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河合町の山中和紙の里へ出掛けた帰り、宮川町種蔵に寄り道した。去年、種蔵の秋を描いたが、冬景色も描きたくなって訪れた。冬は初めてである。
雪が積もった険しい坂道を上り、しばらく走ると種蔵が一望できる高台に出た。集落は雪に埋まっていた。
車を道路脇に止め、スケッチブックを持って歩き出した。道はしっかり凍っていて、つるつるである。雪が積もっている所を選んで歩いて行った。人影は全く見えない。
観光写真で紹介されている板倉が見えてきた。白い雪に茶色の板倉が映え、美しい景色である。秋に描いた場所でスケッチを始めた。遠くに見える立派な家の窓が開いた。その家の人が私の方を見ているようだ。しばらくして窓が閉まり、以前の風景に戻った。「決して、怪しいものではありません。絵を描きに来たのです」とその人は理解してくれたのだろう。
この場所でのスケッチを終えたが、まだ何枚か描きたくなって集落の中をうろうろした。この種蔵は、宮川町の観光地として、現在、売り出し中だが、駐車場もトイレも雪で埋まっていた。冬に訪れる人はほとんどいないようだが、「冬の景色も売り物になるのでは」と思った旅人である。
素晴らしいですね。とってもお上手です。
またお邪魔します。
リンク貼らせて下さいね。
3/3からブログ再開で、今は掲示板につぶやいています。
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