
「ハイ ポーズ」。ここは、富山市城址公園の中でも、最高の撮影ポイントである。とくに、桜が咲くこの時期には、ひっきりなしに人が訪れて、賑わっている。
後ろに見える富山城は、昭和29年、この辺り一帯で開かれた富山産業博覧会のおりに、富山復興のシンボルとして、鉄筋コンクリート構造による模擬天主として建てたものだそうだ。
富山城は、戦国時代には佐々成政が居城とし、江戸時代には、富山前田家の城であったが、天守閣は存在しなかったのだという。富山の人々は、この模擬天主を、親しみを込めて、「富山城」と呼ぶようになり、その名称は、今も引き継がれている。
この富山城は、博覧会が終わった後、富山市郷土博物館として運営され、戦国時代に築城されてから400年以上にわたる富山城の歴史を、貴重な資料などで紹介している。入館料は一般200円である。見学コースの一つに入れてみてどうですか。
「被災地のみなさんへ。みなさんと心はひとつ。生きる望みを捨てないで、がんばってください」と祈っています。