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細入地域に加賀沢という廃村になった集落がある。ここに、「狐に化かされた山伏」という民話が残っている。再話にしてパンフレットで紹介しようと取組みを始めた。
ほぼパンフレットは完成したのだが、現在の加賀沢を紹介するスケッチがない。最近、加賀沢を描いたことがないのだ。細入に移り住んだ頃、加賀沢をスケッチした記憶があったので、古いスケッチブックを引っ張り出して、見つけたのが、この水彩画である。
宮川に架かるJR高山線加賀沢鉄橋の秋の風景である。3年前のことになるが、秋に大洪水があり、宮川を縫うようにして走る高山線が寸断された。この鉄橋は無事だったが、この下を走る道路は流失した。高山線は全線復旧したが、道路の復旧はなく、この絵を描いたこの場所へは、もう行くことができない。この貴重な絵を表紙にしてパンフレットを完成させた次第である。
神通峡周辺に残る伝説や民話は、旅人のホームページ
「神通峡周辺に残る伝説・民話の舘」に収録している。まだまだ、たくさんの民話や伝説が残っている。歩みはのろいが、パンフレットにして、紹介していこうと思っている。