水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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ふらりきままに 甲州街道を歩いて下諏訪から新宿へ 10

10 調布市から新宿へ
 
 午前6時起床。洗面を終え、荷物を整理した。空は晴れている。新宿まで残り16km、昼頃には到着できそうだ。
 
 午前7時駅前にある「吉野家」へ朝食を食べに行った。店内はかなり混んでいた。牛丼と味噌汁を注文した。久しぶりに落ち着いて朝ご飯を食べた。代金は何と300円。最近の狂牛病騒ぎで牛肉が敬遠され、吉野家も大打撃を受けているそうだ。値下げを断行し、牛丼を250円で売っているのだ。これで儲けはあるのだろうか。安さが受けてこの店は繁盛しているようだが…。

image5061.jpg
 
 午前8時ホテルを出発し、「旧甲州街道」と看板がある旧道を歩き始めた。ずっと旧道が続くのかと思っていたら、調布市街を出た所で国道20号線と合流してしまった。国道にはケヤキが植えられ、ケヤキ並木が続いていた。ビルが建ち並ぶ単調な歩道を黙々と歩いて行った。
 
 調布市から世田谷区へ入った所で道の中央に高速道路が走るようになった。激しく行き交う車と橋脚とビルしか見えない味気のない道路を歩いて行った。「甲州夢街道2001」のイベントでこの道をたくさんの人が歩いたと思うが、この道路には辟易していただろう。「こんな味気のない道から、早く自然豊かな甲州街道を歩きたい」そう思っていたのではないだろうか。
 
 「新宿9km」の看板が見える。時刻は10時。予定通り12時には新宿へ到着できそうだ。自然と足も速くなった。景色は相変らず味気のないものだった。

 「新宿2km」の看板が見えた所で空が開け、新宿の超高層ビルが見えた。新宿はすぐそこだった。超高層ビルが何本も空に向かって鋭く伸びていた。「新宿はニューヨークの景色と似ている」と思った。ニューヨークのビル崩壊現場を思い出した。ここにジェット機が衝突したら、同じように崩壊するのではないだろうか。「こういう所では生活したくない」と思った。そう思うのは私一人だろうか…。
 
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 12時過ぎ、念願だった新宿駅前に到着した。「やったぞ」と思ったが、自分一人だけがそれを喜んでいた。新宿駅前は人で溢れていた。広い歩道も人、人だった。大きなリュックを背負った私は、その人の群れの中にいた。こんなに人がたくさんいるのに、いいようのない孤独感が広がっていた。やはり自分には、のんびり田舎の道を歩き、出会った人と気軽に挨拶を交わし、世間話しをする旅が似合っているようだ。

 次はどこへ行こうかな…?     (完)
[ 2012/05/06 17:56 ] ふらり きままに | TB(1) | CM(0)
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[2012/05/07 19:06] まとめwoネタ速neo
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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