猪谷駅前の家々に南砺市井波町の彫刻師が彫った現代版円空仏が並んでいます。最近新しい作品が加わりました。
一つは、藤崎秀胤氏作の「アマビエ」です。それをスケッチしましたので紹介します。

作品になっているアマビエについて調べると、次のようなことが分かりました。
アマビエは、1846年5月(弘化3年4月)に現在の熊本県にあたる肥後国海上に出現したとされる日本の妖怪。海中から光を輝かせるなどの現象を起こし、豊作や疫病などに関する予言をしたと伝えられました。
昨年、新型コロナウイルスの感染が終息することを祈願して、ネット上に次々にアマビエのイラストが投稿されることになりました。アマビエに疫病を退散させる力があるということのようです。
藤崎氏も疫病退散を祈願して、アマビエを彫られたのだと思われます。この仏像は、猪谷関所館内に展示してあります。
もう一つの作品は、音琴氷春氏の仁王像です。

黒色の塗料が全体に塗ってあり、白く輝く目が睨みつけて来ます。如何にも悪霊を寄せ付けない迫力がある像で。コロナウイルスも退散するのではないかと思います。
二つの作品は、猪谷関所館の中に展示されています。是非お出かけいただきご覧ください。