水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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初冬の北陸路・山陰路 放浪の旅 11

山陰路の旅

11月27日(木) 長門~下関


 いつもの時刻に目が覚める。今日は旅の最終日である。残念ながら雨が降っている。今日は1日このような天候らしい。朝風呂に行く。広い風呂にはもちろん誰もいない。こんなに朝早くから、ごそごそ起きているのは、旅人くらいのものだ。髪を洗い、髭を剃り、気分もさっぱりした所で、部屋へ戻る。

 だんだん空が明るくなり、海岸がはっきり見えて来た。白い波が浜辺に打ち寄せ、遠くの白い橋が雨に霞んでいた。広い庭園のあるホテルに改めて驚いた。不況の世の中なのに、よく経営が成り立っているものだ。ひょっとしたら、経営は火の車なのかも知れない。

 朝食の時刻になり、レストランへ出掛ける。和食を注文した。アジの干物、卵焼き、納豆、漬物、味噌汁、湯豆腐などたくさんの料理が並んでいた。食事を終わり、荷物を整理してフロントへ行く。請求された料金は、1泊2食で17955円だった。「ホテル西長門リゾート」は、本当に豪華なホテルだった。

 激しい雨が降り続く道を、下関へ向かって走っている。道路に「制限時速50km」という標識が見えるようになって来た。車の流れも遅くなり、信号機が増え、道は広くなり、大都市に向かって走っているようだ。

 やかで、「下関」という標識がなくなり、「門司」という標識が見えるようになった。下関の市街地へ入ったのだ。そして、車の大渋滞に巻き込まれながらも、「下関駅」へ行った。駐車場が見つからず、駅をぐるりと1周回っただけで、再び大渋滞の道へはじき出された。

 次に行ったのは、「下関港」だった。韓国へ向かうフェリーが発着する国際ビルの乗り場へ行った。案内板が、ハングル文字で全て表示されていた。ここは外国だと思った。

 依然、雨は降り続いていた。旅人は、関門海峡が一望できるという「火の山公園展望台」に向かって車を走らせていた。ところが、もうすぐ展望台だという所で、関門海峡を渡る本線に入ってしまったのだ。もう引き帰すことはできなかった。知らない土地で、道路標識だけを頼りに走り続けているから、こういう間違いはよくあることなのだが、このまま走り続けるしかなかった。そして、ついに関門海峡を渡ることになってしまったのだ。旅の終わりは、本当にあっけない形でやって来た。北陸路・山陰路の旅は、こうして終了したのだった。(完)


[ 2012/12/07 06:35 ] ふらり きままに | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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