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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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四国お遍路の旅 第八十四番札所 屋島寺(やしまじ)

  屋島の山頂へ通じるドライブウエーを走る。ここは、その昔源平の合戦があった所。源義経が軍団を率い、平家を打ち破ったという入江は、今は筏が浮かび、のどかな風景に見える。那須与一が弓を射った場所もこの下にあるのだろう。
  屋島寺は、屋島の山頂にあった。朱塗の本堂が太陽の光に輝いている。実に立派な本堂だ。手元の案内書には、「754年来日した唐僧鑑真が、北領に普賢堂を建て、その弟子恵雲律師が堂宇を整備して住職となった。これが寺の草創である」とあった。その後、訪れた弘法大師によって、お寺は南嶺に移され、大師が刻んだ十一面千手千眼観世音を本尊として、四国第八十四番札所に定められたという。
  本堂の脇に、大きなタヌキの焼き物が置かれていた。ユーモアたっぷりの表情である。「四国の狸の総大将」と大きな表示がある。屋島に住む狸太三郎は日本三名狸で、水商売の神様なのだという。それで、ここにタヌキを祀っているということなのだそうだ。このタヌキをお参りするために訪れる人も多いのだろう。本堂の隣にはアーチ型の屋根をした博物館もあり、源平の合戦に関わる資料やこのお寺に伝わる秘宝などが展示されている。
  今までたくさんのお遍路寺を見て来たが、お寺の建物が、そのお寺の今の勢いを現している。このお寺は実に立派だ。屋島見学に訪れた観光客によってこのお寺は支えられているのだろう。博物館まで作るのだから・・・。お遍路寺を巡って、現代版「お遍路寺盛衰記」を見て来たようだ。
  スケッチはユーモアたっぷりのタヌキにした。
no84yasimaji1.jpg
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[ 2008/08/18 10:22 ] 四国お遍路 香川県 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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