水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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四国お遍路の旅 第七十八番札所 郷照寺(ごうしょうじ)

  もうすぐ郷照寺という所で、袋小路に迷い込んでしまった。香川の道は道標がしっかりしているので、道に迷うことはほとんどなかった。道標を見落としたのだ。しばらくは同じ所を行ったり来たりしていたが、ようやく居場所が分かり、お寺に到着した。小降りになっていた雨が再び強くなり出した。傘を差して参道を上って行く。街中のお寺だと思っていたのだが、お寺は小高い丘の上にあった。振り返ると、瓦屋根が並ぶ町並みの中に巨大なビルが聳えている。お遍路寺と高層ビルは不似合いな感じなのだが、そのミスマッチがおもしろい風景を作っていた。「高層ビルが見えるお遍路寺」というキャッチフレーズが頭に浮かんだ。このお寺さんは、この風景をどう思っているのだろう。
  境内に人の姿はない。旅人は、静かな本堂で般若心経を詠んだ。暗唱した部分も増え、流れるようにお経は進んで行く。遠くから見れば、1人の熱心なお遍路さんが、お堂の前で一生懸命に祈っている姿に見えるのだろう。しかし、旅人はまだ俄か遍路の域を脱してはいない。明日にも八十八番札所へ到着しそうなのだが、仏への信心の心が芽生えたわけではなかった。お遍路が終われば、また以前のような仏の世界とは無縁の生活に戻ってしまうのだろう。
  そこへ夫婦連れがやって来た。親父さんは手早くロウソクと線香に火を付け、般若心経を大きな声で唱え出した。団体さんの大きなお経は聞いていたが、個人で、こんなに大きなお経を唱えた人は初めてだった。静かだった境内に親父さんの大きなお経が響いている。どんな願いを込めて祈っているのだろうか。必死に祈る夫婦連れの姿に心打たれた旅人だった。
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[ 2008/08/14 06:34 ] 四国お遍路 香川県 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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