長野県の旅その2 白馬村 白馬の山々は紅葉の最盛期を迎えていました。 裾野には青木湖、中綱湖、木崎湖と小さな湖が連なっています。大糸線を走る列車から美しい湖と真っ赤に染まった山々を見た時のこと が思い出されます。
青木湖へ行きました。黄色いブナ林が湖を囲んでいます。小高い所は、 カラマツが紅葉しているようです。湖を一周できるドライブコースがあるので行ってみることにしました。夕暮れが迫った細い道を進んで行き ます。湖でつりをしている人が、ルアーを投げていました。ニジマスかブラックバスがいるのでしょうか。
ブナ林の中を少し散策しました。 フカフカの落ち葉を踏みながら歩く道は快適です。足元にキノコを見つけました。よく見るとあちらこちらにキノコが生えています。食べられる キノコがあるのでしょう。ブナ林は、キノコの宝庫でもあるのです。

あくる日もいい天気でした。放射冷却で、すっかり冷え込んでいま す。白馬道の駅から少し離れた田んぼ道を散歩しました。霜が下りているようです。小さな小川の水面から霧が立ち上っていました。絵に なる風景です。スケッチしていたら、犬を連れた女性が横を通り過ぎていきました。「おはようございます」という爽やかな声が聞こえてき ました。
朝日が差し始め、山並みが輝き始めました。遥か上の方にはスキー リフトも見えます。冬はたくさんのスキー客で賑わう八方尾根のようです。のどかに広がる稲刈りの終わった田んぼと向こうに連なる家 並み、背景には赤く紅葉した白馬の山並み。素晴らしい風景でした。スケッチしていると、子どもたちの集団が横切って行きました。近くに 小学校があるようです。いい絵になりそうです。