水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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四国お遍路の旅 第八十七番札所 長尾寺(ながおじ)

  第八十七番札所「長尾寺」へ向けて車を走らせる。お遍路はもうすぐ終了する。旅人の頭はそのことで一杯だ。ここを通過するお遍路さんは、きっと旅人同じ気持ちに違いない。ここまでに要した日数に差はあっても、誰もが八十八番寺を目指してお遍路寺を巡って来たのだから・・・。
  道路脇を坊さん姿の若者が歩いている。どこかのお寺で見た皮膚が剥けまだら模様になった顔ではなかった。艶のある精悍な顔つきをしている。ここまで歩き通してきた自信がそういう表情を作っているのだろう。この若者ももうすぐ八十八番寺へ到着する。
  長尾寺は街中にあるお寺だった。広い境内に鄙びた本堂と大師堂が仲良く並んで建っている。お遍路さんでお寺は賑わっていた。その中に大きな声でお経を上げていた親父さんの姿を見つけた。親父さんは以前と同じように奥さんの様子を気遣いながら歩いている。岡山の親父さんは、いつものようにカメラを構えてお堂を撮っていた。こういう風景も、もうすぐ見られなくなる。
  お参りを済ませ、大師堂をスケッチした。屋根の烏帽子が長く伸びていて、趣がある。大師堂の屋根にこれほど長い烏帽子を見たのはこのお寺が初めてだ。大師堂が多宝塔を兼ねているのだろうか。
  大きなリュックを背負った若者が旅人の目の前を通り過ぎて行く。「歩いているのですか」と旅人が声を掛けると、「はい」と元気な声が返って来た。岩手からやって来た若者だった。「歩き出して35日になります。今日中に大窪寺に到着できそうです」と真っ黒に日焼けした顔が嬉しそうだった。旅人も大窪寺へ向けて車を発車させた。
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[ 2008/08/18 15:24 ] 四国お遍路 香川県 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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