水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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神通峡をたずねて  片掛かいわい29

伝えたいお話あれこれ   神通川にダムができた頃のお話4

第一ダム湖に観光船が浮かんでいた

 
 峡谷であった神通峡に湖水が出現し、それまでと全く違った景観は、美しい新緑や紅葉とあいまって、細入村に新しい観光資源をもたらすことになった。

img9181.jpg  「細入村史」
 
 猪谷の島田恒次郎は、小型船舶の運転免許をとり、猪谷を基点とする遊覧船「猪島丸」を就航させた。島田はボートも多数買い入れ、貸ボート業も営んだ。
 
img9182.jpg  「細入村史」
 
 片掛の平口は、神通川第一ダムの湖水が最も雄大に見える左岸のダムの少し上流に、遊覧船・貸ボートを営むことに加えて三階建ての料理店を開いた。平口の遊覧船は「三虎丸」と呼ばれ、猪谷の「猪島丸」と湖水上の観光業を競った。

img9183.jpg  「細入村史」
  
 当時の県内の観光地は、黒部峡谷や庄川峡が知られていたぐらいで、富山方面からの日帰りの手頃なハイキングの場所として、神通峡はにわかに脚光を浴びることとなった。日曜日ともなると高山線の猪谷駅には多数のグループが降り、猪谷から片掛にかけての思い思いの場所で時を過ごすようになった。猪谷で汽車を降り、すぐに猪谷の貸ボートに向かう人が多かったが、神峡橋をわたって対岸の自動車の通らない道をダムサイトまで歩き、ハイキングを楽しむカップルも多く見られた。また、富山から猪谷行のバスに乗り、庵谷峠の難所を越えて片掛へ直接やってくる人たちもかなりいた。
 
 これらの船舶・ボートを中心とする神通峡の観光は約10年にわたって栄えたが、その後、観光が広域化する中で、次第に衰退していった。 
                                                   「細入村史」




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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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