群馬・栃木県の旅
その3 鬼怒川・塩原温泉 午後は、日光からさらに北を目差して走ることにしました。このま ま北に向って走り続ければ、会津若松へ行き着くことが分かりました。雨足が強くなり、視界があまりない中でのドライブになりました。鬼 怒川温泉という案内板が見え、やがてごつごつした岩が並ぶ川淵に大きな温泉街が続いています。そこが鬼怒川温泉でした。

しばらく走った所で有料道路に入りました。日塩もみじラインと呼 ばれる紅葉が大変美しいドライブコースでした。雨が激しく、美しい紅葉もはっきり見ることができなかったのが残念でした。途中のドラ イブインに大きなダイコンが並んでいました。長さが一メートル近くあり、太さも並外れていました。この地方特産の塩原高原大根と表示 がありました。「この大根は、甘くて美味しいですよ。おでんとか煮物に最適です。おみやげにどうですか」と店のおばさんが勧めてくれま した。三本で三五〇円と値段も格安の買い物だと思いましたが、旅人の旅はまだ始まったばかり。お土産にまだ早すぎたようです。

その日は、「塩原温泉の道の駅」で宿泊することにしました。道の駅の近 くに「もみじ谷の大吊り橋」があるという。雨も小降りになっていたので出かけることにしました。ダム湖に、鉄製の近代的な大きな橋が架かってい ました。吊り橋だというのですが、実感が湧きません。橋が近代的過ぎるのでしょう。しかも一回歩くと料金が三〇〇円とは、かなり割高の吊り橋だと思いました。その後、日帰り温泉にも入り、夕食は地元産のクリ茸をたっぷり 使ってうどんを作りました。美味しい夕食でした。