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水彩画で綴る  細入村の気ままな旅人 旅日記

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笠寺観音かいわいの歴史探訪   その35   村上社のクスノキ

クスノキ


その35   村上社のクスノキ   南区楠町

村上社の創立ははっきりしないが、村上天皇を祭った社で境内に大クスノキがあり、楠町という町名はこの大クスノキから来ている。幹周り十・六メートル余、枝張り南北二十メートル余、東西二十二メートル余もあって、数百年の風雪に耐えて作り上げた名木を思わせる。樹齢は千年といわれ、昭和六十二年(1987年)に市の天然記念物に指定された。この大クスノキが鎌倉街道に沿っているところから、昔時は旅人の目標となり、対岸の野並、古鳴海への渡船場であったようだ。
この境内に「万葉集」高市黒人の歌「櫻田へ 鶴(たづ)鳴きわたる 年魚市潟(あゆちがた) 潮干にけらし 鶴(たづ)鳴きわたる」が東京大学名誉教授久松潜一氏揮毫、南区郷土文化会久野園吉氏の手により建立されている。
なお、境内から平安時代の須恵器、鎌倉期の山茶碗等を採集しているので、この時代から人々が住んでいた場所のようである。
「南区の歴史探訪」
「Web ― minami」
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プロフィール

細入村の気ままな旅人

Author:細入村の気ままな旅人
富山市(旧細入村)在住。
全国あちこち旅をしながら、水彩画を描いている。
旅人の水彩画は、楡原郵便局・天湖森・猪谷駅前の森下友蜂堂・名古屋市南区「笠寺観音商店街」に常設展示している。
2008年から2012年まで、とやまシティFM「ふらり気ままに」で、旅人の旅日記を紹介した。

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