
F4サイズ 235×332mm
初秋の山之村の風景が見たくて、出掛けた。久しぶりに走る国道41号線は、片側通行の工事箇所がやたらに多い。きっと、無駄な工事もこの中にはあるのかも知れないが、われわれ国民には知る由もない。
1時間近く車を走らせ、山之村に到着した。山吹峠から少し下った所にあるある牧場では牛たちが草を食んでいた。牛たちの耳には認識番号を示す金属の札がキラキラ光っている。この牛たちはやがて飛騨牛となって売られていくのだろう。
しばらく走ると茅葺屋根の家が見えてきた。今年の夏も家の前の畑にヒマワリを植えたようで、枯れてしまったヒマワリの茎が見える。その横にある田んぼには、黄色に色付いた稲の穂が垂れていた。今年も豊作のようだ。
そして、少し走った所で、一面が真っ白な畑を見つけた。「何だろう」と車を止め、畑を見に行った。それは「そばの花」だった。真っ白な絨毯を敷き詰めたように、広い畑一面に「そばの花」が咲いていた。山之村は、そばの生産地でもあるようだ。