行く先は上市町の大岩不動。去年の夏以来ということになる。クーラーをしっかり効かせて走ること40分、大岩不動に到着した。
車を降りると、セミの声が聞こえて来た。今年初めて聞くセミの声だった。ニイニイゼミのようだ。ひんやりとした林の中を不動明王が奉ってある本堂へ向った。ここの名産である「そうめん」や「だんご」と染め抜いた幟が風に揺れていた。
本堂の祭壇には、線香の煙が立ち昇り、たくさんの人がお参りに来ていた。真っ暗な本堂へ進むと、ロウソクの灯りの向こうに、岩肌に彫られた不動明王が私たちを出迎えてくれた。巨大な不動尊だった。
本堂の横にある6本の滝が、涼しそうに水しぶきを上げていた。その横で子どもたちが水と戯れている。本格的な夏がやって来ているようだった。

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