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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

団塊世代の親父のブログです。
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紅葉を尋ねて 5

長野県の旅

その4 軽井沢・横川

  長野から国道一八号線を走り、軽井沢へやって来ました。十年ほど前、 横川から軽井沢まで旧甲州街道を歩いたことがあります。当時は、今ほどウオーキングが盛んではありませんでしたから、旧甲州街道も整備がされ ていなくて、道を探し探し歩きました。碓氷峠を超え、細い道を下るといきなり人通りが激しい街へ出ました。そこが軽井沢銀座よばれる所でした。 今日も通りは、東京がここにあるという感じで、たくさんの人で賑わっています。
 
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  長野新幹線が開通して、碓氷峠を超える信越線は廃線になりました。 日本一長いといわれたアプト式のトンネルも使われなくなり、今は、峠の山中に静かに眠っているのでしょう。 旅人は、信越線の最後の列車に乗るため、やって来た日のことを思い出しました。列車は、大混雑でした。各駅ではフラッシュが焚かれ、 沿線のあちこちで手を振る人たちの姿を見ました。今では懐かしい思い出になっていますが、旅人が今でも見たいと思っている風景があり ます。それは、紅葉の木々の中に聳える「めがね橋」です。写真集で見たことがあるのですが、今もその橋は残されているというのです。 「メガネ橋は横川駅の近くにある」という情報を頼りに、横川駅を目差して、軽井沢から旧一八号線を下ることにしました。旧道は、厳 しいカーブの連続です。カーブに番号が付いていることをしばらくして気が付きました。七七、七六、七五・・・とカーブの番号が小さく なっていきます。横川駅まで、まだたくさんカーブがあるということです。

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 そして突然、視界が開け、目の前に巨大な橋が現れました。見たい と思っていたメガネ橋でした。赤いレンガで造られたメガネ橋は、紅 葉した木々の間に堂々と聳えていました。想像していた通りの風景に 満足顔の旅人でした。

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 橋の上まで行けるというので、行ってみることにしました。橋の 上に立って驚いたのは、今では、橋もそしてトンネルも、遊歩道になっていて、横川からここまでは、ずっと線路道を歩いてくることが できるのだそうです。東京からのウオーカーで休日は満員になるそうです。廃線になった線路道が、こういう形で復活を遂げているこ とは素晴らしいことです。



[ 2012/10/03 06:23 ] ふらり きままに | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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