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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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富山市寺津 寺津の淵の話

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                      寺津の淵

  ここは、河童伝説が伝わる寺津の淵である。その昔、ここに発電所を建設する際に、淵の深さを測定したら、二十五メートル近くあったという話だ。その時に、奥深い横穴も見つかり、穴には、古い木材がたくさん詰まっていたという。それは、上流の飛騨から流された飛州木材と呼ばれるものだったそうだ。
  寺津は、江戸時代には、飛騨から流された材木を藤で作った太い綱で止め、数を数えて、帳付けする所で、詰まっていた木材はそれを物語っている。木流しの仕事は、飛騨の熟練した人々の仕事で、対岸の片掛や庵谷には、宿屋が何軒もあり、木流しする人たちがたくさん泊まって繁盛したそうだ。
  発電所ができる前、この橋の上から、淵に飛び込んで遊んでいたというおじいさんは、大きな鯉が飛び上がるのを何度も見たそうだ。
[ 2010/06/06 14:45 ] 富山市 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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