水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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゛神通峡かいわいの昔ばなし  その14  赤池の大蛇  富山市東猪谷

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その14  赤池の大蛇  富山市東猪谷

むかし、むかし、そのまた むかし。おおかわの おくの ほうに ちいさな むらが あって、 ひとびとは かわで さかなを とったり、 やまの はたけで やさいを つくったりして なかよく へいわに くらして おりました。
むらの はずれに ごぜんやま という おおきな やまが あって、 その やまには やまを まもっている きこりの せんにんが すんでいる といわれ、 むらの 
ひとたちは やまを とても たいせつにして ちかづきませんでした。
その ごせんやまの なかほどに うつくしく すきとおった ぬまが あって、「ぬまは そこなしぬまで だいじゃが すんでいる」 といわれ、むらの ひとびとから おそれられて おりました。だけど まだ だーれも だいじゃを みた ものが おりませんでした。
その いけで きこりせんにんは いつも かおを あらったり、 たべものを あらったり していました。
ところが その いけの まんなか ぐらいの ところで、 ときどき あかーい ちの かたまりのようなものが うかんでいるのです。
「なんだろー?」 でも、 きこりせんにんは あまり きにしたことが ありませんでした。
ところが、 ある あさのこと、きこりせんにんが いつもより すこし はやく いけへ かおを あらいに いくと、 
ズルルルル・・・・ゾゾゾゾゾ・・・・ 
ズルルルル・・・・ゾゾゾゾゾ・・・・
いけの すぐ そばから、 ぶきみな おとが きこえてきます。
「なんじゃ? あれは?」
きこりせんにんは ふしぎに おもって、こかげに かくれました。
しばらくして そおーっと のぞくと、
な・な・な・な・な・・・・「なに?!」
なんと いままでに みたことも ない おおきな だいじゃが、 しかを くちに くわえ、 のみこんで しまおうと している ところでした。
「ウアア!!」きこりせんにんが びっくりした はずみに、 おもわず こえが もれました。
だいじゃは ギラリ!!と めを ひからせて、きこりせんにんの ほうに ふりむきました。かおも ぬまも ちに そまって いました。 それは、それは、みにくく、おそろしい すがたでした。すると、にわかに、 くろくもが わき、ピカ!!ピカ!!ピカ!! ゴロロロローン!! ゴンゴロロゴロゴロゴーン
とつぜん てんを やぶるような ひかりと かみなりが なり、もりも はやしも まっくらに なりました。
だいじゃは ちだらけの みにくい すがたを みられ、すがたを かくそうと、 あれくるいました。
おおあめが、 みっか みばん、 ふりつづきました。
やがて、その おおあめで、 ぬまの みずが あふれだし、あふれでた みずと いっしょに、 だいじゃは くちから ひを ふきながら、みにくい すがたを かくして、 さわだんの やまはだを えぐりながら、おおかわに むかって、 いっきに くだり はじめました。
いわを くだき、 もりや きを なぎたおし、その おとは、
ガラ ガラ ガラ ガラ ガラ ・・・・
ドドド!!ドドド!!ドドドーン!!
ガ・ガ・ガ・ガ・・・・ガガガガーン
あっちの やま、 こっちの やまと ひびきわたりました。
だいじゃは あれくるいながら、おおかわに むかったのですが、さすがの だいじゃも つかれて しまい、ゆきさきを かえて、つつみを つくり、その なかに すがたを かくしました。
に、さんにち たってから、しずまったように みえた やまはだが、ふたたび ゆれうごき、 つつみに ひそんでいた だいじゃが、ふたたび、 あらしを よんで、たにを ふかく けずりながら、すさまじい いきおいで、 いわや やまの きぎと ともに、おおかわに くだり、すがたが みえなくなりました。
やがて、 あらしが しずまり、 ひがしの そらから あかるくなり、おひさまも でて、 こぜんやまにも むらにも、もとの しずけさが もどりました とさ。


これは、赤池にまつわるお話です。現在でも「赤池の沼のふちに出る竹の子(スス竹)取りに気をとられて、一生懸命になって取っていると、底なし沼に足を取られるから、気を付けるように」と言い伝えられています。 (坂上隆市さんのお話)
民話出展「大沢野下夕南部「野菊の会」紙芝居より
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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