水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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初心者マークの車で走った北海道の旅

第1日目 富山から新潟へ 

 新潟発小樽行フェリーの切符が手に入り、いよいよ出発。実は、この切符を手に入れるのには少しハプニングがあった。
 8月に入っても、なかなか旅立ちの日が決まらずにいたのだ。春から始めた畑仕事でキュウリやナスの収穫が忙しくなり、とても旅に出られる状況ではなかったのだ。やっと仕事が一段落したのが7日(火)。明日出発しようと決めた。
 それから、慌しくフェリーの切符を探し始めたのだから、行き当りばったりの旅そのものである。この近くで、北海道へ向かうフェリーが発着する港は、舞鶴、敦賀、直江津、新潟がある。時刻表で番号を調べて、電話をかけ始めた。「しばらくは満席の日が続きます。16日以降なら空きがありますが」と舞鶴も敦賀も直江津からも断わられた。そして、新潟。「4m未満の車なら、9日の午前10時30分の便に1台空きがあります」との返事を貰った。「お願いします」と答えると「電話では予約できません。お近くの旅行業者の所で今晩6時までに手続きを済ませてください」との返事が返って来た。
 座席は空いているのだが、旅行業者の所で手続きをしなくてはいけないのだ。ここから富山市内まで出かけ、旅行代理店を見つけて、手続きをしてもらうのもいいが、別の方法はないか考えた。いつも利用している名古屋の旅行代理店に電話をしてみることにした。「ええ、ここでも手続きはできますよ。少し待っていてください」と快い返事を貰った。しばらくして「切符が手に入りました。利用ありがとうございました」と電話が入った。「切符を宅急便で送りますから、明日の午前中にはそちらへ到着するでしょう」とのことだった。
 9日(木)朝のフェリーだから、明日は新潟まで行き、そこで1泊することにした。それにしても便利な世の中になったものだ。遠く離れた名古屋の旅行代理店へ電話をして切符を手に入れ、それを宅急便で送ってもらうのだから。郵便ではなく宅急便というのが今の時代を象徴しているようだった。
 8日(水)の午後2時過ぎ、宅急便でフェリーの切符が届き、私の旅が始まった。私が運転しているのは1000ccの車。いつもは軽自動車に乗っているのだが、つい最近、上さんがこの車を購入した。軽よりは馬力があるのでこの車を借りて出掛けた。走行距離がまだ500kmと新車である。ボンネットに貼った初心者マークがぴかぴか輝いていた。北海道旅行を終えて無事に戻って来られるのだろうか。
 国道41号線を富山市内まで走り、富山ICから北陸自動車道に入った。高速道路を走るのは今回が5度目である。数えられというのが面白い。前回は富山から黒部までを走ったが、その時に比べると車が多い。お盆を間近に控えているからだろう。時速90kmで走るとすぐに後続車に追いぬかされてしまうので、時速を100kmに上げた。それでも高速の車がどんどん追いぬいて行く。一体どの位のスピードで走っているのだろうか。
 トラックに追いついてしまった。時速80kmでのんびり走っている。しばらくはその後について走っていたが、追い抜くことにした。自動車学校で教えてもらったことを思い出しながら実践した。追い越し車線に出て加速し、追いぬく。ルームミラーに写るようになってから走行車線に入る。始めての体験は大成功。緊張してやはり手の平に汗が滲んでいた。やはり慣れない運転は事故につながる。無理をしないでのんびり走ることにした。
 富山と新潟の県境になる親不知のトンネルに入った。大きなトンネルの天井に巨大な送風機が付いていた。ジェット機の翼についているジェットエンジンに形が似ている。その下を時速100kmのスピードで走って行く。トラックが私の車を追いぬいて行った。風圧で車が揺れるのを感じた。恐怖で再び手に汗が滲んでいた。トンネルが幾つも続く。
 午後4時30分過ぎ、「2km先パーキングエリア」の表示が見える。最初の休憩をすることにした。糸魚川の連台寺PAだった。休憩所は混んでいた。
 出発。高速道路では、加速車線から走行車線に入るのが難しい。緊張しながら加速してスムーズに高速道路に入ることができた。高速道路を走るのも少し慣れた感じがしてきた。トンネルが続く道を、緊張しながら走りつづけた。時刻は午後5時半を過ぎている。上さんが仕事から帰宅する時刻だ。柏崎の米山SAで休憩し家へ電話をした。「元気に走っとるがけ」といつもの上さんの声が聞こえて来た。「安全運転に心掛けて走っているよ。今は、新潟県柏崎だよ。高速道路はやはり速いよ」と答えた。
 再び出発。高速道路へ入るのも順調。関越自動車道との分岐点も通過。時刻は7時近くになった。新潟市内に入り車の数が急激に増えて来た。辺りはすっかり暗くなった。夜の高速道路を走るのも始めての体験である。新潟西ICを過ぎ、新潟中央ICで高速道路を降りることにした。請求された高速道路料金は5450円だった。高速道路利用金は高いと思った。
 今晩は新潟市内のホテルに宿泊するのが目的なので、一路、市内の賑やかな場所を目指して進んで行った。新潟市内はお祭りで大きな道路が通行止めになっていた。相当大きなお祭りのようだ。ホテルが見つからない。どこかに固まって建っているのだろう。「新潟駅へ」という表示が見えるのでその道を進んで行くことにした。遠くに「新潟グランドホテル」という大きな建物が見えて来た。高級なホテルのようだ。時刻は8時近くになっている。ビジネスホテルも探せば見つかるのだろうが、今日はあのホテルで宿泊することに決めた。
 ホテルの駐車場に車を止めてフロントへ行く。「あいにくシングルは満室です。ツインの部屋を利用してください」と言われた。しぶしぶ承諾する。1泊税金混みで10,972円。高い宿泊になった。
 食事に出掛ける。すぐ近くの大通りは人で溢れていた。「新潟祭り」の真っ最中で、今晩は「大民謡流し」が行われていた。3万人もの人がスピーカーから流れる民謡に合わせて踊っていた。全国各地から踊りに来ているようだ。見物している人は少なく踊っている人ばかりだった。通りの飲食店は人で溢れていたので、裏通りの中華料理屋に入った。客は2人と少なかった。調理場は焦付いた油で薄汚れていた。メニューはラーメン類とご飯物しかなかった。高級なホテルに泊ったので、夕食は中華飯とビールで済ませた。コンビニで缶ビールとつまみを買いホテルに戻った。旅のスタートは何だかアンバランスの夜になったようだ。



[ 2012/07/03 09:48 ] ふらり きままに | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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