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この所のポカポカ陽気に誘われ、桜も一気に満開を迎えそうだ。恒例になった桜が満開の時期に実施される「富山県中央植物園の無料開園」に出掛けた。平日だというのに、駐車場は満員で、しばらく待って、ようやく停めるスペースを見つけることができた。
植物園に続く歩道は、幼い子どもを連れた家族連れや、高齢者の人たちで溢れんばかりである。もちろん、園内も、人で溢れていた。
お目当ての桜のトンネルがある方へ散策路を歩いて行くと、保育園児の団体さんが先生に連れられて、こちらに向って来る。園内を一周してきたようで、少々疲れ気味の子どももいる。
「みんな、もうすぐだから頑張って歩こう」と先生が励ましの声を掛けているが、蛇行し始めた列の流れは、一向にあらたまる様子がない。とうとう、旅人もその列の流れに飲み込まれることになった。くりくり目の可愛らしい子どもたちが、旅人の身体の周りをすり抜けて行った。先生たちは困惑顔だったが、旅人には素敵なプレゼントになった。先生ありがとう。