水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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神通峡かいわいの昔ばなし  その56   弁山のいわれ  大沢野町大久保

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その56   弁山のいわれ  大沢野町大久保

いまはその山の跡形もないが、上大久保と中大久保の間は小高い丘であって、その東側に池があり、児童たちの遊びによい所であった。
ある日一人の子守女が主人の幼児を連れて、ここで遊んでいる中に、山犬(狼)が忍び寄って幼児を食べようとした。子守女は気づいて大声で救いを求めたが、付近に人影はなく、といって幼児を棄て去ることも、ともに逃げることもできなかった。子守はとっさに自分の身体で幼児をかばい、自ら山犬の牙にかかって血みどろになった。後ほど、人たちは知って、あわてて助け寄った時には、子守はすでに息が絶えていたが、その腹の下にかぼうていた幼児は、しっかりと守りつづけられていた。
人たちはその子守女のけなげな行をたたえて、この山を「女中山(ベイ山)」といった。いつかなまって「ベン山」となったが、ベイとは、ところでは女の子(主として女中のこと)
をいう方言である。
大沢野町誌
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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