熊野古道 牛馬童子
熊野古道中辺路の箸折峠近くに熊野古道のシンボル的存在になっている石像がある。牛馬童子である。二頭の牛にまたがったその姿に出会ったのは今から七年ほど前になるだろうか。そのかわいらしい姿が強く心に焼き付いている。今日は、どうしても逢いたくてやって来た。
よく整備された古道を歩き始める。平日というのにたくさんの人が歩いている。皆、目当ては、牛馬童子なのだろうか。熊野古道が世界遺産に指定され、古道の整備は急速に進んでいるようだ。
歩き初めて二十分。目指す地点に到着した。薄暗い木立の中に、牛馬童子は静かに立っていた。姿は七年前と少しも変っていなかった。スケッチを終えた。七年前に描いた絵と表現方法が似ているように思った。不思議だった。 またいつの日にかここを訪れたいものだ。


