fc2ブログ

水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記 TOP  >  2023年11月
月別アーカイブ  [ 2023年11月 ] 

和紙人形のジオラマ 命の水

富山市小糸に伝わる昔話を 紙人形でジオラマにしました。

昔話とは、

命の水    富山市小糸
 
 弘法大師が、八二〇年ころ日本の国をめぐりあるいて、人々をおしえ、池や沼をつくって、しゃかいのためにつくされたことは、みなさんは、聞いたことがあると思います。
 この弘法大師が、越中から飛騨へ、神通川にそったけわしい道をあるいて、やがて、小糸の村に入られました。
 大師は、一けんの家にたちよって、 「水を、一ぱいおくれ」と、もうされました。
 この家のおばあさんは、日ごろからしんせつな人でありましたので、
 「これは、これは。たびのおぼうさんですか。すぐさしあげますから、しばらくおまちください。」といって、おくへ入りました。すがたはみすぼらしいが、なんとなく、仏さまのようにありがたいおぼうさんに見えましたので、家にくんである水ではもったいないと、手おけをもって、出かけました。
 ようやく、もって来た水を、大師はうまそうに飲みながら、
 「たいへん時間がかかったようだが、この水はどこからくんでくるのか」と、たずねました。
 おばあさんは、
 「はい、はい。おそくなりまして、あいすみませんでした。
 じつは、六ちょう(六百メートル)ほどのおくの谷間までまいりませんと、おいしい水がわいておりません。それで、ずいぶんおそくなりました。おゆるしください。」と、こたえました。
 大師は、たいそうよろこばれ、
 「村人のなんぎを、すくうことになろうから」といって、ひしゃくにのこった水を、その家のにわにそそぎながら、なにかをとなえられました。
 すると、ふしぎなことに、しみずがこんこんとわき出てまいりました。
 この泉は、今でも、「命の水」とよばれ、小糸村でただ一つの泉として、たいせつにつかわれています。
                民話出典「大沢野ものがたり」


PXL_20231031_083649128.jpg


PXL_20231031_083642476.jpg


PXL_20231031_212437393.jpg


命の水へリンクします
命の水
[ 2023/11/02 03:13 ] ふらり きままに | TB(0) | CM(0)
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム