か展示されている。
  「この季節に宿泊する人がいるのですか」と管理人さんに聞くと、「土・日には何人かいます。釣りだけでなく、スノーシューで山を散策したり、雪の中の生活を体験したりしにやって来られるようです。祝日の二月十一日には、イベントを企画しています。ぜひ遊びに来てください」と誘われた。地元細入のおばちゃんたちの紙芝居もあるという。遊びに来ようかな・・・。


 ご案内  フェスタ IN 天湖森 冬版
           主催 割山森林公園 天湖森

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富山市楡原  冬の国道四十一号線

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                冬の国道四十一号線
 
  降り続いていた雪が止み、久しぶりに青空が顔を出した。新雪が太陽の光にキラキラ輝き、美しい風景が広がっていた。
隣の集落では、総出で、除雪溝への雪捨て作業の真っ最中だった。私の集落も、道の除雪があるのだが、こういう瞬間はなかなか訪れない。除雪は後回しにして、あちこち歩き回った。
  おかげで、スケッチポイントを幾つか見つけることができた。「深い雪に埋まった楡原中学校」「楡原集落の東に聳える雪の御前山」「冬の国道四十一号線」「高田集落の除雪風景」…。
  その中から描いたのが、上の絵である。
除雪された雪で埋まった歩道を、除雪しているのであろうか。老人が、シャベルを手に、固まった雪と格闘していた。その横を車が走り去っていく。「気をつけないと危ないよ」と、思わず、声を掛けたくなる風景だった。
[ 2010/01/24 15:58 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)

福井県越前町  大樟(おこのぎ)漁港

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                   越前 おこのぎ漁港

 敦賀新港から富山へ向けて出発した。冬の日本海が見たくて、越前海岸沿いを走ることにした。越前海岸入口にある越前・河野しおかぜラインは、無料になっていた。海岸は、強風で白波が立ち、荒れていた。こういう景色の中を走って行くのも味わいがある。
  カニ漁が最盛期を迎え、海岸沿いに並ぶ民宿には、「越前かに」の幟がはためいていた。「越前おこのぎ漁港」に立ち寄ると、カニ漁を終えたばかりの小さな漁船が入港していた。トロ箱の中で、大きなズワイガニがうごめいていた。これから競りが始まる所で、ズワイガニの他にもアカガレイ、タラ、アイナメなどのトロ箱が並んでいた。やはりズワイガニのトロ箱が一番多かった。ズワイガニの茹で立てを食べたら、どんなにか美味しいことだろう。
[ 2010/01/21 06:18 ] 福井県 | TB(0) | CM(0)

滋賀県 「比叡山延暦寺横川」

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       比叡山延暦寺横川 根本如法塔  

 最後に、行きに素通りした延暦寺横川を見学した。駐車場に車を止め、薄暗い参道を歩き始めた。ここには、元三大師堂、横川中堂、根本如法塔がある。参道に人の姿は見えない。ここを訪れる人はあまりいないようだ。一番奥にある元三大師堂間まで行き、駐車場へ戻る道で夫婦連れに出会った。参道に番号が刻まれた石仏が並んでいる。夫婦連れは、石仏を順番にお参りしているのだという。西国三十三ヶ所巡りがここでもできるように作られた石仏のようだった。「一番の仏様は何処ですか」と訪ねられたのだが、もちろん旅人に分かるはずもなかった。その後、根本如法塔をスケッチした。歴史を感じさせる塔だった。
[ 2010/01/20 07:51 ] 滋賀県 | TB(0) | CM(0)

滋賀県 「比叡山延暦寺東塔」

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                 比叡山延暦寺東塔 阿弥陀堂

  延暦寺東塔を見学した。根本中堂、大講堂、法華総持院東塔、戒壇院、国宝殿など延暦寺の中心になるお寺が集まり、大津坂本駅と結ぶケーブルカーの駅も設置されていた。たくさんの人がお参りに来ている。鐘楼の鐘の音もひっきりなしに聞こえて来る。
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                 比叡山延暦寺東塔 鐘楼

   阿弥陀堂でお参りした後、国宝殿を見学した。薬師如来坐像、釈迦如来坐像、千手観音菩薩立像、不動妙王二童子像など、平安・鎌倉時代に作られた仏像が並び、その迫力に圧倒された。素晴らしい宝物が国宝殿に安置されていた。至福の時を過ごした旅人だった。
[ 2010/01/20 07:33 ] 滋賀県 | TB(0) | CM(0)

滋賀県 「比叡山延暦寺西塔  釈迦堂」

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                 比叡山延暦寺西塔 釈迦堂

  昼食を終え、延暦寺西塔へ行った。駐車場には、結構車が止まっている。見学するには拝観券を購入しなくてはならないようだ。共通券は千円だった。そこから少し行った所にお寺の入口があり、係りの人が拝観券をチェックしていた。拝観券を見せていると、そこへリュックを担いだ人たちがやって来た。この人たちもお参りに来たのかなと思っていたら、「歩く人はここは通れません。下の道を通って下さい」と係りの人が迷惑そうな顔で「あっちです」と下にある道を指差していた。
  「可笑しなことを言うなあ」と思ったのだが、実は、延暦寺には東海自然歩道が通っていて、そこを歩きに来ている人がいるのだ。東海自然歩道を歩きに来た人は、拝観料を払う必要はないらしい。自然歩道と参道が一体化している所が多く、こうしたトラブルが起きているようだった。延暦寺の中を歩く人の中に、一方は有料、一方は無料と、不思議な風景が存在しているのだった。
  延暦寺西塔には、にない堂、釈迦堂、相輪橖、椿堂、瑠璃堂などたくさんの建物が建っていた。全部を回れば時間がかかりそうだ。その中から、山内最古の建物という釈迦堂を見学した。釈迦堂は高い木立に囲まれて建っていた。釈迦堂は、信長の焼討ちがあった後、秀吉が三井寺から移築したものだそうだ。
   続いて、浄土院を見学した。ここには、宗祖最澄のお墓があり、山内でもっとも神聖な場所とされているとこだという。たまたま、そこで、研修に来ていたお坊さんたちと一緒になった。リーダー格のお坊さんが説明している声が聞こえてくる。「ここでの修行は大変厳しいものです。地獄ですね。何しろ、十二年間ここにこもり、ひたすら掃除することが修行ですから…」一緒に来ていたお坊さんたちは、きれいに履かれた庭を眺めながらしきりに頷いていた。
[ 2010/01/20 06:53 ] 滋賀県 | TB(0) | CM(0)

滋賀県  比叡山からの眺望

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                  比叡山からの眺望

 帰りはどの道を走ることにしようか。琵琶湖東岸を走るか、琵琶湖西岸を走るか、一気に日本海へ出るか迷う。その中から、先月走った琵琶湖西岸の道を選んだ。ここは、湖西道路が整備され、高速で走れるようになっている。富山まで一気に帰るつもりで、京都市内を抜け、山科から湖西道路に入った。
 しばらく走った所で、比叡山という道路標識が目に入った。旅人は、これまで比叡山へ行ったことがない。この機会とばかり、寄り道していくことにした。仰木・雄琴インターで湖西道路を下り、比叡山へ向かった。
 奥比叡ドライブウエーを上って行く。比叡の山は紅葉真っ盛りで素晴らしい。比叡山延暦寺は、一つのお寺だとばかり思っていたのだが、広い山中に分散して建っていることを知った。地図で見ると、奥比叡には、横川という所にお寺があるようだが、延暦寺横川を素通りし、一番上にある延暦寺東塔を目指して走って行くことにした。
眼下に琵琶湖が見えて来た。琵琶湖大橋が白く霞んで見えている。素晴らしい眺望だった。
[ 2010/01/20 06:46 ] 滋賀県 | TB(0) | CM(0)

京都市  金閣寺

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                     鹿苑寺金閣

  龍安寺近くにある金閣寺へ行った。「マイカーの方はこちらの駐車場です」と案内が出ている。何とかスペースを見つけて駐車した。もちろんここは有料だった。
  入口で拝観料四百円を出すと、パンフレットと鹿苑寺金閣のお札をくれた。立派なお札をもらったのは、ここが初めてだった。入場料ではなく拝観料だから、こんなサービスがあるのだろう。遊歩道は、ぎっしり人で埋まっていた。中でも中学生や小学生の姿が多い。しかも、皆、マスクをしながらの見学である。新型インフルエンザが蔓延している中での修学旅行は本当に大変だということが、その姿から伝わって来る。決死の覚悟でやって来ている子どももいるのかも知れないと思った。
  遊歩道を進んで行くと、金色に輝く金閣寺が見えて来た。素晴らしいの一語に尽きる建物だった。そのすぐ側で、マスクをした子どもたちがポーズをとっている。「少し可愛そうだなあ」と感じさせる撮影風景だった。
[ 2010/01/19 07:22 ] 京都府 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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