水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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神通峡かいわいの昔ばなし  その25   不切山の神  富山市東猪谷

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その25   不切山の神  富山市東猪谷

昔、大沢野の下夕地区に不切山という山があり、木を切らないので、多くの大木が茂っていた。この村の百姓が、神通川に流れてきた木偶を拾い上げてきたところ、その晩、夢枕にたち、「わしは、山神じゃ。早く山へかえせ」というので、おどろいて不切山のナラの木の祠へおさめてきた。
それから何年もたち、木がますます成長して、木偶をつつみかくしたため、どの木が山神の木かわからなくなった。その頃、ある木こりが一本の大木に斧をうちこむと、真っ赤な血が吹き出したので、驚いた人々が、この山の木を切らなくなったわけである。
ところが、ある年のこと、ひとりの若者が人々のとめるのもきかず、この山から三本の木を切り取った。そのとたん、若者の母の顔がみにくくひきつり、口がゆがんだまま、どうしてもなおらなくなった。若者はいまさらのように、山神のたたりを恐れ、二十一日間お許しの祈りをささげ、満願の日に約束の杉苗を三本植えて帰ると、ふしぎに母の顔がもとの通りになっていたと。        
                                「大沢野ものがたり」
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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