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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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飛騨市神岡町 冬の藤波橋

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  西里橋から上流に赤い橋が見える。藤波橋である。今は、西里橋が神岡の町の中心的な橋になっているが、高原川に架かる橋は、この藤波橋だけだった時代がある。その当時は、藤橋といい、藤蔓で編んだ橋だったようだ。
 神岡町史にそのことを書いた記録が載っているので、紹介しよう。
この日記は、1815年、日向国(宮崎県)佐土原藩の野田成亮という人が飛騨を旅した時に記した日記である。
「二十五日曇天、中山村立。辰の刻、今朝まで馳走あり。今日は始終山中道難所也。人家村もある所にあらず。夕方、船津と云う町に宿す。当所にも藤橋とて名橋あり。長さ二十間余、幅四尺計り、桁を藤カツラにて結び、其上に幅五寸計りの木を結い付け、梯子を掛けたる如く、中はたわめり、双方高く、真中へ行けば、ぶらぶらと振り、あぶなき橋也。一句。 藤橋や蜘蛛の綱手の露からみ」
(日向国佐土原の修験僧泉光院成亮記「飛騨日記」抄 文化十二年8月)
[ 2009/03/11 14:18 ] 飛騨市 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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