水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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北海道スケッチ旅行 第8日目


第8日目(5月23日) 釧路~斜里 

 昨夜、釧路駅前の飲み屋で会った女性から、「釧路湿原を見るなら、もっといい所があます」と別の展望所を教えてもらいました。今日はまずそこへ出掛けることにしました。
 
 釧路から弟子屈へ向かう国道の途中に「細岡」というJR釧網本線の駅があります。その駅のすぐ近くに釧路湿原展望台があり、そこへ上ると「湿原を流れる釧路川の曲がりくねった蛇行」が見られるというのです。女性は釧路市内を抜けるための詳しい地図まで書いてくれました。北海道には親切な人が多いのです。
 
 国道を80kmのスピードで飛ばし、釧路市内から30分ほどで「細岡」に到着しました。釧路川が駅のすぐ横を流れ、川ではカヌーを楽しむ人の姿も見えました。自然の流れをカヌーで下る気分はどんなでしょうか。釧路川は、カヌー下りには日本で最高の川だということです。

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 細岡展望台へ行きました。昨日よりももっと間近に釧路湿原を望むことができました。釧路川が蛇行しながら流れているのがよく分かりました。スケッチを始めました。そこへ30人ほどの中学生がやって来ました。修学旅行のようでした。私は場所を少し移動し、スケッチを続けました。態度のよくない男生徒も5人ほどいます。写真屋さんが苦労しながらポーズをとらせて記念撮影をしていました。

 しばらくして、男の先生が釧路湿原について説明を始めました。「みなさんの目の前に広がる釧路湿原は、面積が2万6千ha、東西10km、南北30kmもある広大な湿原です。日本の湿原の60%を占めています。今から3千年くらい前に誕生したと考えられています。以前この湿原を改造して大牧場にしようと考えた政治家がいました。田中真紀子さのお父さんの田中角栄という人です。しかし、『湿原を守ろう』という声が大きくなり、その計画は中止されました。1980年『ラムサール条約』という水鳥の生息地として国際的に重要な湿地を守ろうという条約に釧路湿原は登録され、1986年に国立公園に認定されました。タンチョウヅルをはじめ、貴重な生物がこの湿地で生活しています…」男先生は熱弁を奮っていました。ぐうたらしていた生徒たちもこの男先生の熱弁はしっかり聞いていました。男先生の迫力に圧倒されたようでした。「先生は、ああでなくてはいけない」と私は思いました。私にも大変勉強になった一時でした。

 タンチョウヅルの来る駅として有名な「茅沼」へ行きました。今年の冬に、ここを列車に乗って通りました。雪が激しく降る中に2羽のタンチョウヅルの姿を見つけ、興奮した思い出があります。

 小さな駅には「タンチョウヅルの来る駅」と看板が立てられていました。冬になれば、ここへタンチョウが帰って来るのでしょう。

 弟子屈へ向けて車を走らせて行きました。「→釧路湿原方面」という看板が出ています。まだ時刻は10時過ぎ。行ってみることにしました。

 アスファルトだった道路が突然砂利道に変わりました。しばらくして右側に川が現れました。釧路川の堤を走っているようです。行けども行けども砂利道が続きます。ガタガタ道を砂埃をもうもうと立てながら走って行きました。釧路湿原の真只中を走っているようです。こういう道が延々と続くのでしょうか。もう走るのが嫌になりました。しかし、どこかでUターンして引き返そうにも、道が狭くて進むより他に手はありません。仕方なく、走って行きました。堤が少し広くなった所を見つけました。車をUターンしようと茂みに入ると、小さな空き地があって、車が2台停まっています。釧路ナンバーの車でした。すぐ近くで親父さんが2人、ルアーを投げていました。「サクラマスを狙っているのです」メガネの親父さんが教えてくれました。釧路湿原を流れる釧路川は禁漁区ではないということでした。

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 その近くで、釧路川をスケッチすることにしました。緩やかな流れの中には、小さな魚の群が泳ぎ、芽吹いたばかりの木々の葉が、川面に映っていました。日曜日にはこの流れをカヌーに乗って下る姿が見られるのでしょう。のんびり描いたことがよかったのか、新緑の風景になったようです。40分ほどその場にいましたが、釣り人のルアーには魚は掛かりませんでした。釧路湿原は人々の貴重な憩の場にもなっているようです。
 
 摩周湖を見学しました。切り立った崖に囲まれた湖で、透明度が高いので有名です。学生時代に訪れたことがありました。30年以上も前のことですから、薄っすらとしか記憶がありませんが、青い湖の色が頭に残っています。天気がよく、青い湖と、崖に生えるシラカバの木と新緑がよくマッチしていました。あまりの強風でスケッチどころではありませんでした。
 
 川湯温泉へ向かいました。「いい温泉があるから入るといいよ」昨日会った女性が教えてくれたのですが、大きな温泉街で入る気分になれませんでした。

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 川湯温泉にある硫黄山へ行きました。登別温泉の地獄谷のような火山でした。火口からは噴煙が上がっています。観光場バスが引切り無しにやって来て、観光客が記念撮影をしていました。その横でスケッチを描きました。面白い絵になりました。

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 東藻琴村の芝桜公園へ行きました。白色と赤色のシバザクラが山一面に植わっていました。スケールの大きさはさすがに北海道です。開花時期を迎え、素晴らしい景色でした。公園はたくさんの観光客で賑わっていました。
 
 「どういう育て方をしているのですか」係のお爺さんに声を掛けました。「ずっと植えたままですよ。草取りとか水遣りとか冬を除けばずっと世話をしています。これまでになるには30年近くかかりました。富良野の近くの美瑛にもよく似た景色の所がありますが、ここのシバザクラは北海道1の景色だよ」係のお爺さんは胸を張って話してくれました。スケッチに挑戦しましたが、スケールの大きさは表現できそうにありませんでした。
 
 今日の宿泊地は知床半島の斜里町と決め、車を走らせました。これからは太平洋沿岸からオホーツク海沿岸を走ることになります。まだまだ旅は続きます。




 
[ 2012/05/27 06:45 ] ふらり きままに | TB(1) | CM(0)
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[2012/05/27 15:18] まとめwoネタ速neo
プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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