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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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飛騨市神岡町山之村  稔りの秋

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                  F4サイズ  235×332mm

  三年前の秋、この茅葺屋根の家と畑を描いた。この日の風景は、その時と本当によく似ている。茅葺屋根の家の前には白いトラックが止まり、道の脇に立つ架稲には稲が干されている。その足元の畑には、ハクサイがダイコンに代わってはいるが、青々とした野菜が植わっている。
  茅葺屋根の家は、毎年同じ風景をつくっているように見えるが、今年、大きく変わったところがあった。それは、畑の周りに柵が設けられ、電線が張られていたことだ。イノシシの被害が年々大きくなっていて、こうした防衛柵を取らないと収穫は激減してしまうそうだ。
こうした動物の被害は、里山から人が去って山や畑や田んぼが荒れ始め、動物と人間の境界線が失われることによって、生み出されているそうだ。里山は、深刻な時代を迎えている。対策はあるのだろうか・・・。
  この茅葺屋根の家に住む人も高齢のようだ。旅人は、来年もこの風景が見られることを願いながら山之村を後にした。
[ 2008/10/12 19:10 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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