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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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飛騨市神岡町山之村 稔りの秋

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                  F4サイズ 235×332mm

  茅葺屋根の家の田んぼも稲穂が黄金色に色付いている。今年も豊作のように見える。
スケッチを始めたら、郵便配達のおばさんがやって来た。「今日は」と声を掛けると、「スケッチに来たのかね。この家は、いろんな人が来て、スケッチしたり、写真を撮ったり賑やかだわ」と返事が返ってきた。旅人もその一人だということなのだろう。
  「田んぼの周りにある電線は、猿よけですか」と言うと、「とんでもない。これはイノシシよけですよ。この辺りはイノシシが多くてね。群れを作って田んぼや畑を襲いに来るのですよ。イノシシが入った田んぼは本当に無残ですよ。寝ていると、家のすぐ横をドシドシと音を立てながら通っていくのが分かります。小さいのから大きいのまで10頭ほどの家族で移動しているようです」とおばさんは詳しく説明してくれた。
 「鉄砲で撃たないのですか」と言うと、「イノシシは撃ってはならないということになっています。罠を作って捕らえてはいるのですが、なかなかつかまりません。田んぼや畑の周りに電線を張って、電流を流して何とか作物を守っていますが、お金が掛かって大変ですよ」郵便配達のおばさんの話は驚くことばかりだった。
 田んぼや畑の周りに電線が網の目のように張られている理由に、納得した旅人だった。
[ 2008/09/12 17:39 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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