
神通峡の新しい橋
メタボ解消のウオーキングに出掛けた。神通川に架かる観光橋を渡る。バイパス道路の赤い橋が輝いている。バイパス工事が急ピッチで進み出した。この分だと、秋には開通しそうな様子だ。富山市広報に、新しい橋の名前が公募されていた。布尻にあるから布尻大橋かな?

今生津集落
対岸の道を下流に向かって歩く。今生津集落の畑でおばあさんが畑の大根を抜いていた。その数は二十本を優に超えている。春を迎え、芯ができる前に収穫してしまおうというのだろう。雪の中で春を迎えた大根はきっと美味しいに違いない。それにしてもたくさんの大根である。誰が食べるのかな…。
今生津集落を抜けた所に山へ上がる道がある。切り立った崖へ続く道だ。少々不安を感じるが、行ってみることにした。緩やかな坂を上り切ると、目の前に巨大な崖が聳えていた。去年、この崖の上でブルドーザが動いていた。ここは、建築用材になる石礫を産出する貴重な場所なのだ。「この場所から掘り出される石礫には、ヒスイやオパール等の原石が混じっているよ」と聞いたことがある。今も宝石の原石が取れるのだろうか・・・・。
そこから少し上った所に舟倉用水が流れていた。ここから十kmほど上流にある太田薄波の長棟川から下流の舟倉台地に続く用水で、総延長はおよそ十六キロ、江戸時代に作られたものだ。今も重要な灌漑用水として利用されている。

楡原中学校
旅人は切り立った崖の上に立ち、眼下に広がる風景を眺めていた。楡原集落が目の前に広がり、楡原中学校のグランドや校舎が手に取るような位置に見える。中学校の下にある建物は、数年前に完成した汚水処理場のようだ。
草むらでごそごそ音がする。音がする方を見ていたら、大きなカモシカが姿を現した。お互いにびっくり。しばらくにらみ合いが続いたが、カモシカがすごすごと草むらに姿を消した。とんだハプニングもあったが、新しい風景を発見したウオーキングになった。