水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記 TOP  >  四国お遍路 愛媛県 >  四国お遍路の旅 第六十二番札所 宝寿寺(ほうじゅうじ)

四国お遍路の旅 第六十二番札所 宝寿寺(ほうじゅうじ)

  宝寿寺は香園寺から2kmほどの距離にあった。道路に面したお寺の入口には「一国一宮宝寿寺」と刻まれた大きな石碑が立っている。天平時代、聖武天皇の勅願により伊予国一の宮の御法楽所として、建立されたのが始まりだという。お寺の屋根が幾つも重なり合ったこじんまりしたお寺だ。香園寺をお参りした後なので、お遍路寺としてはこういうお寺が落ち着く。
  本堂でお参りを済ませ、大師堂へ行くと、納札箱の中を覗いでいるおばさんがいる。「何をしているのかな。納め札を間違えて投入したのかな」と思った。旅人も、自分の名前を記入した納め札を2枚同時に投入したことがあったからだ。おばさんは、納札箱の中に手を突っ込み、探し物をしている様子だ。旅人が近づいて行っても、おばさんは納札箱の中を覗き込んでいた。
 「何か探し物をしているのですか」と旅人はおばさんに声を掛けると、「素晴らしいお札がないか探しているのです」とおばさんは答えた。
  納め札には、お遍路した回数によって色分けがある。白札は1回から4回、青札は5回以上、赤札は8回以上、銀札は25回以上、金札は50回以上、錦札は100回以上お遍路した人が使う。もちろん旅人は白い納め札だ。
  「金色のお札がないか探しているのです」とおばさんは言った。「人が納めたお札を、持って行ったらよくないのでは」と旅人が言うと、「仏壇に供えてお参りするとご利益があるのですよ」と真剣な顔でおばさんは言った。他のお寺でも納札箱を覗いている人を見たことを思い出した。お遍路の世界は、理解できない不思議なことが一杯ある。
no62hojyuji21.jpg
クリックすると大きくなります
[ 2008/08/05 20:00 ] 四国お遍路 愛媛県 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム