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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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神通峡をたずねて  片掛かいわい27

伝えたいお話あれこれ   神通川にダムができた頃のお話2

片掛と庵谷の賑わい


 第一発電所関係の工事が昭和二十七年の夏ごろから本格化し、片掛と庵谷には工事関連施設のみならず、商店やサービス業が一時的に多数立地し、相当の賑わいをみせた。

 片掛には北陸電力の建設所(工事事務所)や合宿所ができ、大工事の本部がおかれた。魚店・とうふ店・飲食店・パチンコ店などが新たに軒を並べ、巡査部長派出所も置かれた。
 
 四半世紀前までは街道の重要な宿場町として賑わいをみせていた片掛の人々にとっては、工事のさ中の雑然とした雰囲気ではあったが、昔を偲ばせる賑わいであった。
 
 庵谷にも発電所建設工事のために作業員の合宿所がいくつか建てられ、人口がふくれ上がった。魚店・菓子雑貨店・理髪店・飲食店・パチンコ店などが林立し、やはりここにも、巡査部長派出所が設けられた。
 
 かって明治年間の庵谷発電所工事の際は、作業員が民家に宿泊したものであったが、今回はそのようなことはなかった。作業員のためには多数の飯場が用意された。

 なお第二ダムの工事現場となった岩稲にも、飲食店とたばこ店が一軒ずつ店開きしている。
                                           「細入村史」



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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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