水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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四国お遍路の旅 第十五番札所 国分寺(こくぶんじ)

  国分寺は、常楽寺から歩いて5分ほどの所にあった。本堂は、あちこち痛んではいるが、勇壮な建物である。お参りを済ませ、山門近くの石段に座ってスケッチを始めた。
  そこへメガネを掛けたおじいさんが、足を引きずりながらやって来た。前のお寺で見掛けた人だ。前のお寺では、一生懸命ゴミを拾ったり、箒で掃いたりしていたので、お寺の人と思っていたのだが違っていた。
  「スケッチしているのかい」とおじいさんが話し掛けてきた。いろいろ話す内に、このおじいさんも、お遍路している事が分かった。「今日は十七番寺まで行けばいいと出掛けてきたのさ。お遍路することが、健康の秘訣さ。納経帳は持たないさ。お金がいるからね。お参りするだけで十分だよ」とおじいさんは笑っている。
  旅人が歩き遍路について尋ねると、「歩き遍路も日に5人は見るかな。何日で周ろうと決めている人もいるし、あてもなく歩いている人もいるよ。疲れたらそこでじっとしている人もいる。本当にいろんな人がいるよ。さっきの自転車で周っているという若者たちは、今日はあのお寺で休むという話だ」とおじいさんは詳しく話してくれた。
  「このお寺は、少々くたびれていますね」と旅人が言うと、「巡礼者の数はどのお寺もそう違わないが、お寺で宿泊させるとか、土産物を売るとか、団体客を引き受けるとか、商売上手なお寺が繁盛しているのだろうよ。檀家の数の違いもあるだろうし、立派なお寺もあれば、そうでないお寺もある。あんたもこれから見ていくことになると思うよ」とおじいさんは、真顔で話してくれた。おじいさんから見れば、このお寺は、商売が下手だということになるのだろう。
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[ 2008/07/13 09:26 ] 四国お遍路 徳島県 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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