水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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ふらりきままに 甲州街道を歩いて下諏訪から新宿へ 9-2

9 高尾から調布市へ その2

 時刻は12時近くになっていた。のんびり絵を描きすぎたように思った。再び国道を歩き始めた。立川市から国立市を過ぎ、府中市に入った。大きな交差点の電柱に「旧甲州街道」という看板が貼ってある。見ると次の電柱にも同じ看板が貼ってあった。これからはこの看板を見ながら歩けばいいかと思うと気が楽になる。

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 旧道には道標や古い家並みが残り、街道を歩いている雰囲気が残っていた。リュックを背負った老人たちが小さな社の前に集まっている。近付いて行くと、そこは宿場町に残こる高札場で、先生らしい老人が掛かっている高札の内容について説明していた。

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 大きな神社の前に出た。「大國魂神社」と掲示がある。鳥居の前にある商店街のケヤキ並木が紅葉していて美しい。神社の境内へ続く参道には、大きな提灯が何百と下がっている。今まで見たことのない風景だ。記念にスケッチしていくことにした。

IMG_0043.jpg
 
 たこ焼きを売る屋台の横でスケッチを始めた。参道をぞろぞろ人が歩いて行く。七五三のお参りに行く親子連れの姿も見えるが,ほとんどが普段着のおじさん、おばさん、サラリーマン、OLである。その数が多いのには驚く。今日は何かお祭りでもあるのだろうかと思った。「今日はお祭りですか。たくさんの人が歩いているからそう思ったのですが」とたこ焼き屋のおばさんに聞いた。「いや、これはいつものことですよ。この参道を抜けると駅があるんです。参道が通路になっているのです。ハッハツハ」と笑っていた。絵を描いている間にたこ焼きは一つも売れなかった。ここにも不況の風はしっかり吹いているようだった。
 
 午後1時半神社を出発した。旧甲州街道の看板を見ながら歩いて行く。この看板は、ひょとしたら「甲州夢街道2001」のイベントの時に取り付けられたのかも知れないと思った。しかし、表示がしっかりしているというのは、人に道を聞く必要もなくなる。ただひたすら目的地に向かって歩いて行けばいいのだ。都会の道はたくさん人が歩いているのに孤独感を感じるというのは不思議だった。今日会話をした人は、ホテルのお上さんとコンビニのお姉さんと魚釣りのおじさんとたこ焼き屋のおばさん。たったの4人しかいなかった。「都会の道を歩くのが面白くないのは、孤独感を感じるからだ」と歩きながら気付いた。

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 府中市から調布市へ入った。しばらく進むと大きな石像があり、老人が記念撮影をしていた。石像には「近藤勇像」と銘が刻まれていた。不思議な顔で石像を見ていたら、「近藤勇の生家がこの近くにあるんだよ。それを記念してここに石像が祭ってあるんだ」と老人が説明してくれた。
 
 午後3時、調布市の街中へ入った。旧道にあるうどん屋に入って遅い昼食を食べた。うどん定食とビールを注文した。すきっ腹に飲んだビールの味は最高だった。料金は何と千円だった。都会には安い店があるのだ。「調布市駅前にホテルや旅館がありますよ」とお上さんに教えてもらった。
 
 午後3時半調布市駅前に到着した。高いビルが幾つも建っていた。「HOTEL Twins」という名前のホテルが目に入った。2階にあるフロントへ上がって行った。「部屋は空いていますか」フロントの男性に声を掛けた。「空いています。1泊9000円です。よろしいでしょうか」と答えが返って来た。「甲州街道最後の宿なら奮発してもよいか」と思い、「お願いします」と返事をした。案内された部屋は値段通り豪華だった。
 
 午後7時夕食を食べに出掛けた。近くの居酒屋に入る。イワシが水槽で泳いでいた。イワシの刺身とビールを注文した。しばらくして生きのいい刺身が出て来た。富山なら分かるが、東京でキトキトの刺身が食べられるとは思ってもいないことだった。「東京の大きなデパートへ行けば、北海道の品から九州、沖縄の品までほとんど買うことが出来る。秋田県人の居酒屋、名古屋人の居酒屋…と産地直送の食材で料理する飲食店もたくさんあって、地方へ行かなくても郷土料理がいつでも味わえる」と聞いてはいたが…。地元で地元産の食材がなかなか味わえないのは、大都会東京へ送られてしまうからだ。「美味しいものが食べたかったら、東京へ行け」ということなのだ。
 
 午後8時過ぎホテルへ戻る。いよいよ明日は新宿へ到着する。到着した時はどんな気持ちがするのだろうか。それを楽しみにしながら床に着いた。
[ 2012/05/05 09:53 ] ふらり きままに | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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